パラメータを使った多言語サイトの重複コンテンツと自動生成ページの問題
多言語サイトはサブディレクトリかサブドメインで
多言語サイトを運営する企業は多くなっていますが、多言語化する場合に、パラメータで、?lang=jaや?lang=enなどで、多言語のページを生成すると、パラメータが記載されないURLとパラメータが記載されたURLが重複コンテンツがページ数×言語数だけ発生することになり、大量の重複ページが生成されることになります。
パラメータで多言語対応した方が、スマートなようにも感じますが、大量の重複ページはGoogleからの評価を著しく落としてしまいます。私が見ているサイトの場合、サイト名以外のキーワードは軒並み50位以下になっていて、CTRも0.5%程度になっています。
多言語対応する場合は、サブドメインかサブディレクトリで作成して、それぞれのページはネイティブな翻訳ページを作成して、重複コンテンツにならないようにしましょう。
Googleの自動翻訳をブラウザの言語設定に合わせて自動生成するとペナルティを受けます
多言語対応する場合に、ネイティブな翻訳では無く、Googleの自動翻訳を使おうと考える場合もあるかと思いますが、ブラウザの言語設定からユーザーに対して自動的にその国の言語のページを表示することは、自動生成ページとなってペナルティを受けます。
自動生成ページとならないようにするためには、ユーザーが言語を選択してユーザー自身が翻訳を実行するようにすれば回避できますが、Googleの自動翻訳の精度はそれ程高くなく、ネイティブな翻訳に比べるとかなり品質が低いページになってしまいます。自動翻訳されたページをGoogleがindexすると低品質なページと判断します。
どうしてもGoogleの自動翻訳を利用する場合はnoindexにして、Googleに評価されないようにしないといけません。そうなると、多言語ページは多言語で検索結果には表示されないので、集客はほとんど不可能になってしまい、多言語サイトを運営する意味が無くなってしまいます。
多言語対応する場合はネイティブな翻訳で、サブドメインやサブディレクトリに掲載することが最良です。
多言語ページはネイティブな翻訳ページにする
多言語サイトを作成するのに、自動翻訳を使えば手軽に作成出来て、集客も可能と考えることもあると思いますが、自動翻訳はネイティブな翻訳とは違い、かなり翻訳ミスもあり、現地の人が読むとかなり不自然なページになります。
このようなページをGoogleは低品質なページと判断しますので、多言語サイトを自動翻訳で作成すると、検索結果には表示されないページになってしまいます。
多言語サイトを作成する場合は、自動翻訳は使わず、ネイティブな翻訳が出来る人に依頼するようにしましょう。
Googleはユーザーにとって価値あるコンテンツを検索結果の上位に表示しようとしていますので、自動翻訳を使って翻訳したページは、正しく内容が伝わらない可能性があるので、検索結果の上位には表示されません。安易に自動翻訳を使ってホームページに掲載しないようにしましょう。
清水 康次
最新記事 by 清水 康次 (全て見る)
- アクセス数が激減した時の原因と解決策を徹底解説 - 2024年11月8日
- SEO対策してもトップページが無い?原因と改善方法を徹底解説 - 2024年11月6日
- 地元密着!富山の中小企業が実践すべきSEO対策 - 2024年11月3日