市町村役場のホームページの広告は意外と危険

2024年6月30日

市町村役場のホームページは基本的に信頼感が高い

市役所や町村役場が運営しているホームページは住民サービスに関する情報を提供していて、部署毎に最新の情報を掲載しているので、住民にとっても貴重な情報源で、Googleからも評価されているサイトです。市町村役場のホームページは住民からの一定のアクセスがあるので、地域で商売をしている企業にとっては市町村役場へアクセスするユーザーを自社サイトに誘導出来れば良いと考えるでしょう。

実際に市町村役場のホームページには広告の掲載枠が用意されていて、1ヶ月の掲載料を支払えば広告が掲載されます。

市町村役場は収入さえ得られれば良い

市町村役場のホームページの広告枠を設定するのは、少しでも収入を得て、財政に寄与することが目的です。市町村役場は、広告を掲載してくれる企業が増えて収入が増えればそれで良く、広告のリンクを設置することで、リンク先企業にどのような影響があるのかの知識も全くありません。

広告掲載する企業側の市町村が運営するホームページに広告を掲載するのだから、何も悪いことは無いと信じて広告を出しています。

しかし、市町村が運営しているホームページに広告を掲載する場合、市町村のホームページの運用によっては、自社のホームページの集客に大きな悪影響が出る可能性があります。

市町村役場の広告からのリンクにはほとんどsponsoredやnofollowになっていません

市町村役場のような公的機関であっても、対価をもらってリンクを設置することはリンクプログラムに該当してGoogleのガイドラインに違反するのです。

実際にGoogleがGoogle Japanのホームページにペナルティを課したこともあったくらいなのです。

Googleはスパムポリシーに違反していれば、Googleの関連会社でも行政でも関係無くペナルティを課すのです。

Googleはそのサイトへ向けて貼られたリンクをそのサイトへの人気投票のように評価して、リンク先の検索順位を上げるアルゴリズムがあります。しかし、このアルゴリズムが成立するには、リンクは全て自然発生リンクでないと正しい評価が出来ません。

お金を払ってリンクを獲得して、ランキングを操作されるとGoogleのアルゴリズムは崩壊してしまいます。

なので、お金を支払って設置するリンクにはrel="sponsored"又はrel="nofollow"を付与しないといけません。しかし、実際に多くの市町村役場の広告には、sponsoredやnofollowは付与されておらず、Googleのガイドライン違反の状態のまま公開されています。

市町村役場からの流入獲得と引き換えにGoogleのランキンクを低下させている

広告を出稿している企業は、市町村のホームページに広告を出すことによって自社の信頼が高まり、市町村役場からの流入を獲得すれば自社のホームページのアクセスが増えると思っていると思いますが、実際には市町村役場からの流入獲得と引き換えにGoogleのランキングを低下させているので、お金を払ってサイトへのアクセスを減らしている可能性が高いのです。

このような問題が起こるのは、市町村役場の担当者やホームページ制作会社と、企業側の知識不足によるもので、とても残念な問題です。このような問題があまりにも多いので、Googleも最近、スパム行為は無効化するとと発表していますが、それ以前に設置したリンクでランキングが落ちているサイトは、Googlebotが再度リンクをクロールしないとランキングは元に戻りません。

市町村役場のホームページは頻繁に更新されているので、Googlebotの巡回も頻繁に行われていると思いますが、このような問題が全国の市町村役場で発生しているとすると、損害を受けている企業はとても多いと思います。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。

Posted by 清水 康次