確実な検索順位の確認方法は2つ
目次
複数のキーワードの検索順位を確認するためにはツールが必要
管理するWEBサイトが1つだけで、ターゲットキーワードも1つだけなら、毎日、Googleで検索した順位をエクセルなどに記載して、グラフ化して管理しても大きな手間では無いので、それでも良いでしょう。
しかし、SEOを本気で行おうとすると、メインキーワードの他に、ロングテールキーワードを複数ターゲットキーワードとして設定するので、順位チェックツールが必要になります。
検索順位を確認することは、重要で、検索順位に無頓着でいると、いつの間にかターゲットキーワードが圏外に落ちていると言うこともあります。検索順位を日々確認することはSEOの基本だとも言えます。
順位チェックツールには取得する順位の正確性と、長期間に渡って順位の推移が確認出来る必要があります。検索で上位を目指すなら、順位チェックツールの利用は必須と言って良いでしょう。一つ一つのキーワードを検索して順位を確認するのはとても時間がかかりますが、チェックツールを利用すると複数のキーワードでも短時間に順位を確認出来ます。
この要素を満たすツールは2つです。この2つのツールの特徴と、2つのツールを比較することで分かることなどを紹介します。
検索順位のチェックツールは様々なツールが公開されています。
WEB上でチェックする検索順位チェッカー
検索順位チェッカーはweb上で順位チェックを行い、保存したデータを後でCSVでダウンロードして確認することが出来ます。チェック出来るのは5キーワードまでなので、運営初期やSEO初心者には良いと思いますが、サイトボリュームが大きくなって、チェックしたいキーワードが増えると他のツールを検討しないといけなくなると思います。
ほとんどのツールと同様100位までの順位を取得出来ます。
チェックしたその時の順位を管理できるGRC
GRCは順位チェックツールとしては、かなり精度が高く信頼性の高いツールで、SEOを行う全ての人におすすめしたいツールです。Yahoo!、Google、bingの3種類の検索エンジンに対応して同時に順位を簡単にチェックすることが可能です。
また、競合サイトの順位計測も可能なので、競合と自社の順位の推移をチェックして、変動要因を推測することも可能です。
GRCとGRCモバイルがありますが、現在はGoogleはモバイルページを元に順位を決定しているので、スマホ用の検索結果を別に確認する必要は無いように感じます。
チェックした順位の推移をグラフで表示出来、対策した施策をメモ機能で記録しておくことも出来、行った施策と検索順位の変化を関連付けて考察することが可能です。
無償で利用出来る範囲は、10キーワード、10URLまでですが、1つのホームページを運営している範囲なら、無料で利用出来る範囲で十分でしょう。競合の順位チェックなども行いたい場合は、有料プランを申し込めば多くの競合サイトの順位比較も可能です。
ホームページ名とURLとキーワーードを入力して、一日1回「順位チェック実行」をクリックすれば、順位を計測してくれます。
GRCはチェックしたその時の順位を記録するものなので、一日の中での順位変動は分かりませんが、日々の順位が乱高下している場合は、何かしらの原因でサイトの評価が低下している可能性がありますので、調査が必要です。

一日の平均掲載順位が分かるSearch console
Googleが提供しているSearch consoleは、Googleの掲載順位や検索結果の表示回数、クリック数、CTRが表示されます。
Search consoleで掲載順位は、一日に検索結果に表示された平均掲載順位を調べることが出来ます。また、検索結果の表示回数も分かるので、GRCで検索順位が乱高下している場合は、サーチコンソールのデータと照合してみると、Googleからの評価が落ちていことが分かります。
Search consoleは検索パフォーマンス以外にもGoogleにインデックスされている情報を色々提供してくれるので、是非登録しましょう。

GRCとSearch consoleのデータを比較すると分かること
このページにある2つのグラフは同じサイトの同じ検索キーワードの同じ期間のGRCとSearch consoleのデータです。GRCはチェックしたその時の順位なので、日によって、検索結果に表示されたり、圏外に飛んだりしています。特にグラフの後半でそのような順位変動が顕著です。
一方、Search consoleでは、特に最後では、検索順位はそれなりの順位に表示されていますが、表示回数が極端に減っています。8月ごろは、検索順位も安定していて、表示回数も多いです。この頃は、Googleからある程度評価されていましたが、その後評価が落ちて、表示回数も検索順位も低下します。そして11月に検索順位も表示回数も回復しますが、12月の末にかけて検索順位を維持していますが、表示回数が大きく落ちています。
このようにGRCでは、日によって検索結果に表示されたり、圏外に落ちたりしていますが、実は、一日の中でも検索結果に表示されたり、圏外に落ちたりしているので、平均掲載順位は高くても、表示回数が大きく減っているのです。
このような結果になるのは、何らかの原因で、Googleからの評価が落ちていると考えられます。このサイトの場合、以前にブラックハットSEO業者からリンクを購入していて、ペナルティを受けていましたが、リンクを否認して一旦ペナルティが解除されましたが、9月頃に新たな不自然リンクが検出されて、再度Googleからの評価が落ちたと分析しています。
このようにGoogleからの評価が落ちると、検索順位が不安定にななって表示回数が大きく落ちることがあるので、GRCとSearch consoleを併用して順位の変動をチェックするのが良いでしょう。
平均掲載順位と表示回数の変化はSEOのシグナルとして重要な指標です。掲載順位だけを追わず、掲載順位と比例して表示回数も確保出来ているのかも確認するようにしましょう。
Googleから評価が落ちる要因をまず取り除いて、サイトで出来る限りクリーンな状態に保って、上位表示を目指すことがマーケティングにも有効に働きます。
GRCが使えなくなった背景と検索順位チェックツールの限界
これまで日本のSEO業界では、検索順位チェックツールとして「GRC」を利用しているサイト運営者が非常に多く存在しました。
しかし、近年のGoogleの仕様変更により、GRCではGoogle検索の順位データを正常に取得できない問題が発生しています。
実際に、2024年以降はGoogleの検索結果ページの取得制限が強化された影響で、GRCをはじめとした多くの順位計測ツールが正常に動作しなくなりました。
その結果、GRCではGoogleの順位チェック機能を停止する状況にまで至っています。
この背景には、Googleが検索結果ページのスクレイピング(自動取得)を強く制限するようになったことがあります。
従来の順位チェックツールの多くは、検索結果ページを取得して順位を解析する仕組みだったため、仕様変更の影響を直接受けてしまったのです。
つまり、今後は
-
従来型の順位チェックツールだけに依存するSEO分析
-
自動順位取得だけを前提にしたSEO運用
は、徐々に難しくなっていく可能性があります。
これからのSEOでは「検索順位の確認方法」も変わる
現在のSEOでは、単純に順位チェックツールだけで検索順位を確認するのではなく、複数の方法を組み合わせて確認することが重要になっています。
例えば、次のような方法があります。
① Google Search Consoleで確認する
最も信頼性の高い方法の一つが、Google Search Consoleの検索パフォーマンスです。
Search Consoleでは
-
実際に検索されたキーワード
-
表示回数
-
クリック数
-
平均掲載順位
などを確認できます。
これはGoogle自身が提供するデータであるため、一般的な順位チェックツールよりも信頼性が高い情報と言えます。
② シークレットモードで実際に検索する
もう一つの方法は、ブラウザのシークレットモード(プライベートブラウジング)を利用して検索する方法です。
通常の検索では
-
検索履歴
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位置情報
-
個人の検索傾向
などが反映されるため、実際の順位と異なる表示になることがあります。
そのため、
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シークレットモード
-
ログアウト状態
で検索することで、より客観的な検索順位を確認することができます。
SEOでは「順位だけを見る時代」ではなくなっている
以前はSEO対策と言えば、「検索順位を毎日チェックする」ことが重要視されていました。
しかし現在では、SEO評価は次のような指標も含めて判断する必要があります。
-
検索表示回数(インプレッション)
-
クリック率(CTR)
-
流入数
-
コンバージョン
つまり、順位だけを見て一喜一憂するのではなく、
-
検索結果にどれだけ表示されているか
-
実際にクリックされているか
-
問い合わせや売上につながっているか
まで含めて分析することが、現代のSEO運用では重要です。
清水 康次
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