SEOの決め手となる質と量で他社を圧倒的に凌駕するコンテンツとは?

2024年7月12日

長文コンテンツのSEOは確実に効果がありました

2018年の時点では、質、量ともに充実した長文SEO(検索エンジン最適化)は確実に効果があります。ただ、ユーザーが極端な長文を求めいてるかは疑問もあります。今後Googleがページを評価する上で長文をどう判断するかは分かりませんが、今までは、長文はSEOに効果があり検索結果の上位に表示される可能性が高い状態でした。

ユーザーの疑問に対して詳しい説明を掲載することはユーザーファーストでとても重要なことです。10000文字もの長文を書く必然性があって作成されるものであれば良いですが、ユーザーのことよりもSEOの効果を考えてGoogleの評価を上げ、検索順位の上位表示を目的に記事を作成されていると判断されるような意味のない長文コンテンツは、今後評価が下がる傾向はあります。

長文SEOもあくまでも検索エンジンでは無く、ユーザーに対して必要な情報を伝えることを最優先にして取り組むことが重要です。現在は、長文SEOの効果はありますが、1ページの長文よりもサイト全体として十分なコンテンツを掲載して、サイト全体として評価を高めるように1ページ1ページの内容を考えることは、マーケティングとしても重要なポイントです。

Googleは現在RankBrainと言うaiを搭載したアルゴリズムを採用しており、文章の内容を理解するようになりました。このaiは機械学習機能を持っており、検索キーワードと関連の高いページを上位に表示するようになり、検索結果の実行とユーザーの行動からキーワードとの関連性を学習して、さらに今後精度が向上して行くと思います。

※長文コンテンツの効果は2020年5月4日のコアアルゴリズムアップデートで効果は薄らいで来ています。

長文であることがSEOに有利な訳では無い

最近は、SNS利用者の増加やショート動画の利用者の増加や動画を倍速再生するなど、タイパを重視するユーザーが増加しています。

このような傾向から、Googleも無駄に長文になっているコンテンツをあまり評価しない傾向になっています。

ユーザーは疑問に感がていることの回答を探しているので、端的に回答を記載したページが評価されるようになっています。

長文を読んでも、結局何を言っているのか分からないようなコンテンツや、あまりに多くの選択肢が示されていて、自分はどうすれば良いのか迷ってしまうようなコンテンツは評価されない傾向になっています。

自分が検索する時にどんなページを求めていますか?

自分が検索して情報を探している時に、どんなページを求めているか想像してみましょう。自分が感じている疑問や悩みに対して、納得行く回答が具体的に掲載されているページを求めていると思います。そして、上位に表示されているページが問題解決に繋がるページであることが多いから、Googleを使い続けるので、Googleが適切なページを上位に表示してくれなければ、Googleを使うメリットは無くなり、多くのユーザーはBingを利用するようになるでしょう。

つまり、ユーザーの疑問や課題を把握し、その質問に対する最適な回答を掲載すれば、ユーザーにとってもメリットがあり、検索結果の上位に表示されると言うことです。検索するユーザーの気持ちになってコンテンツを作成することがこれからSEOを実施しようとする人は意識する必要があります。コンテンツを読んだユーザーが何か意思決定できるようなコンテンツを届けることが理想です。

ユーザーが本当に必要としている情報をコンテンツとして徹底して公開を続けることです。

広告はお金を支払い続けないといけません

WEBマーケティングには、WEB広告やSNSマーケティング、SEOなどがありますが、広告で集客するには、常にお金を支払い続け、費用の負担をし続けなければいけません。支払いを止めると、とたんにアクセスが大きく減り、集客が出来なくなります。PPC広告などのサービスを利用しても、コンバージョンを得るためにかかるコストはとても大きくなり、原価がとても安いとか、販売単価がすごく高い商品じゃないと、採算を合わせるのが難しい状態になります。採算が合わないからと、入札単価を安く設定すると、表示回数が少なくなり、望んでいるようなアクセスが得られないなどの問題も発生します。

これに対して、コンテンツは一度、良質なコンテンツを作って上位に表示されると、Googleのコアアルゴリズムのアップデートなどで劇的なランキング評価の変化が無い限り、上位を維持出来ます。ある程度の検索ボリュームのあるキーワードで上位に表示出来れば、安定したアクセスを長期にキープ出来ます。

Googleのアルゴリズムのアップデートで順位が下がった場合は、上位ページで評価されているコンテンツを分析して、リライトすれば再度上位に表示することが可能です。

商品カタログ程度のコンテンツで他社に勝つことはありえません

例えば、ここに地域のグルメガイドのフリーペーパーが2種類あったとします。どちらか一方だけ持ち帰って良いとしたら、あなたはどちらを持って帰りますか?

1、簡単な説明だけ記載された総ページ数10ページのグルメガイド。

2、とても詳細な情報まで記載されていて、実際の味や調理している様子やお店の雰囲気が十分伝わる総ページ数100ページのグルメガイド。

持って帰る時の重量の負担を考慮しないのであれば、ほぼ全ての人が2を選ぶと思います。そして、2のフリーペーパーが定期的に更新されて発刊されて情報発信を続けていれば、利用するユーザーはどんどん増えて行くはずです。これはホームページでも同じことで、とても詳しい解説が多くのページに渡って記載されているホームページをユーザーもGoogleも評価します。

SEOで競合他社よりもターゲットキーワードで上位に表示したければ、競合他社よりもコンテンツの質も量も圧倒的に上回ることです

Googleはただページ数が多いだけでは評価しませんが、良質なコンテンツで構成されてページ数の多いホームページは高く評価します。競合他社を圧倒的に凌駕できるコンテンツの質と量を確保するために、良質なオリジナルコンテンツを継続して公開し増やし続ける強いサイトにすることがSEOの基本です。

良質なコンテンツと言うのは、ユーザーが商品やサービスに対して漠然と感じている問題や不満に対する明快な回答を出来る限り具体的に詳細に紹介することです。その情報は自社で取り扱っている商品のプロでなければ分からないような深い情報で、一般の人が読むと驚いたり感動したりするような情報です。ユーザーはそのコンテンツを読み、疑問が解消すると、WEBマスターの高い専門性に信頼を持ち、ファンになってくれるのです。

そのためには、ユーザーが検索窓に入れるキーワードがどんな意図で、どんな解決策を求めているのかを考え、検索意図に合うコンテンツを十分な量の文字数で掲載を行うことも大切です。

このような情報を多数公開するには、ホームページ制作会社に依頼した時点で十分な情報を掲載する事は出来ません。ホームページ納品後にWEB担当者がどんどん公開して行く必要があります。ユーザーにとって価値ある情報を提供することがwebサイト運営の成果に繋がるのです。

Googleのアルゴリズムもユーザーの検索意図に合ったページを上位に表示するように常に改善を続けています。検索意図とは、検索しているユーザーが、どんな状況で何を解決したいのか?を知ることです。

検索順位は相対順位なので、ユーザーにとって有益な情報を競合の平均を超える、圧倒的な質と量を掲載することを実践すれば、必ず上位に表示されます。逆に競合他社に比べて質の低いコンテンツしか記載されていないと、競合他社の順位以下の結果しか得られません。

圧倒的な質と量のコンテンツでSEOの効果を高める

社内にあるコンテンツを見つけ出す

コンテンツの掲載を始めようと思っても、コンテンツを継続して公開し続けるのはなかなか大変なことです。最初のうちは、何件かのコンテンツの公開は可能だと思いますが、しばらく公開を続けていると、コンテンツが枯渇してしまいます。

コンテンツを生み出し続ける方法としては、KJ法を利用して、ブレーンストーミングを行い、情報をグルーピングして、コンテンツを見つける方法があります。さらには、マンダラートを使って、正方形のマスを9つ作り、中心に「社内にあるユーザーが嬉しい情報」と書いて、周囲に回答を書き出して行く方法。さらにマインドマップを使ってコンテンツを見つけ出す手法などいろんな手法を活用して下さい。

ブレーンストーミングを行う場合は、関係している人を数人集める必要があるので、企業として、重要な営業ツールを改善するために対応してもらうようにしましょう。

さらに、ユーザーが求めているコンテンツを見つける方法は、NHKで放送されている「チコちゃんに叱られる」でチコちゃんが言う「何で〇〇なの?」を社内で行っている工程や材料について質問してみることです。この質問をすることで、自分が思っている以上に、普段当たり前に行っている仕事の中に、ユーザーの不便や不満を解決する情報が隠れています。ユーーザーの疑問や質問の回答に、例なども含めて詳しくコンテンツを記載することが重要です。

「何で〇〇するの?」の質問を徹底的に続けていくと、コンテンツが書けなくなるようなことにはなりません。

このような質問を始めるようになると、コンテンツを作る初心者でも、今まで見えなかったことが、実際にはユーザーのために行っていることが分かって来ます。社内で行っていることは、それぞれ一つひとつに理由があるのです。

他には、Google・adwordsのキーワードプランナーを使ってユーザーが検索しているキーワードを知り、その中から質問や問題点の解決策を求めているキーワードをチェックして、コンテンツを作り出す方法などがあります。

Googleでキーワードを入れると下に表示されるサジェストキーワードを参考にコンテンツを作成するもの一つの方法です。

また、あるページから内部リンクを設置しようとした際に、リンク先となるページが存在しない場合は、その不足している情報が必要なコンテンツです。リンク先ページが無い場合は、そのコンテンツを記載したページを増やすようにすると、サイト全体のコンテンツが多くなり充実して行きます。

コンテンツを公開し続けるのは大変なことですが、企業活動は全てユーザーに喜んでもらうための活動です。ユーザーファーストで行っている社内の活動はユーザーにとって嬉しい行為なので、会社の内で行っていることは全てコンテンツになるはずです。

ユーザーにとって価値ある情報を定期的に公開するのは、価値あるフリーペーパーを継続して発行するのと同じことです。価値ある情報を継続して公開し続けるとユーザーはホームページに定期的に訪問するようになります。

訪問する度に価値ある情報に触れると、そのホームページをかけがえのないホームページだと感じるようになります。その情報をとても貴重なものと感じて、ホームページを運営している会社に対して、プロとしての高い知識や専門性を感じて信頼するようになります。

プロとしての高い専門性に信頼感を持つようになると、「この商品分野だったらこのプロが勧める商品なら間違いない!」と思うようになり、ファンになります。良質なコンテンツの公開を続ければ続けるほど、ファンが増えて底堅い売り上げを確保出来るようになり、ビジネスとして成立するようになるのです。

検索意図に合ったコンテンツを掲載することがSEOの効果を高めます

検索意図とは、検索キーワードの背景にどんな情報を求めているのか、何を解決したいのか、どんな感情なのかと言うことです。ユーザーは自身が漠然と感じる疑問や問題を解決する情報を探すために検索します。Googleのアルゴリズムは検索意図を理解して、検索意図に合ったページを上位に表示するようにしています。検索意図に合ったコンテンツを多く持っているサイトはGoogleからの評価も向上します。

検索上位を獲得したければ、検索意図に合ったコンテンツを十分な量のテキストで掲載すると効果的です。あくまでもユーザーにとって価値ある情報を掲載することをしっかりと意識して作成するようにしましょう。Googleからの評価に意識が行くと、過剰SEOになってペナルティを受けるようなページになることがあるので、ユーザーファーストの施策を最優先して詳細な情報と他社とは違う明確なコンテンツを発信する作業を続けることをおすすめします。

また、コンテンツを裏打ちする事例の掲載や出典へのリンクの設置なども情報の信頼性と言う点でも重要です。さらにコンテンツを補足する画像や動画などのメディアの掲載もユーザーファーストで行いましょう。

ただ、最低限のSEOとして、タイトルタグに選定したターゲットキーワードを追加することは必要です。タイトルに検索でヒットしてほしい言葉を含めることで、疑問を解決を求めるユーザーに役立つ情報があることを伝えることが出来ます。

上位サイトで共通して使われている共起語を参考にコンテンツを作成する

共起語と言うのは、特定のキーワードと同時に使われる単語です。共起語を調べて共起語を含めたコンテンツを作成すると、検索意図を反映したページになります。

共起語ツールなどの無料の機能を使って調査すれば、簡単に調べることが出来ます。一人で考えてコンテンツを作成するとどうしてもキーワードが偏ってしまい、無意識では共起語をバランス良く使うことが出来ません。

共起語ツールを使って、共起語をバランス良く 網羅して、検索意図に合った文章を制作しましょう

また、上位ページで共通して使用されているキーワードを記載することも検索結果を上位表示するためには有効です。上位のサイトを確認して、それらのサイトが共通して使用しているキーワードを分析して、自社のサイトにも記載するようにすれば、上位に表示されやすくなります。ただ、上位のページの類似コンテンツにならないように、自社の特徴をしっかりと表現して、上位ページとの違いを出して発信することがコンテンツの作り方の基礎です。

Googleは上位に表示するページが同じコンテンツにならないようにアルゴリズムを調整しています。ユーザーの疑問に対する回答は必ずしも一つでは無く、複数の種類のページを表示することを重視しています。ユーザーの検索意図に対して、独自の視点で具体的なコンテンツを掲載し、ユーザーに興味を持ってもらえる情報にしましょう。

昔、SEOで重要とされていたキーワードの出現率などは気にすることはありません。ユーザーに伝えたいことを自然に記載すれば大丈夫です。

検索意図に合ったコンテンツには自然発生リンクが付いてくる

検索意図にマッチしたユーザーのニーズに合った良質なコンテンツを読んだユーザーは、そのコンテンツに満足し、共感し、ファンになってくれた顧客は、他の人にも紹介したいと思います。それ程充実したコンテンツを大量に長く公開していると、ユーザーが運営しているblogなどから、自然発生リンクが得られるようになります。自然発生リンクは、Googleのランキング評価の非常に重要な要素で、自然発生の外部リンクを多く集めるサイトは、検索上位を実現しやすくなり、サイト運営を成功に導くことが出来ます。自然発生リンクは被リンクとも言われ、コンテンツと並んでSEOの2大要素で、この2つが検索結果に大きな影響があります。

ユーザーにとって価値あるコンテンツは自然発生リンクを生むメリットがありますので、ユーザーの視点に立ったコンテンツの掲載を継続して運用を続けましょう。ユーザーがブログからのリンクを決定してくれるようなコンテンツが掲載出来る仕組みが作れるようになれば、webマーケティングは順調に進むようになります。

まとめ

疑問や質問を持っているユーザーに向けて、詳しい説明や解説を記載することは、Googleの性能の向上に伴って良質なコンテンツの掲載の重要性は益々高まっていて、SEOにとても有効です。競合他社を質と量で圧倒的に凌駕するコンテンツを掲載し、情報発信を続けることがSEOの決め手です。 他社を圧倒できるコンテンツを作ることができれば、自然発生リンクも付いて来ると言う手順で、SEOが強化されます。コンテンツと自然発生リンクの獲得はSEOの王道で、検索順位を上げる効果があり、検索流入が増え、アクセスの増加が期待出来ます。

良質なコンテンツの掲載でアクセスを獲得する成功事例が1つ出来れば、後は同じようにユーザーの検索意図に合うコンテンツを掲載して行けば、そのページがGoogleにインデックスされて、狙ったキーワードで望んでいるユーザーを時間をかけて獲得できるようになり、サイト全体のコンテンツの質が高まり、それが評価されれば、アクセス数は二字曲線で上昇します。コンテンツは短期間に大量に掲載出来る程簡単なものではありません。じっくりと落ち着いて、段階を踏んで一つ一つ増やして行きましょう。

SEOは何が何でも1位を獲得するものでは無く、様々なキーワードで多様なユーザーを獲得して、潜在顧客も含めて将来の顧客になってもらえるユーザーも獲得するものです。ひとつのキーワードに固執せずに、多様なキーワードで上位を獲得できるようにコンテンツの掲載を行って下さい。ただ、コンテンツは上位に表示されているページと同様の内容を記載しても、Googleは同じ情報を上位には表示しません。上位に表示されているページはそれぞれ違う情報が記載されていて、上位に表示されるためには、それらのページと差別化した情報が必要です。上位サイトと差別化するには、自然に上位のサイトで記載されているコンテンツを調査してから、コンテンツの作成にとりかかるのも良いでしょう。

とてもデザインにこだわった美しいサイトを見かけることもありますが、画像の美しさを追求したことで、発信している企業もつい満足してしまっていることもありますが、美しい画像がユーザーの疑問や質問の解決にはなりません。ユーザーが問題を解決出来たと言う経験ができるホームページを目指しましょう。

コンテンツの他にSEO上では、タイトルタグや見出しタグにもターゲットキーワードを記載することも忘れないようにししましょう。

競合他社と自社をデータで確認してSEOを始める方法としては、無料のSEOツールを活用して、比較することが有効です。例えば「高評価」と言うツールで競合のページがどんなページになっているのか確認しながら対策を進めるのも有効な手段です。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。