良質なリンクを大量に獲得しているサイトは不自然なリンクの否認で直ぐに効果が表れる
目次
不自然なリンクの否認を行っても、通常はかなり長期間アクセスの改善は見られません
不自然な被リンクが大量にあるサイトで、被リンクの削除が出来ない場合には、リンクの否認を行って、不自然な被リンクを無効化します。
しかし、良質なリンクをあまり持っていないサイトの場合、リンク否認を行っても、かなり長期間(通常、1年以上)全くアクセスの改善が見られないのが普通です。
否認したリンクをGooglebotが1本1本辿って否認が成立しましが、同じドメインからのリンクは最初の1本が強いSEO効果を発揮し、2本目以降は1本目よりかなり弱い効果になります。
これと同様に、リンク否認を行っても、同じドメインのリンクが残っていれば、Googleからの評価はあまり改善されず、最後の1本の否認が成立すると、ペナルティが緩むことになるからで、最後の1本の否認が成立するまでは、否認の効果はほとんど感じることが出来ないことになります。
また、最後の1本の否認が成立しても、インデックス、再評価のプロセスを経る必要があるので、改善を感じるまでにはかなりの時間を要します。
良質なリンクが大量にあるとリンク否認直後からアクセスが上昇し始める
このサイトは2020年11月28日にリンク否認を行いました。Search consoleの最新のリンクをダウンロードして被リンクを調べると、不自然なリンクも多くありましたが、それよりも自然で良質なリンクも大量にあることに気が付きました。
このサイトは趣味の商品を取り扱うサイトで、商品を購入した人がブログに商品を掲載して、ショップのホームページへリンクを設置しているブログが大量にありました。
このようなリンクはまさに自然発生リンクで、SEOにはとても効果的なリンクです。このような自然発生リンクが大量にあったために、不自然なリンクが大量にあっても、アクセス数も激減せず、ある程度のアクセスを維持していたものと思います。
自然発生リンクと不自然なリンクを天秤に掛けて釣り合ったところがアクセス数です。
自然発生リンクが大量にあるところに、不自然なリンクを否認すると、少しリンク否認が成立しただけで、天秤が自然発生リンク側に傾き、アクセスの改善になるのです。自然発生リンクと不自然なリンクがある状態は、賛成票と反対票がある状態で、リンクの否認が進むと、反対票が減るので、賛成票のパワーが出て来る状態です。
不自然なリンクばかりだと、リンク否認を行っても不自然なリンク側に傾いた天秤が水平には戻らないからです
自然発生リンクがほとんど無く、不自然なリンクばかりだと、リンク否認をおこなって、少し否認が成立しても、不自然なリンクの悪影響が強く残ったままになります。
これは、天秤に例えると、自然なリンク側に何も無く、不自然なリンク側に大きく傾いているのが、リンク否認で、少し不自然なリンクが減っても天秤を水平に戻すほどの自然発生リンクが無いので、不自然なリンク側に傾いたままになっている状態が長期間続くからです。
自然発生リンクを大量に持っていると、多少の不自然なリンクが設置されても大きな悪影響が出ません。
自然なリンクの獲得がいかに重要かを認識させられる事例でした。
自然発生リンクの獲得が出来ないから、有料リンクや自作自演リンクでランキングを操作しようとするのは、逆効果で、不信任の表を大量に溜めこむことに繋がります。自然発生リンクが無い状態であれば、自然発生リンクが設置されるのを待つしかありません。そのリンクを偽装しても不信任とカウントされるだけで何もポジティブな評価には繋がりません。
清水 康次
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