原因不明のアアクセス激減の最も多い要因

2021年12月21日

何も悪いことはしていないのにアクセスが激減する

アクセスが激減するのは、何らかのGoogleのガイドライン違反をしていると考えるのが適当です。しかし、運営している側では、有料リンクを購入したり、自作自演リンクを設置したりするような、明らかなブラックなSEOをした記憶は全く無い。と言うことが良くあり、何が原因なのかさっぱり分からず、途方に暮れると言うことが良くあります。

私の方へ相談を受ける事例でとても多いのが、この運営者側では原因不明のアクセス激減です。

悪意が無くてもペナルティを受けるのは複数サイトを運営していることです

    1. 最初は検索順位も上位にあり、とても上手く行っていた
    2. 成功事例を横展開しようと、複数ドメインの運用を開始した
    3. 複数取得したドメインのサイドバーやフッターからリンクを設置した

複数のドメインを取得して、サイト運営を行って、系列企業だったり、同じ企業の部門が違うサービスや商品を紹介するサイトのサイドバーやフッターからリンクを設置することがペナルティになっていることがとても多いのです。
運営する側としては、系列企業だったり、同じ企業の部門が違うのだから、リンクを設置して、関連商品やサービスも紹介したいと思うのは当然のことで、何の疑いもなく、自然な感覚でリンクを設置していて、そこには何の悪意もありません。

何の疑問も感じないので、多くのサイトで行われていて、原因不明のアクセス急減に悩んでいる企業は多いものと推察しています。

しかし、Googleのリンクプログラムでは、「さまざまなサイトのフッターやテンプレートに埋め込まれて広く配布されるリンク。」を禁止しています。

これが、原因不明のアクセス激減の最も多い事例です。外部リンクによるガイドライン違反に対して、Googleはとても強いペナルティを課します。アクセスも激減しますし、ペナルティが解除されるまでの期間もとても長くかかります。

複数のサイトを運営してテンプレートからリンクを設置したい場合は

どうしても、サイドバーやフッターなどのテンプレートからリンクを設置したい場合は、リンク先と関連の高い商品やサービースであることが条件ですが、トップレベルドメインのみ(.jpや.com、.netなど)違うドメインを取得して、リンクを設置すれば、Googleは内部リンクと同様に処理してくれるので、ペナルティにはなりません。

関連が高い商品やサービスの場合は、サブドメインでも問題ありません。

リンクを設置してアクセスが激減している場合は、nofollowに

すでに別のドメインでサイドバーやフッターからリンクを設置してしまっている場合は、すぐにリンクをnofollowにすることしかありません。
ただし、nofollowにしたからと言って、すぐにペナルティが解除される訳では無く、nofollowにしたリンクをGooglebotが1本1本辿って、リンクを無効化されるのを待つしかありません。
全てのリンクが無効化されてペナルティが解除されるまでには、最低でも数ヶ月は必要です。

Googleのガイドラインが間違っていると感じる方もいるかも知れませんが、リンクはリンク元とリンク先に密接な関連があり、ページを読んだユーザーに「この情報も有効てですよ」と紹介するもので、テンプレートから設置されたリンクはお問合せページや会社案内ページなどからもリンクを設置されるので、全く関連が無く、リンクに必然性が無いリンクを大量にに設置することになるのです。

ページの変更を行って検索結果に反映するまでには時間がかかる

ページの内容を修正しても、その修正をGooglebotが巡回、収集して、評価しないと検索結果には反映しません。ページの修正の翌日に順位が動いても、それは、前日の修正によるものではありません。ページの修正の翌日に順位が下がったからと言って、修正を戻すようなことはせずに、しばらく様子を見ましょう。

SEOは行った施策が反映するまでかなりの時間を要するので、とても長期的な施策です。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。

Posted by 清水 康次