「1位のサイトを模倣する」は永久に日の目を見ない

2024年6月20日

オリジナルの情報が無ければ、上位には表示されない

Googleはユーザーが検索したキーワードに対する回答として、様々な回答を上位に表示します。これは、特定のキーワードで検索している様々なユーザーが求める回答が必ずしも一つではないからです。ユーザーが検索して、1位のページを見て、望む回答が記載されていなければ、2位、3位のページへと移って行きます。2位、3位のページは1位のページとは違う情報が掲載されているので、どこかで、ユーザーが求める回答に出会うことが可能になります。

このように、Googleはユーザーの多様な検索ニーズに対して、違った回答を上位に表示することで、ユーザー満足度を高めようとしています。これが、上位にほとんど同じ内容を記載したページしか表示されていないと、一部のユーザーだけ満足する結果しか表示されていないので、かなりのユーザーが不満を持つことになってしまい、ユーザーが離れて行ってしまします。

1位に表示されているページをまねて、ページを作れば上位に表示されると考えるのは間違い

1位に表示されているページはGoogleから評価されているので、1位のページと同じ内容を記載すれば、自分のページも上位に表示されると考えるのは間違いです。

そもそも、1位のページをまねてページを作成すると、コピーコンテンツ(類似コンテンツ)になってしまい、検索結果に表示されなくなる可能性があります。

大ヒットしたビジネスモデルをそっくりまねてビジネスを始めたとしても、オリジナリティの無い、全くの二番煎じでは、だれも評価してくれず、ビジネスは失敗に終わります。ビジネスは他社には無い何か強みを持っていないと成立しないものです。先駆者が成功しているから、単純に模倣したビジネスを始めようと考えるような安易な経営をする人はいません。

ホームページも同様で、他社とは違ったオリジナリティや他社には無い強みを打ち出したページになっていないと、ホームページとしての存在価値がありません。ユーザーの質問に対して、自分が出来る自分ならではの回答を記載することが、上位に表示する大切な要件です。自分と言う存在は、他人とは違うユニークなものです。他人と全く同じ人など存在しません。ホームページに情報を記載する時には、自分にしか出来ない情報が必ずあるはずです。他人には書けないあなたならではのオリジナルな情報を掲載しましょう。

オリジナルな情報を掲載した結果、Googleがどう評価するかは、Google次第です。何が何でも1位と言う考えは捨てましょう。何が何でも1位と考えると、テクニックに走ってしまい、ユーザーではなく、Googleに対してページを作成してしまい、結果的には評価されないページになってしまいます。

掲載する情報はあくまでも、ユーザーに対して、自分が回答出来る最良のものを記載することに徹しましょう。

専門家として書ける情報を掲載する

コンテンツを作成するのに、ライターや生成aiを活用する企業も多いでしょう。このようなライターや生成aiが作成するコンテンツは、当たり障りの無い標準的なコンテンツになりがちです。

検索しているユーザーはユーザーの置かれている状態によって様々な悩みを抱えて検索しています。

このようなユーザーにとって、当たり障りの無いコンテンツばかり見せられるのはとてもストレスになるものです。

ライターや生成aiにコンテンツを作成してもらっても良いですが、必ずその分野の専門家としてのオリジナルな情報を付加するようにしましょう。特定のキーワードについて、あなたにしか記載出来ない、専門性の高い情報があるるはずです。ユーザーの中には、その専門性の高い情報を探している人もいるのです。

ホームページで多くのユーザーを獲得したいと考えることは間違いではありませんが、標準的なコンテンツを読んでもユーザーの印象には残りません。専門家として記載出来る、特定の分野について深堀りしたコンテンツがユーザーに刺さり強く印象に残るようになるのです。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。

Posted by 清水 康次