サジェストとは?サジェストの基本とSEOへの活用方法を紹介します

2022年10月12日

日々多くの人が様々な言葉を検索する中で役立つ「サジェスト」機能。この機能は検索はもちろん、ホームページのコンテンツ制作において戦略を立てたり、トレンドを確認・発信する際にもメリットが多く活用しない手はありません。

そこで今回の記事では、サジェストに関する基本の知識と理解を深めていただけるよう簡単に解説いたします。高品質なサイト運用に向けて参考にしていただければ幸いです。

サジェストどはどういう意味?

「サジェスト」とは何か。その意味を調べると”提案する””示唆する”と出てきますが、インターネット用語としてのサジェストとは、キーワードを検索エンジンの検索窓に入力した際に表示される検索「候補」のことを指します。

例えば、「北海道 ラーメン」というキーワードを入力すると「北海道 ラーメン ランキング」「北海道 ラーメン 有名」等の検索候補が下にズラッと表示されます。

この「北海道 ラーメン 〇〇」の〇〇の部分がサジェストキーワードです。

サジェストの効果

このサジェスト機能があることによって、ユーザーは調べたい情報へより具体的に早くたどり着くことができるようになります。

この機能はGoogleだけでなくYahooやAmazon、Youtubeなどさまざまなサイトで使われており、皆さんも一度は目にしたり表示されたサジェストを選んだことがあるのではないでしょうか。

実際に検索ユーザーの全体の約4分の1が表示されるサジェストの中から検索するキーワードを選んでいる、という調査結果が出ており、便利で実用的な機能となっています。

サジェストと関連キーワードの違い

サジェストはよく「関連キーワード」と混同されやすく、同じ意味だと思われている方も多いかと思いますが、実はこの二つは別物です。

比較すると関連キーワードというのは、検索キーワードと関連性の高いキーワードとして使われ、サジェストキーワードは検索ユーザーや他のユーザーが過去に検索したことのあるキーワードも反映されている、という点が最も大きな違いの特徴です。

Googleのサジェスト機能

Googleでは、このサジェスト機能のことを「Googleオートコンプリート」と呼んでいます。(Yahooでは「入力補佐」とも呼ばれます。)

この機能には、検索するキーワードの入力が途中であっても回答を予測変換してくれるという機能もあります。

こちらも皆さん体験されていると思いますが、例えば「ネット」だけ入力した場合、「ネットフリックス」や「ネット速度」といったキーワードが表示されたり、計算式や日付、天気、企業名と株価などを検索窓に入力するだけで、検索結果ページに飛ばずことなく即時回答が表示されるのです。

これはテキストだけでなく画像検索でも使えて、何か画像を検索した時に更に検索に合ったタグが複数表示され、その中から選択することでより求めているものに近い画像を表示させることが可能となります。

このように、Googleオートコンプリートの機能はユーザーの検索をサポートしてくれる頼もしい存在であると言えます。

サジェストキーワードはどのように選定されるのか

Googleが公式に発表している選定基準は、以下の4つ。

・クエリの言語

・クエリが実行される場所

・クエリで注目を集めている関心事

・ユーザーの過去の検索

となっています。これらの基準からGoogleの独自のアルゴリズムによってサジェストキーワードが選定され、表示される仕組みになっているのです。

一つ一つ見ていきましょう。

ユーザーの位置情報や使用している言語

例えば「ランチ」と検索をした場合、サジェストには位置情報に基づいて今ユーザーが居る地域にあるお店の名前や地名のキーワードが多く表示されます。

このように、ユーザーの位置情報や使用している言語によって最適化されたサジェストが表示される可能性が高い為、すぐに目的の情報を得ることが出来るのです。

検索ボリューム

一ヶ月の月間キーワード検索回数のことを検索ボリュームと呼びますが、これもサジェストに大きく影響を与えます。

ユーザーからの検索数が多ければ多いほどそのキーワードは注目や興味を集めている、ニーズの高い人気のキーワードであると判断されるため、サジェストに表示されやすくなります。

以前検索したキーワード

ユーザーが直前や過去に調べたことのあるキーワードもサジェストに表示されます。

これはGoogleが提供しているWebブラウザの「Chrome」が過去に調べたキーワードを記憶しているため。

時間が経って再度検索する可能性を考え、サジェスト表示してくれるのです。

サジェストをSEOやコンテンツ制作へ役立てる

サジェストキーワードは、SEOやコンテンツの制作において非常に役立ちます。

なぜならサジェストで表示されるキーワードは、ここまで説明してきた通り多くのユーザーの検索意図が強く表れた優秀なマーケティングとなっています。

そこでキーワードの選定や新しい記事の作成、リライト(ページの更新)を行う際にサジェストキーワードを効率良く効果的に活用することが出来るのです。

また、Googleで表示されるサジェストキーワードにはロングテールも含まれるため、尚更役立ちます。

サジェストキーワードの分析に使えるツールには、有料のものはもちろん無料ツールもたくさんありますので、試してみるのもおすすめです。

サジェスト汚染と削除方法

「サジェスト汚染」とは、検索キーワードに対しネガティブなワードがサジェスト表示されることです。

これらは事実かどうかに関わらず表示されてしまうため人に誤った認識をされてしまう可能性があり、悪いイメージがどんどん広がってしまう恐れがあります。

そのため、会社の名や自社の商品などにこのようなサジェストがされてしまうと大きなダメージになりかねません。

この対処法の一つは、サジェストキーワードの削除申請を行うこと。

オートコンプリートポリシーに反していると考えられる場合、Googleに削除依頼をすることが可能です。

依頼の方法は表示されたサジェストの右下に「不適切な検索候補の報告」という文字が表示されているので、そこから報告し申請します。もしくはGoogleの「法律に基づく削除に関する他の問題を報告する」というフォームから申請する方法もあります。

ただしGoogleに削除の義務はないため、どちらにしても完全に削除することは困難であり申請したからといって削除が保証されるわけでもありません。

削除されない場合にはサジェスト汚染の対応に特化した専門家や業者に相談することも一つの手です。常に状況をチェックし、良いイメージを与えるようなサジェストキーワードが表示される内容の記事やコンテンツを作成することも重要です。

まとめ:SEOならSEO専門のプロへお任せ

以上のようなサジェストキーワードを有効に活用するために、SEO専門の会社を使うこともおすすめです。

というのもSEOや運営に関する情報は2022年現在も常に変化しており、その流れに沿って対処や更新を行う必要がありますが、自分たちだけでは人手や時間が足りない等といった理由で放置してしまうと、せっかくホームページを制作しても上位表示されない為にクリックしてもらえずアクセスが伸びなかったり、問合せや集客につなげることができません。

SEOに関しては本やセミナー等、自分たちで勉強する方法もありますが、SEO専門の会社に依頼し知識と技術を持った者が担当することでより効率よく効果も高いサイトやコンテンツ作りが実現します。

富山県を拠点に全国の企業のサイトのアクセスを大幅に改善した実績と事例を持つ当社では、プロの目線から品質の調査や分析を行い、現状を正しく把握した上で最適な対処を実行、問題や課題を解決するよう最大限の支援を行っています。

初回のご相談には無料で回答させていただくサービスを実施中ですので、これを機会にお気軽にメールにてお問合せいただければ幸いです。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。

SEOとは?

Posted by 清水 康次