2020年5月4日のGoogleコアアルゴリズムアップデートでリンクの評価が厳しくなった?

2024年6月26日

2020年5月5日にGoogleのコアアルゴリズムアップデードが開始され、19日に終了しました。

サイトによっては、大きな順位変動が起こって、集客に大きな影響が出ているサイトもあることでしょう。

 

ジャンルの統一されたリンク集からのリンクの評価が下がった?

2020年5月4日から開始されたGoogleのコアアルゴリズムアップデートで、これまであまり問題にならなかったジャンルの統一されたリンク集からのリンクの評価が厳しくなり、ランキングに悪影響が出ているようです。

これまでは、ジャンルが統一されていないリンク集のページからのリンクはペナルティを受ける可能性がありましたが、今回のアップデートで順位が下がったサイトのいくつかで共通しているのが、ジャンルの統一されたリンク集からのリンクがあるサイトでした。

アルゴリズムアップデートはこんなに単純なものでは無いと思いますが、一つの要素として、リンク集はどんな形態でもペナルティと評価されるようになったのでは無いかと思います。

Googleが評価するリンク

Googleが評価するリンクはページランクアルゴリズムの基本となっている論文の引用のように本文の中に設置されるリンクが基本で、本文の中のテキストからより詳しい記載のあるページへリンクが設置されていれば、評価されますが、リンク集の形態で、リンクと僅かな説明のみのページからのリンクは評価しないようになったのではないかと思います。

リンクにはリンクでユーザーを別ページへ誘導する必然性が無ければ、どんなリンクも価値は無く、本文を読んだユーザーがキーワードについてさらに詳しい説明が必要な場合にリンクを設置して補足説明に利用するような場合にリンクを設置するのが自然なリンクで、リンク集に設置されているリンクもリンク集のページでは無く、ページ本文からリンクの設置が可能と考えます。

リンク集に掲載されているリンクにはリンクをクリックしてリンク先のサイトを訪れる必然性が無く、リンクには何の価値もありません。このような価値の無いリンクによってリンク先のサイトのランキングが操作されることをGoogleが嫌っているのでしょう。

このように、リンクに必然性があって、リンク先ページを紹介しないと、ユーザーにコンテンツの全容を理解してもらえないような場合に設置するのが正しいリンクだと考えます。

実際に経験していないアフィリエイトサイトの評価が落ちた

コアアップデートがある度に、大企業のサイトが優遇されて、個人ブログの評価が落ちたと言われますが、実際には、自身で商品を利用したレビューを掲載しているサイトの評価は落ちておらず、いわゆるコタツ記事が多く掲載されているサイトの評価が落ちていると思われます。

実際に商品を利用した感想を記載しているコンテンツは良質になりますが、コタツ記事は、他に掲載されている情報のコピーコンテンツになってしまうので、どうしても低品質になってしまいます。

つまり個人サイトだからGoogleからの評価が落ちたのではなく、低品質なコンテンツが多いから評価が落ちたと考えるのが正しい判断だと思います。

アフィリエイトで収入を得たいと考える場合、実際に掲載する全ての商品を購入して、詳細なレビューをするとなると、費用対効果としては、とても厳しいものになってしまうので、現実的では無いのでしょう。

しかし、何も投資の発生しないビジネスは無く、他人の記事をパクッでページ数を増やすような行為で、お金を稼ごうとすること自体がスパムポリシーに違反する行為なので、評価が下がるのは当然で、上位表示は出来ないと考える必要があると思います。

このように実際に経験していない商品やサービスに対するコンテンツを作成して収入を得るアフィリエイトに対して厳しい評価がされるようになると、アフィリエイトそのものがビジネスや副業として成り立たなくなってしまいます。商品やサービスを紹介するアフィリエイトは今後難しくなって来るので、アドセンスにシフトするなど検討が必要になって来るでしょう。

良質なコンテンツが評価された

今回実施されたコアアルゴリズムアップデーでも、手間と時間を掛けずに作成したコンテンツの評価が落ち、手間と時間を掛けた独自のコンテンツが評価される結果になったと認識しています。

コアアルゴリズムアップデートの傾向を調べて、小手先の手直しをするようなことはせずに、ユーザーにとってより良い情報を提供することに集中することが重要です。

Googleから評価されるコンテンツを作成するのでは無く、ユーザーのことを最優先に考えた、信頼性の高いコンテンツの制作に徹することが重要だと思います。

ライターや生成aiによって作成される平均的なコンテンツでは、もう評価されない時代になって来ており、コンテンツの作成者の専門性を打ち出した、特定分野について詳細な情報を掲載した良質なコンテンツが今後求められるようになって来るでしょう。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後うつ病と自己破産により縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。 自己破産を経験していることから、売上げや利益が伸びない経営者の気持ちは痛い程分かりますので、出来る限り低価格で企業経営の改善のため最大限の貢献をさせて頂きます。

Posted by 清水 康次