過剰SEOはペナルティになる?

2024年7月6日

近年、多くの企業がブランディングの向上や集客拡大を目的として、SEO対策に取り組んでいます。

実際、SEO対策を行うことで自社サイトが自然検索で上位に表示されるようになれば、アクセス数を大きく増やすことができます。

また、社内でwebサイト改善やコンテンツの制作を行えるので、広告のようにコストがかかりません。

しかし、SEO対策にはいくつか注意すべきポイントがあります。

今回は「過剰SEO」の観点から、留意点についてご説明します。

SEO対策の基本

そもそもSEOの基本は、ユーザーがgoogle検索を通じて求めている解決策や回答を掲載することです。

そのため、サイトの訪問者のことを第一に考えたサイト運営を行うことが、最良のSEO施策と言えます。

そして何よりも重要なのが、コンテンツの投稿を継続して行うことです。

ユーザーが求める良質なコンテンツを作成し続けてサイトの価値を高めることが、トラフィックを増加させるための秘訣です。

しかしユーザーのことを最優先に考えず、検索エンジンの最適化ばかり考えていると、結果として過剰SEOになってしまい、Googleからの評価を落としてしまう危険性があります。

ここからは、Googleからの信頼性を低下させる「過剰SEO」についてご説明します。

過剰SEOとは

検索エンジンからの評価を高めることばかり意識して施策をしてしまうと、過剰SEOとみなされ、ペナルティを科される可能性があります。

これは、ユーザーのためでは無く、検索エンジンのための施策ばかりを行ったことにより、SEOやり過ぎによって発生します。過剰SEOは往々にしてGoogleのスパムポリシーに違反してペナルティを受けることがあります。

このような行為は、検索結果の上位に何が何でも表示したいとの思いから、ユーザー不在になってしまうことにより起こります。

「site:ドメイン名」で検索してみてトップページが上位表示されているか確認しましょう。

検索結果にトップページが表示されなければ、ペナルティを受けていると考えて間違いありません。

スパム行為でペナルティを科させる場合、具体的には以下のような状況が考えられます。

キーワードの過剰使用

ページのコンテンツやメタデータに、同じキーワードを不自然に多く繰り返すことをキーワードの乱用といいます。

文章中に同じ単語を何度も含めると、文章の意味が不自然になり、読者にとってわかりにくいものになります。

また、検索結果ページに表示される情報を操作しようと、タイトルタグやメタディスクリプション、URLなどのメタデータに同じキーワードを何度も含めることも違反行為です。

また、営業エリアの市町村名を羅列することもキーワードの乱用に該当します。

メニューで発生するキーワードの乱用

ページの本文ではあまりキーワードの乱用は起こりませんが、メインメニューやフッターメニューは「主語述語」などの短いテキストが集まったブロックになります。

このブロックの中で、繰り返し同じキーワードが使用されるとキーワードの乱用と判断される可能性があります。

隠れたテキストやリンク

ページには表示されず、検索エンジンにだけ表示されるテキストやリンクを埋め込むことは立派な違反行為です。

例えば、背景と同じ色でキーワードを記載して、ターゲットキーワードの出現率を上げる方法があります。

このような方法は、大昔には効果がありましたが、現在では悪影響しかありません。

h1タグが隠されていることは良くあります。

スマホサイトの省略表示で起きる

最近では、当たり前になったレスポンシブデザインですが、これは、PCのページとスマホのページを同じ情報をブラウザに表示しないといけません。これがwebデザイナーによって、スマホの表示を省略してしまい、隠しテキストになっていることもあります。

ペナルティ

過剰な内部リンク

内部リンクを過剰に行うと、ペナルティが発動されるという情報もあります。

これは、ペナルティと言うより、アルゴリズムによって順位が少し下がる程度である場合もあります。

同じようにグレーな部分として、重複コンテンツがあります。

GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏が重複コンテンツはペナルティにはならないと発言していますが、重複コンテンツがあると評価が下がることは間違いありません。

リンクスパム

不自然なリンクの作成やリンク交換、リンク購入などの手法を用いて、ウェブサイトのページランクや検索エンジン上の順位を操作しようとする行為をリンクスパムといいます。

リンクスパムは、過去にはSEOの一部として広く使用されていましたが、現在では検索エンジンのアルゴリズムの進化により、その効果は低下し、むしろペナルティの対象となることが一般的です。

検索エンジンは、品質の高いコンテンツに自然にリンクが集まることを好みます。

不自然な外部リンクやお金で買ったリンクは、代表的なスパム行為です。

不正なスパム行為は実施しないでください。今なおこういった手法を取り入れている方は、価値観の更新が必要です。

高品質なコンテンツを提供し、自然なリンクが生まれるよう努めることが重要です。

最も重要なのは、ユーザビリティ

これらの違反行為は、検索エンジンからの信頼性や品質を損なう危険性があります。

違反行為の結果、ページがランキングから除外されたり、低いランクに押しやられたりすることがあります。

そのため、ランキングを上げることばかりを考えて施策を行うのではなく、ユーザビリティを第一に考えて施策を行いましょう。

ユーザーにとって役立つ情報が掲載されたコンテンツの作成や、ユーザーの疑問や質問に対する最良の回答の提供などを心がけることで、自然と評価も向上していきます。

「施策の内容がユーザーのためになっているか」「検索エンジンが無くても同様の施策を行うか」を自問するようにしましょう。

まとめ

以上、今回はSEO対策における留意点をご紹介しました。

過剰SEOは信頼を落としてしまう違反行為であるため、Googleのランキングを操作する目的では施策を行わないようにしましょう。

ユーザーの事を第一に考えたコンテンツの作成を続けることで、評価の向上につながります。

ランキングを上げることよりも、「ユーザーにとって利便性の高いサイトになっているか」をチェックしながら、日々のSEO対策に取り組むことがおすすめです。

Find contentは、富山県でSEOの専門として、全国の企業のサイトアクセスを大幅に改善してきました。

ユーザーの視点に立った情報掲載のサポートを行っています。

また、当社ではホームページ公開後6ヶ月は掲載順位を追跡し、評価が下がるようなことがあれば、修正を行い、ページが本来位置するべき順位になるように調整します。

SEO対策についてお困りでしたら、お気軽にご連絡ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。