短期決戦ならブラックハットSEO 長期戦ならホワイトハットSEO

2024年6月27日

ブラックハットSEOは短期的には確実に効果がある

ブラックハットSEOの効果と顛末の投稿を見ていただければ分かりますが、ペナルティを受ける不自然なリンクを大量に設置しても、一定の期間は目覚ましいSEO効果があります。しかも、リンクを設置してから短期間で絶大な効果が表れます。

Googleは設置されたリンクの質を評価する前に、設置されたリンクの本数を評価しています。大量の被リンクを獲得したサイトは様々なキーワードで検索順位が上位に表示されて、アクセス数も急増します。

SEOに即効性を求めるのであれば、ブラックハットSEOの手法はかなり有効です。問題は、いつペナルティを受けるのかと言うことです。

これは確実に定まった期間があるのでは無く、数ヶ月でペナルティを受ける場合もありますし、数年後にペナルティを受けるサイトもあります。

ペナルティを受ける時期は明確に定まっていませんが、いつかは必ずペナルティを受けます。ペナルティを受けるまでの短期決戦で瞬間的に大きな売上げを獲得して、その後はペナルティを受けてサイトを捨てても良いような、極めて短い期間の流行の商品を販売する場合は、ブラックハットSEOを利用することは最大限の効果を得ることが可能です。

短期間に売上げを獲得した後、サイトを捨てても良いと割り切れるのであればブラックハットSEOは利用する価値があると思います。

極めて短い期間に爆発的な流行があって、それが過ぎると誰も見向きもしないような商品や短期的な一発勝負ならブラックハットSEOは有効です。ただ、いつかはほとんどアクセスが得られなくなるので、マーケティングとしてはほとんど機能しません。

長期的にサイトを育てるホワイトハットSEO

これに対してホワイトハットSEOは短期的にアクセスが急増するような爆発的な効果はほとんどありません。

地道に良質なコンテンツを継続して掲載して、サイトボリュームを大きくして、コンテンツを読んだユーザーの中からリンクを設置してくれるユーザーが表れることをひたすら待ちます。

コンテンツそのものの評価によって得られるSEO効果は限定的で、しかもコンテンツの評価には時間が必要です。

近年は、被リンクの重要性が下がり、コンテンツの質が重視されるようになって来ました。これは、Googleがコンテンツに記載されている内容を理解出来るようになって来ていて、コンテンツの価値を評価出来るようになりつつあるからです。

このようにaiの進化などで、コンテンツそのものを評価出来るスピードは今後さらに加速すると思われるので、被リンクの価値はさらに下がって行き、コンテンツの質がとても重要になって行くと思います。

良質なコンテンツの掲載を継続してSEO効果が出るのには年単位の取り組みが必要です。良質なコンテンツを大量に積み上げたサイトはとても強くなるはずです。

永続するSEO効果を得られるような対策を行う場合はホワイトハットSEOです。

ペナルティを受けるような施策を行っていなければ、Googleのコアアルゴリズム更新などがあっても順位が大きく落ちるようなことは無く、長期的に安定した順位の獲得が可能です。

リアルの営業マンを教育して強い営業部隊を作るような気の遠くなるような地道で長期的な取り組みです。しかし、一度作り上げた強力な営業部隊は長期的に企業に利益をもたらしてくれるように、ホワイトハットSEOで良質なコンテンツを積み上げたサイトはGoogleからもユーザーからも評価されて、利益を生み出し続けます。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。

Posted by 清水 康次