不自然なリンクがあってGoogleよりbingで複数のキーワードで検索順位がかなり上位の場合は自動ペナルティで間違いない
目次
自動ペナルティの判定は難しいがbingと比較することでペナルティの判断が出来ることもある
bingは被リンクによるペナルティはほとんど無い
一つのサイトで複数のキーワードでSEOを行っていても、順位がなかなか上がらないことがあります。
そこで外部リンクを調べて見ると、ブラックハットSEO業者が付けたような明らかに不自然なリンクでは無く、コンテンツは作り込まれた自作自演リンクが大量にあることがあります。
コンテンツは一見充実しているように見えますが、類似コンテンツの可能性もあります。
Search consoleの検索アナリティクスを見ると、平均掲載順位が上昇した日の表示回数が減り、平均掲載順位が落ちた日の表示回数が上昇する不自然な動きをしています。
この現象は、ペナルティを受けているサイトに良くある動きです。
そして、GRCでターゲットキーワードの検索順位を調べると、Googleの検索順位は圏外か極端に低い順位ですが、bingは10位以内や20位台の検索順位です。
Googleのペナルティが深刻な状態の時には、bingの順位も圏外になっていたりしますが、Googleのペナルティが軽くなるとbingが先にランクインすることは多くあります。
Googleは被リンクによるペナルティが非常に厳しいですが、bingはかなり悪質な施策を行わないとペナルティが発動しないようで、被リンクによる悪影響がGoogleの方が顕著に表れます。
Googleのペナルティ解除の先行指標としてbingの順位を見ることが出来る
Googleのペナルティ対策が正しく行われているかどうかの判断材料として、bingの検索順位が先行して順位が上がることがあります。
ただ、Googleとbingのアルゴリズムは全く違いますので、必ずしもGoogleよりも先にbingの順位が上昇するとは限りませんが、被リンクのペナルティはGoogleよりもbingの方が緩やかなので、外部リンクがペナルティの元凶として疑わしい場合は、bingの順位も確認してみると良いです。
被リンクだけでは無く、コンテンツや他の要因によって順位が決まるので単純に比較することは出来ませんが、被リンクの影響は明らかにGoogleの方が強いので、Googleよりもbingの順位が高い場合は被リンクが影響している可能性があります。
bingではかなり上位なのにGoogleでは圏外の場合、被リンクによるペナルティの可能性が高い
Googleでは圏外で、何をやっても順位が回復しないのに、bingではある程度上位に表示される場合、双方のアルゴリズムの違いで検索順位に大きな差が出ていると考えられます。
bingはGoogle程、被リンクによるペナルティが強く無いので、不自然な被リンクがあってもbingではある程度上位に表示することが出来ます。
Googleはページランクをアルゴリズムの基本に据えているので、被リンクの評価がランキングに強く影響します。そのため、不正なリンクに対してもとても強い態度でペナルティを課します。一方、bingもウェブマスターツールにバックリンクの項目があるので、被リンクをランキング要因にしていますが、Google程強くは無いので、不自然な被リンクによるランキングへの影響も軽いのだと思います。
清水 康次
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