AI生成コンテンツはペナルティの対象になる?Googleの考えと対処法を解説

2024年6月21日

増え続けるAI生成コンテンツに対しGoogleはどのように扱っていくのか、多くの人が気になるその問いに対し、Googleは2023年2月8日「Google検索セントラル(旧Googleウェブマスター)」のブログににてガイダンスを投稿しました。

AI生成コンテンツとは、検索ランキングを操作すること目的としてブログラムによって作られる自動生成コンテンツを指します。

今回の記事では、このAI生成コンテンツに対するGoogleの考えと対応を中心に紹介していきたいと思います。

どうぞ最後までご覧ください。

AI生成コンテンツ自体は問題なし!Googleは品質を重視

2023年2月8日にGoogleから公開されたガイダンスにおいて、AI生成コンテンツとGoogle検索に関するFAQが掲載され、その中に「AI生成コンテンツはGoogle検索のガイドラインに違反していますか?」という質問がありました。

それに対しGoogleは、「AIや自動化の適切な使用は、Googleのガイドラインに反するものではありませんが、主に検索ランキングを操作する目的でのコンテンツ生成に使用されている場合は、Googlenoスパムポリシーに違反したものとみなされます。」と回答しています。

このことから、Googoleとしてはコンテンツをどのような方法で作成したのかではなく、あくまでもコンテンツの内容、品質を評価において重視していることが分かります。

AI(人工知能)で作られたコンテンツであっても、それが検索ランキングを操作する目的でないのなら、特に問題はない、と明言していますね。

それもそのはず、Google Search Centralでは

「Googleは、役立つ情報を提供する能力を変革するAIの力を長い間信じてきました」

「AIや自動化の適切な使用は、当社のガイドラインに違反するものではありません。どのように作成されたコンテンツであったとしても、『専門性(expertise)』『経験(experience)』『権威性(authoritativeness)』『信頼性(trustworthiness)』という4つのE-E-A-Tに基づいて定義される質の高いコンテンツかどうかで評価されます。『質の高いコンテンツに報いること』に注力することは、創業以来Googleの中核を成してきました。これは、信頼できる情報を表示するように設計された検索結果ランキングシステムなどを通じて、今日も続いています」

と述べており、Googleは実際、自然言語処理モデルである「LaMDA」の開発を進め、それをベースに対話型AI機能をGoogle検索に組み込もうとしています。

AIによるコンテンツ生成の自動化は、エキサイティングかつ新しい方法で有用なコンテンツをアシストできるということも伝えており、この新たな手法を否定しないばかりか歓迎もしています。

AI生成コンテンツでも人間のレビューは必須

このように、GoogleはAI生成コンテンツだからと言ってペナルティの対象としている訳ではなく大きな問題だとは捉えていません。

ただし、それはあくまで適切な使用においての話です。

検索順位の操作を目的としていない場合であっても、やはりユーザーファーストの理念に則り、

「義務ではないがAIで生成されたWebページ、コンテンツであることを読者に明示すべき」

であり、「公開前には人間によるレビューが必須」である旨を強調しています。

人間が確認する手間をかけるなら自動生成している意味がない、と感じる方もいるかも知れませんが、これはGoogleのアルゴリズムからスパムポリシー違反だと疑われないようにするためにもサイト運営者にとって必要な作業と言えるでしょう。

AI生成コンテンツの未来

AI生成コンテンツでも『ユーザーに有用で役に立つこと、独創的であること、E-E-A-T の側面を満たしていること』この3つが揃った場合には、Google検索において上位表示される可能性は十分高くなります。

とはいえ、いくらAIの技術が進んだと言っても、現時点ではまだまだ人間が書く記事の内容のレベルに到達しているとは言えず、決まった形式の定型文でないとAIに任せることが出来ないのが現状です。

一方で、2022年11月にOpenAI(オープンエイアイ)という企業が開発しリリースしたAIチャットサービスである「ChatGPT」は、自然な対話はもちろん、テキストで質問や命令を入力してもそれに沿った回答を出力することが可能ということで現在、世界から注目を集めています。

ChatGPTの他にも文章や画像、動画、音楽を生成する等さまざまな種類のAIが登場しており、TwitterやFacebook等のSNSの投稿が行えるアプリやサービスが多くの人から利用されていたり、ビジネスでのSNS運用における管理ツールとして採用されています。これらのテクノロジーの発展は高品質なAI生成コンテンツの未来においても期待されています。

AI生成コンテンツの最新トレンドや今後の動向については、AI技術を使ったサービスを実施している企業のCEO等がよくイベントを開催していますのでチェックして見ると良いでしょう。

まとめ:AI生成コンテンツに全てを任せず人によるチェックを忘れないこと

以上のように、AI生成コンテンツ自体はGoogleから問題視されておらず、検索順位に影響を与えるものではありません。人の手によるものと同様、あくまでコンテンツの中身が重要視されています。

また、AI生成コンテンツは人件費や作業時間の削減になり、時間を気にせずコンテンツ作成のスピードがアップし大量のコンテンツを出力できるといったメリットがありますが、ユーザーに有用で役立つコンテンツを作成できるかといった点ではまだまだ疑問が残り、Googleから違反だと判断されたらアウトとなる危険性が高いため、公開前に人によるチェックは必須となります。

AI生成コンテンツで考えられるリスクを避け、更に人件費や作業時間を抑えるという希望を実現したい場合は、ぜひSEO専門会社の活用をご検討ください。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後うつ病と自己破産により縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。 自己破産を経験していることから、売上げや利益が伸びない経営者の気持ちは痛い程分かりますので、出来る限り低価格で企業経営の改善のため最大限の貢献をさせて頂きます。