切迫しているロングテールキーワードでコンバージョンを獲得する

2024年6月28日

SEOを実施する際、多くの場合、ビッグキーワードやミドルキーワードに焦点を当てがちですが、これらのキーワードではユーザーの問題解決欲求が十分に刺激されないことがあります。

実際、大きな検索ボリュームを持つキーワードにランクインしても、それだけではコンバージョンを獲得することは難しい場合があります。

そこで今回は、ロングテールキーワードでコンバーションを獲得する方法について、ご説明していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

ロングテールキーワードとは

検索キーワードには、一般的なサイトのメインキーワードとなる検索数が多く、同業種なら誰でも狙うビッグキーワードと、メインキーワードと関連したキーワードと複数のキーワードを組み合わせた複合キーワードで検索されるロングテールキーワードがあります。

ビッグキーワードとロングテールキーワードの中間のミドルキーワードも存在しますが、複数のキーワードを組み合わせたロングテールキーワードは検索数が少なく、多くのサイトでは、ターゲットキーワードとして選択されませんが、実際には、ロングテールキーワードで検索しているユーザーは切実に解決したい問題があって、様々なキーワードを組み合わせて回答を求めていることが多くあり、ロングテールキーワードで集客出来た場合、コンバージョンに繋がる可能性が高くなります。

ロングテールキーワードで有効なキーワードを見つけ出してコンテンツを作成することは、ホームページを運営する究極の目的であるコンバージョンを獲得する上でとても有効な手段となります。

ロングテールとは、下の図のように「恐竜のしっぽ」のように見えることから「ロングテール」と名付けられました。

ビッグキーワードは切迫していない

SEOを行う際、多くの人はビッグキーワードやミドルキーワードのような検索ボリュームの大きなキーワードを狙いがちです。

しかし、大きなキーワードで検索しているユーザーは、問題解決への強い欲求がなく、単にキーワードの意味や概要を調べているだけの場合が多いのです。

このような大きなキーワードで検索結果の上位に表示されても、アクセス数は増えますが、キーワードの意味が分かればページを離脱してしまい、あまりコンバージョンは期待できません。

なぜなら、ビッグキーワードにはユーザーが切実に解決したい問題が存在しないからです。

ユーザーが明確に解決したい問題を持たない場合、積極的な行動に出ることはほとんどなく、ページに記載された内容を読んでページを離れるのが普通です。

ユーザーの検索意図を想像しながらコンテンツを制作することで、ユーザーのニーズを叶えることが可能となり、自然とコンバーションも獲得できるようになります。

ロングテールキーワードの中に切迫しているキーワードがある

一方、サジェストキーワードを調べると、ユーザーが切迫していて必死に解決策を探しているキーワードを見つけることができます。

例えば、歯科医院なら「歯 詰め物 取れた 放置 痛い」、相続なら「相続 認知していない子」、ビザなら「ビザ 面接 落ちた 」のように、専門家の回答を必死に探しているキーワードが見つかります。

このような切迫しているキーワードで専門性の高いページを提供すると、ユーザーはその専門家に相談しようと思い、コンバージョンにつながります。

ニッチなキーワードは、ユーザーが解決したい問題が明確であり、回答を提供しているwebサイトをいくつものキーワードの組み合わせで何度も検索した末に辿り着くものです。

また、このようなロングテールキーワードは競合サイトが少なく、コンテンツを作成していない場合が多いため、上位表示の可能性が非常に高い、難易度の低いキーワードです。

ユーザーが求めている回答に出会うと、そのコンテンツを記載した専門家に対して信頼を感じ、相談しようと思うのです。

 

切迫

サイトのコンバージョン率が低い場合は、切迫したキーワードに対応したコンテンツを掲載する

サイトのコンバージョン率が低い場合、その原因は漠然として大きなキーワードばかりで集客していることが考えられます。

ユーザーが切迫していて、誰にも相談出来ないキーワードを見つけ出し、それに対応したコンテンツを掲載することで、コンバージョン率を向上させることができます。

ユーザーが切実に専門家のアドバイスを求めている検索キーワードを見つけることができれば、問い合わせの獲得が容易になり、問い合わせの数が増える可能性があります。

ロングテールキーワードを見つける方法

ロングテールキーワードを見つけるためには、ツールを使った以下の方法が有効です。

ラッコキーワードを利用する方法

ラッコキーワードにメインキーワードを入力して検索すると、サジェストキーワードが表示されます。

検索ボリュームは表示されませんが、上位に表示された時の期待できるアクセス数はわかりません。

しかし、検索数は少なくても確実に検索されているキーワードなので、切迫しているキーワードを見つけてコンテンツを作成することは有効です。

Search consoleの検索パフォーマンスから見つける方法

Search Consoleの検索パフォーマンス機能を使用すると、自分のサイトがどのようなキーワードでヒットしているかを確認できます。

「クエリ」の中で表示数を最大にし、最も下のキーワードから順番に見ていくと、自分のサイトが予期せぬキーワードでヒットしていることが分かります。

このようなキーワードの中には、表示回数が1回で掲載順位も低いものがあります。

これらのキーワードは、コンテンツ作成時に狙っていなかったものですが、実際にはかなり切実で切迫したキーワードが含まれている可能性があります。

Search Consoleの検索パフォーマンスは、ヒットしているキーワードを一目で確認できるため非常におすすめです。

運営しているサイトはメインキーワードに関連するキーワードで作成されているため、複合キーワードで多数ヒットします。

この検索パフォーマンスを徹底して調査することで、非常に有効なキーワードを見つけ出すことができます。

検索パフォーマンスで表示される複合キーワードの中から、ユーザーが切実に解決策を探していると思われるキーワードを選定してコンテンツを作成すると、簡単に上位に表示出来て、モチベーションの高いユーザーを集めることが出来ます。

まとめ

以上、今回はロングテールキーワードでコンバージョンを獲得する方法についてご説明しました。

切迫したキーワードに対応したコンテンツを掲載することは、サイトのコンバージョン率向上に直結する重要な戦略です。

ユーザーが真剣に問題解決を求めている検索キーワードを見つけ出し、それに応じた質の高いコンテンツを提供することで、信頼感を築き、積極的な行動に結び付けることができます。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。

Posted by 清水 康次