ホームページ公開後の更新や修正は初心者にも出来る簡単で重要な作業です
目次
ホームページの修正は作成方法によって異なる
ホームページの修正は、ホームページがどのように作成されているかによって修正方法は違います。
HTMLを手書きしている場合
HTMLを手書きしてホームページを作成されている場合、HTMLコードを修正するにはHTLMの知識が必要になり、コードを修正するのは難しいと思います。
そのような場合は、ホームページビルダーやDreamweaverなどを使用することで、ビジュアルなイメージでホームページの修正が出来ます。
作成ソフトで、ファイルを開き、修正箇所を編集してファイルを保存して、FTPソフトでサーバーと接続して、ファイルをアップロードしてサーバーのファイルを更新します。
CMSの場合
WordPressやMovable TypeやWixのようなCMSを使っている場合は、管理画面にログインして、修正したいページを見つけて、編集し完了したら保存して公開します。
ホームページはデータで更新ポイントや修正箇所が見つかります
ホームページは納品時点で完成していませんから更新が必要です
ホームページ制作会社でも、ホームページ公開後のユーザーの動線を完全には予想できませんし、どんなキーワードで検索流入があるかも予想できません。また、ほとんどの業者は、納品したらそれで終了で、データを元にホームページの改善を行わない制作会社がほとんどです。制作会社と保守管理契約を締結しても、ページの内容の修正は発注企業からの要請によるものだけで、制作会社がSearch Consoleやヒートマップを使って積極的にホームページの問題点を見つけ出して改善すると言う事はありません。ホームページ制作会社から納品された段階では、デザインやナビゲーションなどは完成していますが、コンテンツは十分でないことがほとんどです。
ホームページをweb制作会社に依頼する時には、どんな文章を記載するか、社内で十分に検討して作成しているので、企業側としては、ホームページは完成していると思っているのが、更新されない主な原因です。情報を公開した側は完成していると思いたい気持ちは分かりますが、記載されている情報が企業目線のものがほとんどで、ユーザー目線でユーザーにとって価値ある情報を発信していることはほとんどありません。完成していると思っているホームページでも、ユーザーの疑問や質問に対する回答が十分に記載されていることはほとんどないのです。また、Googleはユーザーに対して検索窓に入れられるユーザーの質問や疑問に対して、最も良い回答を上位に表示できるように常にアルゴリズムを更新していますので、上位に表示されるページも少しずつ変わって行きます。
ホームページを公開する上で重要なことは、企業側か発信したい情報と、ユーザーが知りたい情報は違うと言うことです。企業は、商品を売り込みたいと思ってホームページを公開しますが、ユーザーは、生活の中で感じる疑問や不満を解決できる情報を探して検索するので、ホームページには、ユーザーの疑問や問題を解決できる情報を期待しているのです。
ホームページを公開してから、Search consoleの検索アナリティクスなどのデータを元に、もう少し改善すればユーザーを獲得できるキーワードを見つけ出して、ページの更新をするのが効果的です。ターゲットキーワードで2ページ目に表示されているキーワードを中心にコンテンツを追加して、更新を続けていくと、順位が上がって行きます。
また、お客様から問い合わせがあるのは、サイトの中を読んでも分からないことをユーザーが問い合わせしてくるものなので、サイトに記載してあるのに問い合わせがある場合は、その解答に対して分かりやすいリンクを設置するなどの対策を行いましょう。サイトに記載されていないことを問い合わせされる場合は、その解答がサイトに不足していると言うことなので、サイトに追加するようにしましょう。お客様からのお問合せはサイトを改善するヒントを含んでいますので、問い合わせ内容は十分に確認しましょう。
ホームページの更新は、WordPressなどのCMSの利用が当たり前になると、初心者でも、業者に費用を支払ってすることは無く、htmlの知識が無くても、ブログ感覚で、自社でほとんどの情報の変更や更新が可能になるメリットがあります。今はほとんどありませんが、作り方が、ベタのhtmlでホームページを作成すると、ホームページの更新に詳しい社員がいないと、自社で更新するのは難しいので、更新の度に業者に費用を払って依頼することになります。WordPressなどのCMSで作ると、更新がとても簡単になり、自分で簡単に、しかも無料で更新出来るようになるので、更新の度に業者に依頼することは無くなります。
ホームページを公開したらすぐに目標が達成出来る事はほとんどありません。Googleが検索順位を決定する要素であるアルゴリズムは200以上あると言われており、Googleの社員でも、検索エンジンでなぜその順位なのか説明が出来ないほどになっています。ターゲットキーワードで予想していた順位に表示されることはほとんどなく、公開後に問題点を把握して、改善を積み重ねることで徐々に目標に近付いて行くのです。ホームページは改善する項目は全てデータで把握できますので、対策が有効だったかどうかも把握できます。
地道に地道に改善作業を続けて行くことでPDCAの管理サイクルが回り時間の経過とともにホームページはどんどん良くなります。
公開してから得られるデータを元に改善することが大切です。
WordPressのホームページを更新する方法
WordPressでホームページを作成した場合、ホームページ制作会社からログインするためのユーザー名とパスワードとログインURLが知らされていると思います。ログインURLにユーザー名とパスワードを入力してログインすると、管理画面が表示されます。
ユーザー権限として、管理者権限が付与されている場合は、全ての操作が可能ですが、一般的には管理者権限は制作会社が持っていて、納入先の企業に対しては、編集者や投稿者の権限になっていると思います。
管理画面の更新したいページ(固定ページか投稿ページ)の一覧の中から更新するページを選んで、編集をクリックすると、ページの更新が可能になります。
多くの制作会社では、トップページが固定ページから編集できないことがあります。その場合は、外観→カスタマイズで編集できる場合や、外観→テーマエディターの中のphpファイルを編集する必要がある場合もあります。テーマエディターの編集の場合は、かなり専門的な知識が必要かも知れません。その場合は、制作会社に修正を依頼した方が良いかも知れません。この他にはFTPでサーバーに接続してhome.phpをダウンロードして修正後に再度サーバーにアップロードする必要がある場合もあります。home.phpをダウンロードする場合は、テキストエディタでファイルを開くようにしましょう。
WordPressのダッシュボードから編集する場合、テキストを追加する場合は、そのまま追加したい部分にカーソルを持っていってテキストを追加すれば問題ありません。リンクを追加する場合は、リンクを挿入するテキストをドラッグして選択して、編集しているブロックの上に表示されている鎖のアイコンをクリックしてリンク先のURLを貼り付けて適用の矢印をクリックすればリンクが挿入できます。
画像を挿入する場合は、画像を挿入する上のブロックでEnterを押して新たなブロックの右側に表示される画像の追加をクリックしてアップロード→ファイルを選択→開くで画像が挿入されます。
見出しを挿入する場合は、見出しを挿入する上のブロックでEnterを押して新たなブロックの右側に表示されるH(見出しの追加)をクリックしてH2~H4の見出しを選択してテキストを記載します。
WordPressの基本操作は以上です。管理者権限で、テーマエディターの中に記載されている内容を変更しない限り大きなトラブルにはなりませんので、安心して更新作業をされれば良いと思います。
現在では、WordPressなどのCMSでホームページを作成するのが主流で、ホームページ作成ソフトを利用してページを修正してFTPソフトでサーバーへアップロードして最新の情報に更新することはほとんど無いと思います。
FTPでホームページを更新する方法
FTPを利用してホームページを更新するのはWordPressを利用して更新するのと異なりWordPressに比べるとかなり難易度が上がります。
サーバーに接続する情報が必要になります。ホスト名、ユーザー名、パスワードを制作会社から教えてもらう必要があります。
この情報をFFFTPをダウンロードして、パソコンにインストールして上記の情報を新規ホストを開いてサーバー名やパスワード記載します。記載が完了したら、接続をクリックしてサーバーと接続して、更新するファイルをパソコンにダウンロードします。
ダウンロードしたファイルをDreamweaverやホームページビルダーなどのホームページ編集ソフトで修正します。
修正したファイルを再びFFFTPでサーバーに接続してファイルがあったサーバーのディレクトリにアップロードして完了です。これがFTPを使って行う更新手順です。
WordPressのように管理画面から編集が出来るのとはかなり違って、FTPソフトの設定や更新したファイルのアップロードなど、手間が掛かるのはデメリットで、パソコンに詳しくない人には面倒な作業だと思います。
日々のホームページの更新、情報の追加は運営企業の重要な作業です
ホームページ公開後に新しいコンテンツを追加する作業は、基本的にホームページを運営している企業側で対応する必要があります。ホームページの更新の度に業者に依頼していると、ホームページを効率的に活用することが出来ないことにもなりますし、ホームページの運営費用も高いものになってしまいます。また、情報の鮮度が重要な場合は、業者に更新を依頼していると、時間がかかって、更新された時にはすでに遅きに失していると言うことにもなりかねません。
このようなことにならないように、自社で更新できる仕組み(WordPressなどのCMS)の導入と、更新出来る担当者を置くことが重要です。
SEOを行う側ではクライアント企業内にあるコンテンツを見つけ出すことは出来ません。コンテンツは企業内で仕事をしている人が見つけ出してホームページに掲載するのが、一番生々しい情報を掲載できるので、ベストです。
公開されているホームページを見て、不足しているコンテンツについて指摘することは可能ですが、企業が公開出来るコンテンツは企業内にあるので、外部の人間には分からないのです。
コンテンツは社内にあるユーザーにとって嬉しい情報なので、制作会社が勝手に作り出すことは出来ません。企業から情報をお聞きしてコンテンツを掲載する方法もありますが、現場で直接仕事をしている人では無いので、現場の生々しい情報では無くなるので、ユーザーの心に届きにくくなってしまいます。
WordPressのようなCMSで制作されたホームページは、ページの更新はBlogを更新する感覚で出来ますので、業者に依頼する必要は無く、初心者でもとてもハードルが低く、簡単に情報を更新することができますので、兼務で良いので、是非WEB担当者を選任して下さい。WordPressで納品されたホームページの更新は業者に依頼する必要はありませんし、更新の度に料金が発生することももちろんありません。
WordPressは万一、操作を間違えて、ページの表示がおかしくなってもバックアッププラグインを入れておけば、復元操作で元の状態に反映されるので、比較的簡単に元に戻せて安心ですし、ページの表示がおかしくなる度に業者に依頼して、費用を請求されることもありません。
情報を発信している企業にとって、自社の商材は専門分野であるため、社内では当たり前と思うような情報は記載されていないことがほとんどです。しかし、一般のユーザーにとっては、理解できないことや、説明が不足しているようなことが良く有ります。説明を捕捉するために画像も必要に応じて追加しましょう。
このような専門家にしか分からない部分を探して、ユーザーにとって分かりやすく、ユーザーが求めている情報の追記をして良質な文章に改善するのが基礎です。
Googleは良質なコンテンツを掲載しているページを評価しますが、良質なコンテンツを大量に掲載しているサイトはドメインそのものを評価するようになります。そして、良質なコンテンツには、リンクが張られる可能性が高くなりますので、良質なリンクが多いサイトは、被リンクの評価も加わって検索上位に表示される可能性が高くなります。
ホームページは業者から納品時点で完成品では無く、公開後にデータを元に修正を行うことと、社内で見つけ出したコンテンツを公開することがとても重要です。実際にホームページが成果を上げている理由はWEB担当者が毎日のようにホームページを更新したり改善したりしているからです。コンテンツが少なく、公開後放ったらかしのホームページが成果を上げることはありません。
更新頻度が高いホームページはまったく更新されないホームページよりもアクセスが多いのが普通です。
ホームページ内に不足しているコンテンツを更新で追加する
サイトに不足しているコンテンツを見つけ出す方法は、すでにあるページから、関連しているページへ積極的に内部リンクを設置しようとすると、それぞれのページに記載されている情報をさらに詳しく説明したページへリンクを張ろうにも、詳しい説明のページが無い場合があります。
内部リンクが必要なのに、リンクが設置出来ないキーワードを確認した場合は、コンテンツを記載したページが無いと言うことです。リンク先としてリンクすべきページの情報が不足しているコンテンツで、そのコンテンツを追加して行けば、サイトボリュームがどんどん大きくなって行きます。このようにサイト内に存在しないコンテンツを作って、良質なコンテンツを大量に抱えた、サイトボリュームの大きいサイトに育てて行くことがSEOの基本です。内部リンクを積極的に設置しようとすると、意外と不足しているコンテンツが多いことが分かると思います。不足しているコンテンツを追加することは、新たなキーワードで集客出来るページが増えると言うことです。このように新たなページでコンテンツの記載を続けると、多様なキーワードでユーザーを獲得出来るようになり、アクセス数は飛躍的に大きくなって行きます。
また、1ページあたりの文字数も多い方がアクセスアップには有利です。ユーザーは自身が解決したい問題があって、解決策を探して検索します。検索して見つけたページに望む情報が記載されていれば、長文であっても最後まで読みます。
ユーザーは長文を読まないと考えるのは、商品やサービスに興味の無いユーザーに情報を送り付けるコマーシャルの考えです。コマーシャルとコンテンツは本質的に違うものです。コマーシャルは商品やサービスに興味の無いユーザーの心に残るようなキャッチーなコピーで短い言葉に凝縮して、心に残るようにする必要があります。それは、商品を購入したいと思った時に心の片隅に残っているコマーシャルを思い出してもらって商品選定の候補に入るようにするためです。コンテンツはユーザーが検索と言う行動で積極的に情報を求めているので、自身の抱えている疑問や問題が解決できるまで、ページを渡り歩きます。それ程情報を渇望しているのです。更新を続けてユーザーが納得できる詳細な情報を記載するようにしましょう。
全く更新されないホームページはユーザーに不安を与えます
最終更新日が2016年になっているホームページを見ると、このHPに記載されている商品やサービスは今でも販売されているのだろうか?と不安になります。ホームページは印刷物と違い、最新の情報をタイムリーに記載することが出来、企業としての活動状況もユーザーに示すことが出来ます。ネットに繋がったパソコンがあれば、簡単にホームページの更新が出来る時代になっているのに、全く更新されずに放置されているホームページはユーザーに不信感を持たれるので、企業イメージを低下させるだけで、公開しているメリットはありません。更新しないホームページなら公開しない方が良いと言うことです。ホームページは常に最新の情報を記載するように更新作業を続けましょう。ユーザーが読んでも明らかに古い情報しか無い場合は、そのサイトはユーザーにとって価値ある情報を記載しているとは言えません。
商品の改良や新商品を開発しない企業は、時代に取り残されて衰退して行きます。ホームページも商品と同様で、常に改良を重ねたり、リニューアルしないと、Googleからもユーザーからも評価されません。
ホームページは企業の姿勢をユーザーに伝えるものなので、古い情報のまま更新されないホームページを運営している企業に対して、信頼感を持たれることはありません。
企業概要や特定商取引に関する表示のようにほとんど更新の必要が無いページもありますが、商品やサービスに関連するコンテンツは常に追記・更新が必要です。ユーザーが探している情報は何かを常に考えて更新を行い、更新されていないページが無いかチェックしましょう
ホームページ更新のまとめ
ホームペシーはweb制作会社から納品された状態で完成品ではありません。
目標としている検索順位に表示させるためには、業者から納品されたホームページに情報を追記して、良質なコンテンツへとブラッシュアップして行かないと、望んだ順位には上がりません。ユーザーが検索窓に入れるキーワードは、ユーザーの疑問や質問などの悩みです。追記するコンテンツはユーザーの疑問や質問に対する回答になる情報を紹介することで、Googleから評価されるコンテンツになり、検索順位が上昇します。
コンテンツの追記をやってもやっても検索順位が上昇しない場合は、ユーザーが求めている回答は何なのかを色んな角度で考えて、コンテンツの追記をするのもおすすめです。
ユーザーが検索エンジンに求めるのは、自分が知りたい情報にすぐにアクセスできることです。なので、Googleはユーザーの検索キーワードに合っていると思うコンテンツを記載しているページを検索結果の上位に表示しようと様々なアルゴリズム更新を行っています。
GoogleのPageRankやパンダアップデート、ペンギンアップデートやRankBrainなどのアルゴリズムはユーザーに有益な情報を検索結果の上位に表示するための手段でしかありません。Googleの目的は、検索するユーザーが満足するページを検索結果の上位に表示することです。なので、ホームページを運営している企業側は、ユーザーが満足する情報を掲載できるようにサイトの更新を続けることが最も有効なアクセスアップの方法です。
コンテンツの追記に行き詰まったら、無料のサイト診断ツールを使いコンテンツの改善のアドバイスを求めるのも良いでしょう。専門知識が無くても有効な情報が得られます。ツールが提供する情報によって、今まで分からなかった役立ち情報を得られるかも知れません。ネット上には様々な診断ツールがありますので、有効に使い、サイトの更新の有効な情報いして下さい。
清水 康次
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