SEOの効果が永続する外部対策

2024年4月17日

ブラックハットSEOは今でも効果がある

外部対策と言うと、ブラックハットSEOで行われる低品質なページを大量に作成して大量のリンクを設置することが良く言われますが、低品質なページや明らかにスパムと分かるようなページから大量にリンクを送ることは、リスクが大きく、効果があるとしても、その効果は一時的で、永続したSEO効果は期待出来ません

Googleはアルゴリズノの改善を行って、スパムリンクの取り締まりを強化していますが、それでも完全には摘発出来ていないのが現状で、低品質なリンクを設置してもある程度は効果を維持出来ます。

また、キーワードによっては、上位のサイトが全てブラックハットSEOを行っていて、低評価のサイトの中でよりましなページが検索結果の上位に表示されていることもあります。

しかし、Googleは現在のように低品質なリンクでSEOの効果がある状態を放置することは無く、必ず対抗策を講じてくることは間違いありません。

このようなリスクのあるリンクに依存するSEOはいつか必ず崩壊し、サイトに重大なダメージを与えることになります。

実際に、ブララックハットSEO業者からリンクを購入していたサイトのリンクを否認しても、アクセスが向上するるのに数年を要することも良くあります。

重要なサイトにダメージを与える恐れのある外部施策を行うべきではありません。たとえ効果があるとしても、一度ペナルティを受けてしまうと、ペナルティの解除にはとても長い時間を要してしまい、大きな損失を被ることになります。

良質なコンテンツからリンクを設置する

リスクが少ない外部対策は、良質なコンテンツからのリンクを設置することです。良質なリンクを設置する方法は、メインサイトに関連したテーマを決めて、ドメインを取得して、メインサイトのサーバーとは別のサーバーを契約してサイトを作ります。

別に公開したサイトは、メインサイトと同等に良質なコンテンツの追加を継続して行うようにして下さい。

SEOを行いたいサイトはメインサイトですが、新規に作成したサイトもメインサイトと同じように、検索エンジンから流入があるように丁寧にコンテンツを記載して下さい。

ページの更新も定期的に行い、サイトボリュームもどんどん大きくなるように管理しましょう。

そして、メインサイトのコンテンツと関連の高いページの本文から、メインサイトのSEOを行いたいページのキーワードを含んだアンカーテキストでリンクを設置します。

ただ、この手法は、リスクが少ないと言うだけで、目的はランキングを操作することなので、お勧め出来る方法ではありません。

また、別ドメインで運営するサイトが同じドメイン内に掲載しても良いコンテンツならら、同じドメインでサイトボリュームを増やす方が効果は高いです。

メインサイトと関連の高いサイトを運営するには大きな労力が必要

メインサイトと関連の高いサイトも、良質なコンテンツの更新を続けて管理するのは、大変な労力が必要です。

しかし、安易に低品質なページから大量のリンクを設置するようなことはせずに、良質なコンテンツを時間を掛けて作成して、良質なリンクを設置することが重要です。

良質なコンテンツを多く持っている別のサイトを次々と作成することは困難で、ブラックハットSEOのような大量のリンクを設置することは出来ません。

しかし、Googleはリンクの数も評価しますが、リンクの質も評価します。質の低いリンクはGoogleに見破られると、ペナルティを受けますが、良質なコンテンツからのリンクは効果が長期間続きますが、自作自演リンクであることは変わりなく、効果のあったリンクの評価が変わり、悪影響に転ずることも良くあります。

大切なメインサイトがペナルティを受けない、安全な外部対策には、良質なコンテンツのある別のサイトからリンクを設置するしかありません。

自作自演リンクにはリスクもある

自身が運営する良質なコンテンツを持っているサイトからリンクを設置することはSEO効果が期待出来ますが、Googleからランキングを操作する目的のリンクと判断される可能性もあります。

自分では、良質なコンテンツだと思って、関連するコンテンツをリンクで繋いでも、Googleがどう判断するか分かりません。

実際に同じ企業が運営しているサイト同士をリンクし合って、Googleからの評価を落としているケースに出くわしたこともありました。

そして、このようなリンクを削除しても完全に悪影響が無くなるまでに数年を要した経験もあります。

Googleから安定した評価を得るためには、自分でリンクは設置せずに、自然発生リンクを待つのが最も良い選択肢です。

また、自作自演リンクを設置しなくても、良質なコンテンツを継続して公開していれば、かなりのアクセスを獲得することが出来ます。

安易な手法は行わない

良質な被リンクはランキングに大きな効果がありますが、だからと言って、自作自演リンクを設置して、自身のサイトのランキングを上げようとするのは、コンテンツの本来の順位に下駄を履かせようとする行為です。

Googleはそのような手法によってランキングを操作されることをとても嫌っていて、安易に行うと、強いペナルティを受ける恐れがあります。

サイト運営者としては、自作自演リンクでランキングを操作するようなことは行わず、内部施策に集中して、ユーザーにとって価値ある、良質なコンテンツの掲載に徹して、自然発生リンクを獲得するのを気長に待つのが最も安全で確実な方法です。

サイトの価値を高めずに手っ取り早く検索順位を上げようとすることは、ペナルティと隣り合わせであることを理解しましょう。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。