広告はnofollowにしないとペナルティを受けるので注意が必要

2024年6月25日

アフィリエイトや求人広告からのリンクはnofollowになっていないとペナルティ

被リンクは強いランキング要因ですが、不自然なリンクはランキングに悪影響が出ます。良質なリンクを大量に集めているサイトはSEOにとても有利に働きますが、有料リンクや自作自演リンクはランキングにかなりの悪影響が出ます。

そのようなランキングに悪影響のあるリンクにはnofollowを付与する必要があります。nofollowは検索エンジンにリンクを辿らないように指定するもので、リンクをサイトのランキングに含めて欲しくない時に設置します。

求人サイトからのリンクでペナルティ

Googleはリンクを購入することを禁止しています。求人サイトへ登録して新たな人材を確保したいと思うことは普通にあることです。しかし、求人サイトには掲載料か成果報酬が発生します。そのようなサイトからのリンクはリンクを購入したことになります。大手の求人サイトのリンクはnofollowになっていますが、ローカルな求人サイトの中にはリンクがnofollowになっていないものもあります。このようなサイトからのリンクが原因でペナルティになる場合があります。

アフィリエイトからのリンクでペナルティ

アフィリエイトのリンクも成果報酬が発生するので、リンクを購入したことになります。商品の購入や会員登録、資料請求などのコンバージョンを得るためにアフィリエイトを利用して、Googleからペナルティを受けては、一方でコンバージョンを得ながら、もう一方からのコンバージョンを失うことになります。さらにGoogleからの流入は無料であり、最も大きなトラフィックです。コンバージョンを得るために購入したアフィリエイトリンクでGoogleからペナルティを受けてしまっては、元も子もありません。大手のASPはnofollowになっているので、ほとんど心配はありませんが、メジャーなASP以外を利用する場合は、nofollowになっているのか確認してから利用しましょう。

広告バナーもnofollowになっていないとペナルティ

バナー広告もリンクの購入です。国内で広告を購入する場合は、ほとんどがnofollowになっていますが、小規模なサイトで広告掲載するサイトでは、nofollowになっていない場合があります。少しでもアクセスを増やそうとして、購入した広告が原因でペナルティを受けると、広告からの流入を遥かに超えるアクセス減がペナルティによってもたらされます。さらに注意したいのが、多言語対応していて、中国のサイトに広告を掲載する場合に、nofollowになっていないことが良くあります。これは、Googleが中国では使えないので、中国の広告業者には、リンクによってペナルティを受けると言う概念が無いので、普通に広告を掲載すれば、nofollowにはなりません。

そんな知識も無く、中国で広告を購入したことが原因でペナルティを受けることがありますので、注意が必要です。

イベントのスポンサーの紹介リンクも有料リンクと判断される可能性があります

イベントのスペンサーになっていて、そのイベントのホームページから協賛企業としてリンクが貼られれることもあります。

このリンクはイベントの協賛として、お金を払わなければ設置されないリンクなので、有料リンクと判断される可能性があります。

イベントの趣旨に賛同して協賛することも良くあることだと思いますが、協賛するにあたって、イベントの主催者がホームページからリンクを設置すると言われた場合は、リンクの属性をnofollowにしてもらうようにしましょう。

市町村のサイトの広告スペースも要注意

市町村のホームページに広告スペースを設けていることも多くあります。

市町村のホームページ運営の資金を獲得する目的で広告募集が行われています。市町村のホームページでは、月間のアクセス数などを記載して広告掲載のメリットをアピールしています。

しかし、多くの市町村のホームページの広告枠には、nofollowやsponsoredの記載がありません。市町村が運営しているホームページだから信用して広告を掲載されると思いますが、Googleは市町村のホームページであっても不正には不正として対処します。

市町村のホームページの担当部署に広告のリンクがGoogleのスパムホムリシー違反だと連絡しても、Googleのスパムポリシーについて知る訳も無く、なかなか対応してもらえないのが実際です。

被リンクによってペナルティを受けてしまうと、回復にはとても長い時間を要するので、広告を掲載する場合は、リンクがnofollowやsponsoredになることを確認してから設置しましょう。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。

Posted by 清水 康次