本格的にSEOをするにはペライチは高すぎる
目次
手軽にホームページを作成できるペライチ
手軽にページ数の少ないホームページを簡単に作成出来る機能が提供されているペライチですが、自社のホームページを補完するような告知やランディングページのような使い方をするには良いと思いますが、メインサイトとして使うにはランニングコストが高すぎて使えないと思います。
検索結果に表示する場合はある程度のサイトボリュームが必要です。しかし、ページ数を増やして、情報を増やすと、それに伴って利用料金が上がります。検索結果の上位に表示させてSEOに強いサイトにするには、コストが高いサイトになってしまいます。
ビジネスプランが3,278円/月
ビジネスプランが月3,278円で20ページまで作成可能で独自ドメインの設定も出来ますが、ビジネスとして本格的にSEOをしようと考えると、20ページでは少な過ぎます。通常SEOを行う場合、1ページ1キーワードでコンテンツを作成します。
20ページまでしか使えないとなると最大でも20キーワードまでしか対策が出来ません。さらにサイト全体で20ページしか無いと、内部リンクのSEO効果も十分に発揮出来ないので、ビッグキーワードを狙うことは不可能です。ビッグキーワードでSEOを行っても順位が上がることは無いと思います。
20ページでロングテールキーワードのみを狙って20キーワードしか集客出来ないとなると、ペライチで得られるコンバージョンはとても少なくなります。これに月額3,278円は高すぎます。
さらに上限を超えて1ページ追加する毎に月額330円(税込み)が加算されます。
WordPressなら初期コストはあってもランニングコストは千円前後
WordPressでサイトを作成すると、初期の制作費はかかりますが、ランニングコストはサーバーのレンタル料だけになるので、月間数百円で済みます。その上、ページの追加はほぼ無制限に出来ます。無料テーマを使えば、多少知識のある人ならWordPressの設定から作成まで自分ですることも可能です。
ペライチのビジネスプランが3,278円で1ページ増えるごとに月164円かかるのに対して、WordPressで無制限にページを増やして行けば限りなく0円に近付きます。
上の表のようにwpXでWordPressでページを作った場合、ページがどれだけ増えても料金は加算されませんが、ペライチの場合、20ページから1ページ増える毎に料金が加算されるので、とても割高になります。ドメインの取得が同じだとしても、ページを増やす毎に料金が加算されるのは大きな負担です。本格的にSEOを行おうとする場合、ページ数は30ページ程度では全く足りず最低でも100ページ以上は必要です。そうなると、ページが増える毎に料金が加算されるのはとても大きな負担になり、ユーザーにとって価値ある情報をどんどん追加することが出来なくなります。
独自ドメインでコーポレートサイトを開設することを検討している人もいると思いますが、将来的にサイトを育てて行く前提では、ペライチはデメリットしかありません。
SEOではある程度サイトボリュームが大きいことも重要なので、ペライチのような小さいサイトをターゲットにしているサービスは全く適しません。初心者が気軽にペライチを使うことはあると思いますが、ランニングコストがとても高いことを認識して、サイトを育てて、大きな集客を目指すのなら、サーバーを借りて、WordPressを利用することの方がメリットが多いです。
ページを無制限に増やせると多様なキーワードで集客が可能
ページを無制限に増やせると、多様なキーワードで集客出来るようになり、非常に多くのキーワードで多くのアクセスを集めることが可能になります。そして、サイトテーマで統一された分厚いコンテンツを持っているサイトはGoogleからも評価されるので、大きなSEO効果を発揮します。
そして、サイトボリュームが大きくなるとビッグキーワードでも集客出来るようになり、非常に多くのアクセスを獲得出来るようになります。
ペライチはランディングページを作るツール
ペライチは1ページで完結するランディングページを作るツールであって、コーポレートサイトを作るツールではありません。ランディングページはSEOを目的にはせず、広告からの着地ページとして作成するもので、ランディングページを作成するのであれば、ペライチなら無料で作成出来るのでメリットがあります。ただ、独自ドメインが使える有料のプランになると、毎月1,078円かかりますので、非常に高いサイトになってしまうので、おすすめ出来ません。
ペライチをコーポレートサイトにしてはいけない
ペライチのビジネスプランだと、独自ドメインの運用も可能なので、コーポレートサイトをペライチで作ることを考える人もいると思いますが、ペライチで作成すると、ページの制限が足枷になって、十分な集客が出来ず、ホームページの目的を十分に達成出来ません。
本格的にSEOを行おうとするとページ数は数百ページになります。20ページで上位表示は出来ません。SEOを考えない、会社案内程度のコーポレートサイトであっても、ランニングコストが高過ぎます。
ペライチの限界を感じて、WordPressに移転する場合、ペライチのページが多くなれば成る程大きな手間が掛かり、コストも高くなります。
ペライチは本格的にSEOをしようとすると、コストがかかり過ぎて実用的ではありません。サービス自体がSEOに有利かどうかの問題の前にコストがかかり過ぎです。
ペライチはそのサービスの名前の通り、チラシのような使い方に徹することです。
清水 康次
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