ホームページのチューニングは当たり前です
公開後にユーザーに合わせて最適のセッティングを見つけ出す
F1マシンがサーキット毎にセッティングを詰めて行くのと同じです
ホームページは制作に入る前にターゲット顧客を想定して、競合分析を行い、自社の強みも勘案して、サイト制作します。しかし、想定はあくまで想定でしかありません。事前にペライチなどで、ターゲットユーザーと掲載予定のコンテンツが合っているのか、確認する方法もあります。
それでも、実際にホームページを公開すると、想定と違うユーザーの動きがあります。この想定と違うユーザーの動きに対して対処して行くのは、ホームページを運営するのであれば当然の作業です。
これは、F1マシンがそれぞれのサーキットに合わせて決勝に向けてマシンをセッティングして行くのと、同じです。F1マシンはその年のレギュレーションに合わせて、転戦するサーキットに最適のマシンを設計します。そして、ドライバーはシミュレーターでサーキットを事前に体験し、エンジンのマッピングなども行いますが、実際にサーキットを走ってみないと分からないことがたくさんあります。
シャーシやエンジンの基本設計で勝敗が付いてしまっている場合もありますが、サーキットに行ってからのセッティングで勝敗を決定付けることもあります。
想定と違う部分を詰めて行くのがサイトの改善です
ホームページを公開しGoogle・AnalyticsやSearch Consoleのデータを見ると、想定とは違うことがたくさん出てきます。ターゲットキーワードでの検索順位やCTR、直帰率や滞在時間、ページビュー、コンバージョンなど、確認する項目はたくさんあります。
それぞれの項目について、原因を考え、対策を実施して、結果を検証して、さらに目標との差について原因を考え・・・・とPDCAサイクルを回しながらホームページの改善を行って行きます。
改善を積み重ねてホームページが育って行くのはとても楽しいことで、やりがいのあることです。ホームページが納品されたら、それで完了とは考えずに、データを見ながら改善を続けて行って下さい。改善を制作会社に依頼するのも方法ですが、WEB担当者がコンテンツの追加と共に改善作業や内部対策も行うのが、一番良い方法だと思います。
清水 康次
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