リンク否認の過程で上昇していた順位が大きく下落することがある
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大量の不自然なリンクを否認して順調に順位が改善していても、突然順位の下落がある
数百件もの不自然な被リンクがあって自動ペナルティを受けているサイトのリンクを否認しても、最初の数ヶ月は全くリンク否認の効果も無く、順位などが上昇するようなことはありません。
これがある程度リンク否認が進んで来ると、順位が上昇を始めます。順位の上昇は当然、不自然なリンクの件数が減ったからだと考えるのが自然なのですが、順位がそのまま順調に上昇を続けることは無く、どこかで停滞して全く順位が上昇しなくなったり、ひどい場合は、大きく順位を落とすこともあります。
これは、どんなアルゴリズムの影響なのか分かりませんし、何が引き金になって順位が下落するのか分かりませんが、このような現象は良くあることです。
長期的に見れば、順位は改善して行くのですが、順調に改善していた順位が突然大きく落ちるのはやはりショックです。
コアアルゴリズムアップデートは要注意
Googleのコアアルゴリズムアップデートはコンテンツやリンクの評価が大きく変わるので、そのタイミングで不自然なリンクの評価が強くなることはよくあります。
コアアルゴリズムアップデートはGoogleがユーザーの検索意図に最適な検索結果を返すために大幅なアルゴリズムの見直しを行うもので、被リンクによって不当に評価を上げていたサイトを駆逐するようにアルゴリズムを変更することは当然考えられます。
以前のアルゴリズムで順調にアクセスが増加していても、コアアップデートで一気に落ちることは起こりうることで、これは、避けることが出来ません。
リンクスパムによってランキングに悪影響が出ているサイトの場合、コアアルゴリズムアップデートで大きく順位が落ちても、同じ施策を継続するしかありません。
被リンクを再度見直す
順位が大幅に落ちた場合は、再度被リンクを見直して、不自然なリンクの否認漏れが無いか確認すると良いでしょう。この場合、Search consoleのリンク一覧だけでは無く、他の被リンクチェックツールも活用して、悪影響のあるリンクは徹底して排除しましょう。
ただ、このような方法で新たに否認漏れの不自然なリンクが見つかって、否認してもその効果がいつ出るかは分かりません。
一旦落ちた順位がいつ戻るのかも分からない
リンクの否認は順調に進んでいるのに順位が落ちるのは何故なのか分かりませんし、一旦落ちた順位がいつ戻るのかも分かりません。
考えられる原因としては、リンクの再評価が行われたことや、コンテンツの質やその他の要素が影響している可能性もあります。
順位の下落が一時的なものであれば良いのですが、長期間に及ぶのはとても困ることです。
このような順位の下落があってもSEOを行う側としては何もすることは無く、ひたすらリンクの否認が進んで検索順位が戻るのを待つしかありません。
不自然なリンクの否認は確実に進んでいるので、悪い方向に向かっている訳では無いので、信じて待つしかありません。
Googleはスパムリンクを無効化すると発表しているが
不自然なリンクを競合サイトに向けて貼ることで、競合サイトの検索順位を蹴落とす、ネガティブSEOも可能なことから、Googleはスパムリンクを無効化すると発表していますが、ここて言うスパムリンクとはどこまでの範囲なのかを明確に発表していません。
海外のサイトから大量に浴びせられるリンクは無効化されるのは確認していますが、自作自演リンクなどは無効化されるのかは不明です。
また、過去に貼られたリンクも発表と同時に無効化された訳では無く、以前に受けた低評価はそのまま引き継がれています。無効化の発表以降に設置された不自然なリンクは無効化されているかも知れませんが、それ以前に設置されて、ペナルティを受けているサイトのペナルティは継続しているので、発表以前に検出された不自然なリンクの悪影響は継続しています。
Googleが発表しているスパムリンクの無効化を鵜呑みにせずに、低品質なリンクを発見したら否認しておくのが良いでしょう。
清水 康次
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