初心者でもわかる!SEOを分かりやすく解説します

2024年7月17日

ホームページの制作や運営に必須とされているSEO(検索エンジン最適化)。

ホームページを多くの人に見てもらい、さらに集客を狙うなら、SEOは避けて通れません。

しかし、これからSEOを学び始める方や初めて会社のホームページ運用、マーケティングを任された方にとっては、「SEOとは何か?」という基本的なところからピンと来ないかもしれません。

そこで今回の記事では、初心者の方を対象に、SEOの基本的な仕組みや目的、具体的な実施方法について分かりやすく解説します。

SEOの基礎をしっかり理解していただき、皆様のホームページ制作や運営に役立てていただけるよう、ポイントをまとめて紹介してまいります。

どうぞ最後までご覧いただき、皆様のホームページ運営にお役立てください。

初心者

初心者でも分かる!~SEOとは?~

SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれています。

これは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで特定のキーワードを検索した際に、自分のホームページが上位に表示されるようにWebサイトを最適化することを指し、Webマーケティングの一つです。

SEOは何が何でも検索順位を1位に上げることを目指すのではなく、サイト本来の順位を正当に獲得するためのものであり、テクニックを使ってGoogleのランキングを不正に操作するものではありません。

 

初心者でも分かる!~SEOの目的とは~

ホームページを制作する目的は、その企業やお店、個人によってさまざまですが、多くの人、あるいはターゲットとするユーザーに訪問してもらい、提供する情報を伝えたいという思いは共通しているかと思います。

しかし、インターネット上には世界中に数えきれないほどのWebサイトが存在し、ユーザーがクリックするのは検索結果の1位から10位くらいの上位に表示されるサイトに集中しています。

もし自社のWebサイトが検索結果に表示されなければ、自分たちの商品やサービスを知ってもらう機会も選ばれる機会も逃してしまいます。

そこで、特定のキーワード検索において上位表示を目指し、集客や売上につなげるためにSEOを行うのです。

 

初心者でも分かる!~SEOの種類~

SEOには大きく分けて3つの手法があります。

 

1つ目はコンテンツSEOです。

これは、ターゲットとなるユーザーに対し有益な情報を提供できるコンテンツを作成する方法です。

上位表示させたいキーワードを選定し、それを使ってサイト内にブログや動画等のコンテンツを作成します。

ユーザーの検索キーワードはユーザーの疑問や質問を反映しています。

Googleはその疑問や質問に対する最良の回答を検索結果の上位に表示するように毎日アルゴリズムの更新を行っています。

そのため、ユーザーの疑問や質問に対する最良の回答を文章にして掲載すれば、上位表示が可能になります。

 

2つ目は内部対策です。

これは、検索エンジン(Google)に評価されるようにWebページのタグなどを最適化する施策を指します。

titleタグの価値は下がってきていますが、それでもtitleタグにキーワードを含んだページは検索結果の上位に表示されやすいです。

そのため、titleタグには検索結果の上位に表示したいキーワードを含むテキストを作成することが重要です。

また、h1タグも個別のページの内容を反映した記載にする必要があります。

 

3つ目は外部対策です。

これは、ブログ等サイトの外部からリンクを獲得する施策を指します。

SNSからのリンクはnofollowになるため、リンクの評価は渡りません。

そのため、SEOにはSNSではなく、他のホームページからのリンクが必要です。

企業の場合、コンテンツ作成は社内のライターが、HTMLの設定はコーダーが担当するよう社内で体制を整えているケースが多いです。

しかし、予算や人員などのリソースの関係ですべてまたは一部を外部の専門業者やコンサルティングに委託する場合もあります。

 

初心者でも分かる!~SEOのやり方~

それでは、実際にSEOの具体的なやり方について紹介してまいります。

今回は初心者の方に分かりやすくなるよう、主な進め方をピックアップしてまとめました。

 

1.キーワードの選定

まず、検索で上位表示を目指す検索キーワードを決めます。

重要なポイントは「検索回数がある程度ある」「目標を達成できる」「ユーザーのモチベーションが高い」という点です。

検索回数がないキーワードで上位表示されても集客は期待できません。

そこで、「Googleキーワードプランナー」というツールを使用すると、キーワードの検索回数である「月間平均検索ボリューム」を無料で調べることができるためおすすめです。

とはいえ、検索ボリュームが大きすぎるキーワードは強い競合がいる可能性が高いので、バランスが重要になります。

また、検索ボリュームが大きいキーワードはユーザーの解決したい問題が漠然としていて、集客できてもコンバージョンに繋がりにくい可能性があります。

検索ボリュームは多少少なくても、ユーザーの解決したい問題が明確なキーワードを選定しましょう。

ユーザーのモチベーションの高いキーワードはロングテールキーワードの中にあります。

 

もう1つのポイントは、上位表示が達成できた後の目的を達成できるかどうかです。

訪れたユーザーに何かを伝えたいのか、それとも次のアクションにつなげたいのか、によってキーワードは異なります。

これを踏まえて、検索ボリュームとのバランスを見ながら、どんなキーワードでユーザーに来て欲しいのかを絞り込みましょう。

また、タイトルタグに含まれているキーワードの重要性は最近低下していますが、それでもタイトルにキーワードを含めることは重要です。

タイトルタグにはページの内容を端的に表す表記をしましょう。

 

2.コンテンツの作成

キーワードがいくつか決定したら、コンテンツを作成していきます。

キーワードを含めたユーザーに最も伝えたいことをタイトルにし、分かりやすく読み進められるよう見出しや画像、動画の構成を考えます。

そして、ピックアップしたキーワードを使ってテキストを書き上げていきますが、この時に最も大切なことはユーザーが抱えている課題や悩みに対して解決できる回答や知識、方法など役立つ情報を提供できる内容にすることです。

SEOの基本はGoogleから評価されるテクニカルなことを行うことではなく、ユーザーファーストのコンテンツを作成することです。

ユーザーが検索するキーワードに込められた疑問や質問に対する回答を掲載し、ユーザーの「知りたい」に応えることが重要です。

まずは、ひとつの記事の文字数は2,000文字程度を基準にし、タイトル、インデックス、前半部分にキーワードを盛り込むことを意識して作ってみましょう。

ただし、文字数は2,000文字程度と言われていますが、検索キーワードによってユーザーの検索意図は様々で、必ずしも文字数が重要ではありません。

例えば、「草冠に西」で検索しているユーザーは「あかね」の読みを調べているので、読みが分かれば検索意図を満たすため、超短文のページが上位に表示されます。

また、「無料音源」で検索しているユーザーは、音源として多くの選択肢が表示されることを望んでいるため、長文のテキストは必要ありません。

このように、ユーザーが何を求めているのかによって、良質なコンテンツは異なるため、ユーザーの検索意図をよく考えてコンテンツを作成しましょう。

 

3.リンクの設定

SEOの重要な要素に「リンク」があります。リンクは内部リンクと外部リンクに分けられます。

内部リンクとは自社のサイト内のページ、コンテンツをつなぐものです。

外部リンクは被リンクとも呼ばれ、自社のサイトと外部のサイトをつなぐものです。

内部リンクはサイドバーやフッター、サイトマップや記事内などにリンクを貼り、サイト内の回遊率や流入数を増やしたり、Googleに重要なページを伝える役割があります。

特にページ本文から関連の高いページに向けて設置するリンクはSEOの効果があります。

外部リンクは自分たちでコントロールするのは難しい部分です。

地道な作業にはなりますが、他の関連する分野で評価の高いページにリンクを貼ってもらえるよう質の高いコンテンツを作り続けること、あるいは大きなメディアへの寄稿や取材などを通してリンクを貼ってもらう施策を行う方法があります。

 

4.分析、調査

SEOは他の広告と比較して費用を抑えることができる代わりに、成果が出るまでに時間がかかるという特徴があります。

そのため、長期的な視点で観測や調査を行い、必要に応じてキーワードの選定し直しやコンテンツの施策、リライトを随時行っていく必要があります。

判断する基準としては、3ヶ月以上が経過しても検索結果が100位以下である場合、リライトや新しいコンテンツを作成すると良いでしょう。

また、Search Consoleの検索パフォーマンスでCTRが1%未満の場合、何かテクニカルSEOの問題が考えられます。テクニカルSEOはかなり専門的な分野になるため、必要に応じて専門家に相談してみましょう。

 

SEOでの注意点

初心者の方がSEOを行う際に注意すべきポイントがいくつかあります。

まず、コンテンツのコピー、キーワードの過剰埋め込み、リンクの不正な購入などは絶対に避けましょう。

これらの行為はGoogleによって検出され、ペナルティが課される可能性があります。

ペナルティは検索結果のランキングの低下や削除などの形で現れ、回復には長期間かかることがあります

Googleのアルゴリズムは日々更新されており、甘く見ることはできません。

特にリンクによるペナルティは深刻で、回復には数年に及ぶこともありますので、注意深く行動することが重要です。

また、良質なコンテンツを作成したり有益な情報を提供しても、放置したままでは情報が古くなったり更新頻度が低下するとGoogleから評価されません。

Googleはユーザーに有益な情報を提供するサイトを高く評価します。

SEOを成功させるためには、ルールを守りつつ、誠実なコンテンツ作成と情報の定期的な更新を継続することが重要です。

Googleに評価されるサイトは、常にユーザーに価値を提供することができるサイトです。

 

まとめ

SEOは多額の広告費をかけずに、長期的な自然な集客を実現する重要な取り組みです。

初心者でも理解しやすい各ステップがありますが、実際に行動に移す際にはキーワード選定からコンテンツ作成、リンクの設定、そして分析や調査まで、どのように進めていけば良いのかに戸惑うこともあるでしょう。

SEOの知識や手法はインターネットや書籍、セミナーなどで学ぶことができますが、実際に成果を上げるためには専門的な知識と経験が必要です。

また、SEOは時間がかかることもありますので、初めて取り組む場合は焦ってしまうこともあるでしょう。

そこでお勧めしたいのが、「SEO専門会社」の活用です。

私たちもSEOの専門家として、全国の企業様のサイトのアクセス増加に貢献してきました。

現在の状況を正確に把握し、お客様が直面している課題や問題を特定し、最適な対策を提案し、実施します。

SEOで効果を出すための最善の道筋を描くために、ぜひ私たち専門家にご相談ください。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。

SEOとは?

Posted by 清水 康次