ワードサラダとは、クリックする理由が無い低品質なリンク

2023年10月26日

意味の分からないワードサラダのリンク先を見てみたいとは思わない

ワードサラダ

左の画像は典型的なワードサラダ(言葉のサラダ)の実際にあった例文です。ツールを用いて生成するもので、文章を読んでも日本語の記事として成立しておらず内容は支離滅裂で文法的にも成り立っていませんし、人間が読んでも意味が分かりません。ワードがサラダのように脈絡無く散りばめられていて、文章を読んでも意味が分からないのが特徴です。ワードサラダのページは存在する意味が無く、WEB上のゴミで、スパム行為です。

このような意味が分からない文章は、リンク先にどんなコンテンツがあるのか想像出来ず、ユーザーにとって有効な情報では無く、スパムリンクです。

自然発生リンクは、アンカーテキストでリンクされているリンク先のページに記載されている情報がある程度想像出来て、期待した情報を求めてリンクをクリックするものです。

リンク先の情報に期待が持てないリンクはユーザーにとって価値のあるリンクとは言えません。

ユーザー本位で設置したリンクであれば、文章の意味が理解出来て、リンク先の情報を期待してクリックすると言うユーザーの行動を喚起します。

そもそも、意味の通じない文章はユーザーのために作られた文章では無く、検索順位を操作する目的のページです。このような意味不明な文章を作る手法は、ネット上にゴミをばら撒くようなもので、ネットの情報を汚染していると言えるものです。

このような被リンクは、ホームページ制作会社が制作することはありません。SEO目的でブラックハットSEO業者が大量に設置するリンクですが、契約した企業はどんなリンクが設置されたのか知りません。

ワードサラダはとても古典的な施策で、このようなリンクがSEOに効果があることはありません。

もしも、こんなリンクが設置されていることを知れば、すぐに削除依頼すると思います。

それほど不自然なリンクなのですが、ブラックハットSEO業者は、どんなリンクを設置したのか、契約企業に説明しません。

このようなリンクが今でも設置されているのは驚きです。こんなリンクでGoogleのランキングを操作しようとする行為は、検索エンジンの公益性を害するだけの行為です。

ブラックハットSEO業者は、自分たちが行っていることの異常性に気付いて、早くこんなことを行わないようになって欲しいものですが、ブラックハットSEO業者がこのような不自然なリンクの設置を止めないのは、このリンクが短期的には効果を発揮するからです。

ワードサラダは自動で生成される文章でそこに単語を含んだリンクを挿入するのも自動でできるのでしょう。

これを大量のサーバーにアップロードして、大量のリンクを設置します。このリンクは短期間でもSEOの効果があり、契約した企業のサイトの検索順位を上げる効果があります。

この一時的な効果をも持って、契約企業から報酬を支払ってもらうのですが、契約が終了してしばらくすると検索順位が大きく落ちます。

しかし、契約した企業は何が原因なのか分かりませんし、ブラックハットSEO業者に原因を問い合わせても、自分の会社は悪くないと言い張ります。別の問題でGoogleからの評価が下がったとか言うのです。

当然、リンクの削除にも応じてくれませんし、リンクの削除に費用を請求する悪徳業者もあります。

このようなリンクは業者にすれば手間が掛からず、短期間の効果があるので、とても儲かるのです。

リンクを設置すると言う業者と契約する場合には、具体的にどんなリンクを設置するのか説明してもらって、実際に設置されたリンクも確認しましょう。

基本的に、リンクを設置するサービスを提供する業者と契約してはいけません。お金を支払ってリンクを設置するのは、有料リンクです。

有料リンクに対してGoogleは特に厳しい対応をするので、絶対にリンクを購入してはいけません。SEOはGoogleのガイドラインに違反しない、正しい対策を行うことが重要です。

外部リンクが原因でGoogleからペナルティを受けると、とても大きな順位下落やアクセス数の大幅な減少を招きます。外部リンクが原因のペナルティはリンク否認を行っても、すぐにペナルティが解除される訳では無く、ペナルティを受けているリンクを1本1本Googlebotが巡回することでリンク否認が成立するので、ペナルティ解除まで、とても長期間を要し甚大な影響を受けます。

それまで上手くいっていたマーケティングは根底から覆されるような事態に陥り、先の見通しも全く立たなくなってしまいます。

ワードサラダをサイト運営者が作成することは有り得ない

Word Saladaからのリンクをサイト運営者が設置することは有り得ません。また、ホームペーザ制作会社が設置することもほぼ無いと思います。これだけ不自然なリンクが自然に設置されることもあり得ません。

これだけ不自然なリンクを設置するのは、ブラックハットSEO業者しかありません。このようなリンクはGoogleからも簡単にスパムリンクだと分かります。また、有料リンクの可能性が非常に高いので、Googleからペナルティを受ける可能性も非常に高いものです。

ワードサラダは古典的な手法で新たに作成されることはほとんどありません

ワードサラダはとても古典的な手法で、誰が見ても不自然な文章なので、スパム行為だと言うことは誰にも分かることです。

なので、現在では、ワードサラダを使って被リンクを獲得しようとするサイトは無いと思いますし、このようなリンクを設置するSEO業者も無いと思います。

ただ、過去に利用したSEO業者が設置したワードサラダからのリンクが残っているとリスクがありますので、Search consoleの「リンク」→「外部リンクをエクスポート」→「最新のリンク」→「CSVをダウンロード」でGoogleが認識している被リンクを確認しましょう。

Search consoleに表示されるリンクは全てのリンクでは無いので、他の被リンクチェックツールなども併用して、低品質なリンクを削除するか、どうしても削除出来ないリンクは否認しましょう。

リンクは関連の高いサイト同士で設置する

リンクを設置する場合は、弊社と現在や過去にクライアントとして契約していた、あるいはしている企業で、相互に関連のあるサイトをご紹介して、同意が得られればリンクを設置していただいています。

これは、関連のある企業を紹介しているだけで、リンクの設置に対して対価を頂いているわけでは無いので、有料リンクでもありませんし、リンクを設置するとがとうかの判断は、それぞれの企業に委ねています。

リンクに当たっては、リンク先のサイトを解説する文章を作成いただいて、リンク先を紹介するキーワードでリンクを設置していただいております。

全くの同業者の場合は、リンク設置は難しいので、関連の高いサイトであると判断した場合にリンク設置の提案をしています。

当然、リンクをを設置する企業が文章を考えるので、ワードサラダのような文法的に不自然なテキストになりませんし、良質なリンクになりますので、リンクの設置を提案した企業さんからはとても喜んでいただいています。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。