SEOでは絶対避けたいgoogleの誤認による被リンクのペナルティを未然に防ぐ方法は無い
目次
Googleは完璧ではないので、誤認によるペナルティが発生します
良質な自然発生リンクは検索ランキングを向上させる大きな要素で、自然発生リンクが得られるように、常に良質なコンテンツの掲載を続けるのが王道のSEOです。
自分で、検索ランキングを操作しようとして設置したリンクでは無く、全く自分が関与していないリンクでも、Googleからペナルティを受けることがあります。Googleのアルゴリズム更新でも無く、全く予期せぬタイミングでサイト全体のランキングが低下する要因として、自然発生リンクのリンク元が低品質なコンテンツである場合には、Googleはリンク元では無く、リンク先であるサイトに対してペナルティを課します。
リンク元に対して、リンクの設置を依頼した訳では無くても、低品質なページやペナルティを受けているサイトからのリンクが貼られると、ランキングに悪影響が出ます。
運営期間が長く、良質な自然発生リンクを大量に持っているサイトの場合は、多少の低品質なリンクが貼られても大きな問題にはなりませんが、運営期間が短く、良質な自然発生リンクをあまり持っていないサイトの場合は、悪影響が直撃します。
アダルトサイトからのリンクでペナルティを受ける
自分で設置したリンクでは無くても、アダルトサイトからのリンクによってペナルティを受けることがあります。
弊社が経験した事例では、温泉旅館のホームページにその温泉旅館に宿泊して、入浴している画像などが掲載されているアダルトサイトからのリンクで評価を落とした事例がありました。
温泉旅館の運営側では依頼もしていないし、リンクについての承諾の連絡も無く設置されたリンクでした。
このリンクが貼られてからメインキーワードの順位が落ちてしまいましたが、運営者と連絡を取ることも出来ず、リンク否認を行いました。このリンクは自ら設置したリンクでは無く、勝手に貼られたリンクで、サイト運営者は全く関与していませんが、検索順位が落ちると言う事態が発生します。
一般のサイトがアダルトサイトからリンクされることは無いと思いますが、温泉利旅館の場合は、無許可でリンクを貼られてペナルティを受ける可能性があるので、予防的にリンク否認しておくことも検討する必要があると思います。
悪影響を未然に防いだり、Googleに異議申し立ては出来ません
このような、自然発生リンクでランキングに悪影響が出るのは、全く予想も出来ず、未然に防ぐことは出来ません。
また、Googleに対して異議申し立てをする窓口も無く、対応はリンク否認のみしかありません。
しかし、リンク否認を行っても、そのリンクをGooglebotが巡回してくれないと、リンク否認は成立せず、ペナルティの解除にはかなり長期間を要します。
警察によって誤認逮捕された場合や、冤罪で懲役判決を受けた場合は、その後の無罪判決で、賠償金を受け取ることも出来ますが、Googleはそのような補償はしてくれません。
良質なコンテンツと良質なコンテンツを持ったサテライトサイトで武装することにもリスクがある
このような誤認によって受けるランキングへの悪影響を少しでも回避するために出来ることは、良質なコンテンツを継続して投稿することと、もう一つは、メインサイトと関連のあるテーマで、サテライトサイトを開設して、良質なコンテンツを掲載して、関連したページへリンクを設置することが一つの可能性として考えられます。
このサテライトサイトは自作自演リンクですが、運営元の記載やSearch consoleにも登録して、同じ運営元であることをGoogleに知らせましょう。
同じ運営者のサイトからのリンクの価値は、別の人が運営するサイトからのリンクよりも価値は低下しますが、全く外部リンクが無い状態よりもマシです。
メインサイトとテーマが近いけれども、同じサイトでは記載出来ないようなコンテンツを掲載したサイトを運営することはSEOの効果が期待出来ます。
ただし、サテライトサイトを新規ドメインで公開した場合には、ドメインの評価やコンテンツの評価に時間が必要なので、リンクが効果を発揮するのにも時間を要します。
Googleの誤認によってランキングに悪影響が出てから、良質なコンテンツを掲載したサテライトサイトを公開しても、効果が出るまで時間がかかります。Googleの誤認によってランキングに悪影響が出る前にサテライトサイトを公開して、誤認による悪影響を回避できるように備ることは可能ですが、サテライトサイトそのものが、ランキングを操作する目的で運営されているとGoogleに判断される可能性も高いので、リスクがあります。
良質なコンテンツの掲載を続けて行くしか対策は無い
自作自演でリンクビルディングを行うことは、効果が期待出来る反面、リスクも大きく、関連の高いサイトを運営して、サイト同士をリンクで繋いでも、評価を下げる可能性があります。
リンクビルディングによる評価がどうなるかは、Googleにしか分からず、良質なコンテンツのサイトを複数作成することの成否は分かりませんが、複数のサイトを運営して、Googleからの評価が落ちてしまうと、評価の回復には年単位の時間を要してしまうので、リンク構築は慎重に行うべきです。
サイト運営者として出来る確実な方法は、サイトの評価が上がっても下がっても、良質なコンテンツの掲載を継続するしか無いと言うことです。
良質なコンテンツはGoogleからマイナスの評価を受けることは無いので、安全な施策です。リスクを冒してリンクを構築するよりも、良質なコンテンツの掲載に徹するのが良い方法だと思います。
清水 康次
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