Googleマイビジネスのガイドライン違反をするとどうなる?具体的なペナルティと対処法も合わせて解説
Googleが無料で提供しているGoogleマイビジネスをご存知でしょうか?
企業やお店、病院などを検索した際、検索結果に詳しい情報やマップなどが表示されるのを見たことがありませんか?それはGoogleマイビジネスに登録されることによって表示されるのです。
Googleマイビジネスへの登録は集客において非常に大きな影響がありますので、2023年現在も多くの方に活用されている人気のサービスです。
しかし無料で誰でも登録できるという手軽さのせいか、ガイドラインをしっかり確認せずに利用してしまいガイドライン違反をしてペナルティを受けてしまった、というケースが実は少なくありません。
そこで今回の記事では、Googleマイビジネスの利用におけるガイドライン違反についてペナルティの内容や設定されているガイドライン、そしてペナルティを受けてしまった時の対処法について解説してまいります。
どうぞ最後までご覧ください。
目次
Googleマイビジネスでガイドライン違反した時なにが起こるのか
GoogleはGoogleマイビジネスの利用にあたり、さまざまなルール=ガイドラインを設けていますが、ガイドライン違反をしてしまったら実際にどのようなペナルティが課されるのか、そしてその対処法についても具体的に紹介します。
ガイドライン違反のペナルティ1.Googleマイビジネスの停止
Googleマイビジネスのガイドライン違反により課される一つ目のペナルティは、Googleマイビジネスのサービス利用が停止されます。
具体的にどういう事かと言うと、登録したGoogleマイビジネスの情報がWebに表示されなくなるということです。
SEOなどを実施しGoogleでの上位表示のために頑張っていたとしても、残念ながら一切表示してもらえなくなります。
後に利用停止を解除してもらう方法をご紹介しますが、いずれにせよ復活するまでに時間がかかる場合や、状況によっては解除申請が承認されず停止されたままとなってしまうこともあります。
Googleマイビジネスを使えないということは、集客や新規の顧客獲得において大きな痛手となってしまいますので、そうならないためにもガイドラインを事前に確認し、守られているかどうかを日々チェックし管理することが重要です。
ガイドライン違反のペナルティ2.Googleアカウントの停止
Googleマイビジネスのガイドライン違反により課される次のペナルティは、Googleアカウントが停止されるというものです。
Googleが提供しているサービスやツールの使用では、ほとんどの場合Googleアカウントが必要となりますが、Googleマイビジネスも例外ではありません。
しかしガイドラインに違反してしまうと、Googleアカウントそのものが停止されてしまう可能性があるのです。
となると、ビジネスや個人で多くの方が使使っているGmailやGoogleドライブ等も使えなくなってしまうため、非常に大きなペナルティと言えるでしょう。
Googleマイビジネスのガイドラインの内容
上記のように、Googleマイビジネスのガイドライン違反となる行為を行ってしまうと、想像以上に大きな代償を払うことになってしまいます。
そこでここからは、Googleより公開されているガイドラインの中で主ないくつかの項目を紹介します。
違反しないよう、しっかりと確認してくださいね。
Googleマイビジネス「ビジネスプロフィールコンテンツ」の主なガイドライン
ビジネスの説明
企業や店舗の紹介文を記載している項目です。
記載が必須ではありませんが、ユーザーへのアピールの場でもあり、分かりやすく自社の情報を発信するために登録することをおすすめしていますが、ガイドラインとして以下の情報を入れないよう注意しなければなりません。
・ユーザーに誤解を与えるコンテンツ
・質が低い、関連性がない、または閲覧の妨げとなるコンテンツ
・特別キャンペーン、特別料金、特典などを過度に強調するコンテンツ
・リンクを含むコンテンツ
・不快または不適切なコンテンツ:嫌がらせ、いじめ、ヘイトスピーチを含むコンテンツ、猥褻、冒とく的、侮辱的な言葉を含むコンテンツ、テロ関連のコンテンツ、性的なものを暗示するコンテンツや露骨なコンテンツ
・禁止されているコンテンツ:危険または違法な商品やサービスの販売に関連するコンテンツはアップロードしないでください。/児童の搾取や虐待にあたるコンテンツはアップロードしないでください。
名前
正確なビジネス名を使用することが必要です。店舗とWebサイト、ビジネスレターなど用途によって表記を変えず、一貫して使用しましょう。
店舗住所、サービス提供地域、営業時間、カテゴリなどはそれぞれのセクションに追加します。
ビジネス名に不要な情報(タグ、店舗コード、商標、営業時間、連絡先など)を含めると、ペナルティとしてプロフィールが停止される可能性があります。
住所
住所やサービス提供地域も正確に記載しましょう。
バーチャルオフィスの場合はビジネスプロフィールの利用は不可となります。最近増えているコワーキングスペースを利用したオフィスも、一定の条件を満たさない限り登録することは出来ません。
また、住所にURLや特定のキーワードを含めたり、拠点ごとに複数のページを作成することも出来ません。
非店舗型ビジネスの場合は、拠点となるオフィスや店舗の住所に対し1つのプロフィールを作成し、サービス提供地域を指定することが必要です。
他に非店舗型には細かなガイドラインが設けられていますので、詳細はGoogleが掲載するローカルビジネス情報のガイドラインにてご確認ください。
ウェブサイトと電話番号
ビジネス拠点に直接つながる電話番号、または拠点ごとに1つのWebサイトを指定します。
総合受付ではなく個々のビジネス拠点の番号の使用が推奨されています。
営業時間
顧客に対応できる通常の営業時間の他に、季節別や特別営業時間を指定することも可能です。
学校や映画館、空港、ホテル、イベント会場など営業時間を指定すべきでないビジネスの場合は、時間を指定しないようにしましょう。
カテゴリ
どんな事業内容を行っているのか、カテゴリ一覧の中から選択することでユーザーに見つけてもらいやすくなります。
異なる併設事業がある場合にはそれぞれを別ページで作成し、名称も別のものを使用します。
Googleマイビジネス「口コミ」に関するガイドライン
Googleの口コミを参考にお店やサービスの利用を検討される方は非常に多いですが、ここにもガイドラインがあることはあまり知られていません。
例えば良い口コミを増やすために業者に依頼をして報酬を渡したり、他人のアカウントの利用やお客様へなりすまして嘘の口コミを書いたり、知人やスタッフに指示して書かせたり、高い評価を付けるように依頼すること等、実際に利用したお客様が評価するための口コミを宣伝目的で利用することはガイドライン違反となります。
良い口コミだけをGoogleに送信する仕組みもガイドライン違反
MEOツールなどで、来店客にQRコードを読み込ませて、最初にラジオボタンで、「良い」「悪い」の選択をさせて、「良い」の口コミのみGoogleに送信する仕組みを提供しているツールがありますが、このツールで良い口コミだけを送信するのは、「レビューゲーティング」や「虚偽のエンゲージメント」となって、ガイドラインに違反します。
Googleマイビジネスが停止されてしまった時の対処法
上記で紹介したものは一部ではありますが、ガイドライン違反によりGoogleマイビジネスの停止のペナルティを受けてしまった際は、原因となっている箇所の削除や修正をし「回復リクエスト」の申請を行いましょう。
Googleマイビジネスのホームに停止アナウンスがあるはずですので、「詳細」→「こちらのフォーム」をクリックし、質問に対して答えていくと申請できます。
申請すると通常3営業日以内に審査が完了し問題がなければ復活しますが、営業証明書の提示が必要なケースもあり、長いと回復までに1ヶ月程度の期間を要することもあるので注意しましょう。
また、回復後にまた停止を受けると、1回目よりも審査が厳しくなり更に長い時間がかかり、その間Googleマイビジネスからの集客が出来なくなってしまいます。
そうならないためにもガイドラインをしっかりと見直し、ガイドライン違反を未然に防ぐ努力を怠らないよう注意が必要です。
Googleマイビジネスのガイドライン違反を防ぎ集客するためのポイント
Googleマイビジネスのガイドライン違反を前もって防ぐために最も重要なことは、「正確で何をしている会社なのか理解しやすい情報」を入力し、ユーザーにとって有益な情報を提供することです。
また注意したいのが、ビジネスの内容や場所、電話番号などが変更しているにも関わらず最新情報に更新することを忘れてしまい、悪意なくガイドライン違反を犯してしまうことです。
常に内容をチェックし最新の正確な情報の記載に努め、Googleマイビジネスのメリットを得られるようにしましょう。
また、口コミを集めることも集客に効果が出る方法です。もちろん、ガイドラインで紹介したように自作自演や嘘の内容を口コミすることは禁止ですが、利用したお客様に「よかったら口コミをお願いします」等の声をかけたりQRコードを作成する等、お客様が簡単に口コミを行えるような方法を試してみることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Googleマイビジネスはガイドラインを守り正しく使うことで、ユーザーに認識してもらい集客へつなげやすくする便利なサービスです。
ガイドライン違反をしてペナルティを受けてしまうと集客に大きく影響してしまうため、Googleが掲げる最新のガイドラインをチェックし、違反していないか管理することが大切です。
もしガイドライン違反をしてしまった場合には、違反理由を確認して該当箇所を改善し、2回目の停止を受けないように慎重に確認してから回復リクエストを送信しましょう。
ホームページを運用している場合は、Googleマイビジネスの他にもSEOを意識した質の高い内容のブログの投稿でGoogleでの検索順位を上位に表示させて集客につなげたり、SNSや動画配信といったメディアも活用して自分のホームページへの流入を図るといった施策もあります。
競合の多い分野で選ばれるには、やはりこのような対策もしっかりと行うことが大切です。
当社はSEO専門会社として、全国のアクセスや集客に悩むお客様に向け最適なSEOのご提案と実施を行いサポートさせていただいております。
ガイドライン違反によりペナルティを受けた際の対処なども行いますので、ぜひお気軽にご相談、お問合せくださいませ。
清水 康次
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