重複コンテンツで評価を落としてしまうのはsitemap.xmlを送信しているから
目次
sitemap.xmlは生成された全てのページを送信する
SEOに有効だと思われているsitemap.xmlですが、sitemap.xmlが必ずしもSEOに有効とは言えません。自動生成されるsitemap.xmlはCMSで生成されたページ全てを検索エンジンに送信してしまい、どこからもリンクの無い孤立したページも送信してしまうからです。Search consoleのカバレッジで「重複しています」が大量に指摘された場合に、身に覚えの無いページが大量に重複と指摘される場合があります。
sitemap.xmlを送信していなければ、Googlebotはリンクを辿ってページを収集するので、リンクが貼られていないarchivesやfeedなどは収集しないので、重複は基本的に発生しません。
大量の重複コンテンツでGoogleから評価を落としてしまうのは、不適切なsitemap.xmlを送信しているからとも言えます。
sitemapは重複ページの掲載を避けて正規ページのみ送信しましょう。
重複を指摘されたページはsitemap.xmlから削除して送信する
Search consoleに大量の重複を指摘されて評価を落とした場合は、sitemap.xmlの中から重複しているURLを削除して送信します。正規ページのみ記載されたsitemap.xmlに従ってGooglebotがページを収集すると、重複は解消されます。
sitemap.xmlを送信する場合は、常に正規ページのみ記載されたものを送信するようにしましょう。
常に正規ページのみ記載されたsitemap.xmlを送信し続けるのは、かなりの労力がかかり大変なことです。
重複コンテンツにはcanonicalの指定をしましょう
Search consoleに重複が掲載されている場合は、正規ページへ向けてcanonicalを指定しましょう。
重複が指摘されているページから「Google が選択した正規 URL」へ向けて以下のように記載します。
<link rel="canonical" href="https://yourdomain.com" />
とhead内に記載します。
caninicalはGoogleに対する指示では無く、要請なので、必ずしも意図した通りに反映されるとは限りませんし、全てのページが正常に認識されるまでかなりの時間を要しますが、記載することで重複コンテンツは解消して行きます。
Googleは必ずしもsitemap.xmlの送信を推奨していません
GoogleのSearch consoleのヘルプでも「サイトの各ページが適切にリンクされていれば、Google は通常、サイトのほとんどのページを検出できます。」と記載されています。ページが完全にリンクされていて、大規模なサイトやニュースなど鮮度が重要なページが大量にあるサイトで無い限り、sitemap.xmlの送信は必要ありません。
重複ページが大量に検出されて評価が落ちるのは、sitemap.xmlの功罪とも言えます。
サイトを開設したらsitemap.xmlの送信を妄信するのは、むしろ危険だとも言えます。Search consoleに登録すれば、sitemap.xmlを送信しなくてもGooglebotがサイトをクロールしてくれますし、リンクされていないページをインデックスしないので、無用なページをインデックスする心配もありません。
sitemap.xmlはGooglebotのクロールに影響を与えるものなので、記載を間違えれば当然悪影響が出ます。
サイトマップは送信すれば良いと言うものではありません。
sitemap.xmlが適正かどうかの判断は、Search consoleの「サイトマップ」に記載されている「検出されたページ数」と、「ページ」の「登録済み」のページ数に大きな差が無いか確認することです。
ここで、サイトマップが送信しているページ数が非常に多くて、登録済みのページ数が少ない場合は、重複ページやインデックスすべきでは無いページを大量に送信している可能性があります。逆に、サイトマップが送信しているページが少なく、登録済みのページ数が多い場合は、サイトマップが送信しているページが頻繁にクロールされ、送信していないページのクロールがあまり行われないので、サイト全体の理解が進まない可能性があります。
清水 康次
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