Googleがチェックしている検索順位の決定要因
目次
順位を決定する大きな要因は、良質なコンテンツと自然発生リンク
Googleが順位を決定するアルゴリズムの数は200種類以上あると言われていて、一説によれば1000種類もあるとも言われています。さらに日々細かなアップデートを繰り返しており、また、年に数回コアアルゴリズムアップデートと言う大規模なアルゴリズム更新が行われ検索順位の決定要因を変更しています。
そのため、検索エンジンとしてのGoogleの順位決定プロセスや仕組みはとても複雑になっていて、そのページが何故1位に表示されているのか、Googleの社員でも説明出来ない程になっているそうです。
Googleの検索順位の大きい決定要因をご紹介します。
Googleの検索順位を決定するアルゴリズムは非常に多くありますが、大きく分けると内部対策と外部対策に分かれますが、その中でも大きな要因は、ユーザーの疑問や質問に回答する良質なコンテンツと、良質なコンテンツの掲載を継続して行うことで得られる自然発生リンクです。
自然発生リンクは権威のあるオーソリティーサイトからのリンクであれば、リンクの評価はより高まります。
検索エンジンからの流入はWEB集客で最も大きく、検索結果の上位に表示出来るかどうかは、WEBマーケティング成功の鍵を握っています。
ターゲットキーワードは順位チェックしましょう
検索順位を上げたいキーワードはGRCやその他の順位チェッカーなどの順位チェックツールを利用して、常に順位を把握するようにしましょう。
GRCは無料で登録できる順位チェッカーで、Google、bingは100位以内。Yahoo!は50位以内の順位チェックが出来ます。
日々順位を確認していると、行った対策と順位の変動の関連が分かって来ます。GRCの場合は、行った対策をメモ機能を使って記録しておくことが出来ますので、行った対策と順位の変動の関連が掴みやすくなります。
GRCは検索順位の履歴がグラフで表示されるので、順位の推移が一目で分かります。GRCはチェックしたその瞬間の順位を記録しますが、Search consoleの検索アナリティクスのデータは一日の平均順位が記載されるので、両方を活用して、順位の推移を分析しましょう。特に順位の乱高下がある場合は、GRCとSearch consoleのデータはかなり違うので、何か問題があることを示すデータになるので、注意が必要です。
検索順位を決定する要因
タイトルタグへのキーワードの記載
タイトルタグはページに記載されている内容を表す重要なタグです。このタイトルタグに検索結果に表示したいキーワードを記載することで、Googleに対してページの内容とターゲットキーワードを伝えることが可能になります。通常、titleタグで指定したキーワードで検索結果に表示されます。
また、タイトルに記載するキーワードは出来るだけ前方に記載した方が検索順位には有利です。
タイトルタグに記載するキーワードの選定はとても重要で、自分の思い込みで選定したキーワードが検索されていないキーワードだと、検索結果の1位になってもアクセスは期待出来ません。また、非常に競合の多いビッグキーワードを選定してしまうと、どれだけ頑張ってもなかなか検索結果の上位に表示されないことになります。
キーワードが実際に検索されているか調べるには、キーワードプランナーやキーワードサジェストツールを利用すれば、検索ボリュームを調べることが出来ます。
h1タグにキーワードを記載する
h1タグはページの大見出しです。h1タグにもキーワードを記載すると検索順位には有利になります。h1タグにはページのタイトルと同じ文章を記載することもあります。
h1タグは大見出しなので、1ページに1つが基本です。大量にh1タグを記載することはGoogleからの評価を下げる可能性があるので避けましょう。
また、ヘッダーロゴにh1タグを設定してaltでh1の内容を記載することもありますが、これだと、ホームページの全ページが同じh1になるので、本に例えると、ページをめくる毎に同じ大見出しが記載されているようなもので、とても不自然です。
また、altは画像の説明を記載するものなので、大見出しを記載すべきではありません。
h1タグはヘッダーロゴに記載せずにテキストでページごとに独自の記載をしましょう。
良質なコンテンツを掲載する
タイトルに記載したキーワードを検索窓に入れて検索しているユーザーが、どんな問題や疑問を抱いているかを考えて、その解答となるコンテンツを掲載しましょう。
ユーザーの検索キーワードがどんな情報を求めて検索しているのか考えて、競合よりも詳しく、また独自の視点のコンテンツを記載しましょう。
コンテンツはその分野の専門家として専門性の高いコンテンツを記載しましょう。記載した良質なコンテンツが専門性が高く、信頼性も高く、権威も高い場合には、Googleはそのコンテンツを高く評価し、検索結果の上位に表示されるようになります。
良質なコンテンツの作成を継続して行うことが、検索順位を上げる最も有効な方法と言えます。
閲覧者の疑問や質問に対して的確に対応した良い記事を記載しているページが検索順位の上位に表示されます。また、ユーザーの疑問や質問への回答は、すでに上位にあるページとは違う独自の特徴のあるコンテンツにする必要があります。
良質なコンテンツがサイト内に多い程、Googleからの評価が高まります。
Googleが目指していることは、ユーザーが検索するキーワードに対して最も良い回答を記載しているページを検索結果の上位に表示したいと考えています。このGoogleが目指していることに対応するためには、ユーザーが検索窓に入れるキーワードがどのような回答を求めているのかを考え、解説を記載することが、ホームページ運営者にもっともおすすめする方法です。
被リンクを獲得する
被リンクの獲得は簡単なことではありませんが、良質なコンテンツの掲載を継続していると、コンテンツを読んだユーザーの中からリンクを設置してくれる人が表れます。
リンク元のサイトの評価が高ければ高い程、検索順位には有利に働きます。また、逆に、ペナルティを受けているサイトからリンクが貼られると、検索順位は下がります。
ただ、自然発生リンクは運営者がコントロールできるものではありませんので、悪意のあるリンク以外は受け入れるのが普通ですが、ペナルティを受けているサイトからのリンクでランキングに大きな悪影響があったと考えられる場合は、リンク元に対して、リンクの削除を依頼するか、リンク否認を行いましょう。
また、自作自演リンクやブラックハットSEO業者に依頼して設置するリンクは有料リンクで、このリンクが原因でペナルティを受けて大きく検索順位が低下するので、ランキングを操作する目的でリンクを設置するのは止めましょう。ペナルティの中でも手動ペナルティはペナルティの元となったリンクを出来る限り削除して、削除し切れないリンクは否認して再審査を受ければ、Googleが問題としている不部分が修正されていれば、ペナルティは解除されますが、自動ペナルティの場合は、リンクの削除や否認を行っても、リンクがクローラーによってクロールされないと、ペナルティが解除されません。
ほぼ全てのリンクがクロールされるのには、1年以上かかりますので、その間の機械損失はかなり大きなものになってしまいます。
検索順位はスマホ向けページで決定されている
Googleはスマホからの検索数がパソコンからの検索数を上回ったことから、モバイルファーストインデックスを推進しています。まだ全てのサイトがモバイルファーストインデックスの対象にはなっていませんが、近いうちに強制移行が実施されます。すでにGoogleへのアクセスはスマートフォン経由のアクセスがPCからのアクセスを超えており、スマートフォンに最適化されたページで検索順位を決定するように変更されるのです。
モバイルファーストインデックスが適用された場合に問題になるのが、PC向けのページとモバイル向けのページを別々にしている場合に、モバイル向けのページをPC向けのページよりも情報を少なくしているケースです。
検索順位の決定をモバイル向けページで評価するので、モバイル向けページの情報が省略されていると、Google検索で十分な評価が得られず、適正な順位に表示されないことが考えられます。
このような状況を回避するためには、PC向けページとモバイル向けページを同じURLで同じ内容を表示する、レスポンシブ対応にするのが最良の対策です。
ホームページを公開してからの経過時間
上記のグラフは新規ドメインを取得してWEBサイトを公開後何も更新していないサイトのメインキーワードの検索順位を調査したグラフです。
最初に順位が高いのはGoogleハネムーンによるものと思います。2019年の11月末にサイトを公開して、2020年の2月まで検索順位は上位ですが、表示回数は少なく、上位に表示されたり、圏外に飛んだりしていたものと思われます。
2020年2月から表示回数が増え始めますが、2020年の5月に適正な評価がなされて、順位が一気に落ちます。そこから少しずつ順位が上昇しています。
このサイトは一つのホームページから複数のリンクが設置されているだけですが、リンクはリンクが羅列されているリンク集なので、あまりGoogleから評価されているとは思えません。
このグラフからも、コンテンツの更新や自然発生リンクが無くても、検索順位が上昇して行くのが分かります。
新規ドメインに限らず、新規投稿も正しく評価されるまでには時間を要しますので、WEBマーケティングや上位表示は短期的な成果を求めてはいけません。
新規ドメインの場合は、長期的な視点でホームページを管理し、コンテンツを増やしながらスモールキーワードの順位を上げ、閲覧者を少しずつ増やす取り組みが必要です。
ページの表示スピード
ページの表示スピードは検索順位決定の大きな要因ではありませんが、極端に遅いページはランキングに悪影響があります。ページの表示スピードが極端に遅いと検索結果に表示されて、ユーザーがそのページへのリンクをクリックしても、ページが表示される前にブラウザの戻るボタンを押してしまったたり、サイト内の他のページを閲覧せずに直帰することが多くなります。
そのようなサイトを検索結果の上位に表示しても、ユーザーにとって良い結果にはならないので、検索結果の上位には表示されません。
特にwixはページの表示スピードが極端に遅いのでSEO上はとても不利です。
URLにキーワードが記載されている
URLにターゲットキーワードが含まれていることはページに記載されているコンテンツがどんなキーワードのページなのかを検索エンジンが推測する効果をもたらす情報です。
ページのタイトルが最適化されているのであれば、そのタイトルを翻訳して英語に変換して、ページのURLにすれば問題ありません。
ユーザー行動もランキング要因
検索結果をクリックしたユーザーがどのように行動しているのかもGoogleのランキング要因です。
これは、Googleが上位に表示したページで実際にユーザーが満足しているのかを測っているものです。検索結果の上位に表示しても、直ぐにブラウザの戻るボタンを押しているユーザーが多いと、そのページはユーザーにとって価値ある情報を提供していないと判断して、検索順位が落ちて行きます。
これもユーザー本位のサイト運営を徹底することで回避できる問題だと思います。
清水 康次
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