ユーザーが迷子にならないナビケゲーションが重要
ホームページを見ている時に、欲しい情報や興味深いページが見つからず、つい離脱してしまった経験はありませんか?
実際、平均的な離脱率は70%ほどといわれており、多くの企業が顧客獲得の機会を逃しています。
商品やサービスの購入に結びつけるためには、離脱率を低下させるようなレイアウト設計やサイト構成、ナビゲーション表示が欠かせません。
そこで今回は、ナビゲーションの観点から、サイトの離脱率を低下させる施策についてご紹介します。
ナビゲーションとは
ナビゲーションとは、webサイト内でユーザーがコンテンツや機能にアクセスするための仕組みを指します。
主な目的は、ユーザーがサイト内を効率的に移動し、必要な情報や機能に簡単にアクセスできるようにすることです。
ナビゲーションには、以下のような種類と特徴があります。
- メインメニュー
サイトのトップページや主要なページへのリンクが表示されたメニューバーです。サイト全体の主要なセクションやページへのアクセスを提供し、ユーザーがサイト内を移動する際の主要なガイドとなります。
一般的にはページの上部や左側に配置されます。 - サブメニュー
メインメニューに属する、より詳細なカテゴリやサブセクションへのリンクが含まれています。 - フッターナビゲーション
サイトのフッター部分に配置されるリンクで、プライバシーポリシーや利用規約、サイトマップなどが含まれます。 - 内部リンク
サイト内の関連するコンテンツ間を結ぶリンクです。
例えば、記事内で関連記事へのリンクが挿入されていることがあります。 - ハンバーガーメニュー
スマートフォンなどの画面サイズが小さい場合に使用されます。
通常、画面上部の隅にアイコンが表示され、ユーザーがそれをクリックすると、メニューが展開されます。 - パンくずリスト
ユーザーが現在のページの位置を把握しやすくするために使用されます。
ページの上部や下部に表示され、ユーザーがサイト内を移動する際に、どのような階層構造に沿っているかを示します。
ナビゲーション要素は、ユーザーがサイト内で自由に移動しやすくするために、適切に設計されなければなりません。
サイトの使いやすさはユーザーエクスペリエンスの向上に直結するため、ナビゲーションの最適化はサイトの成功に大きく役立ちます。
ナビゲーション 3つのNG行為
ここでは、ナビゲーションに関する3つのNG行為についてご紹介します。
期待に添わないコンテンツ
ユーザーは、自分が求める情報を得るために、ナビゲーションを頼りにしながらサイトを回遊しています。
そのため、ユーザーがナビゲーションを頼りに訪れた場所には、期待する情報が必ずあるようにする必要があります。
予想外の情報に接すると、ユーザーは期待外れを感じて離脱してしまう可能性があるからです。
ナビゲーションは本の索引やスーパーのカテゴリ表示と同じです。
もし、スーパーのカテゴリ表示の下に期待しているカテゴリの商品が置いていなければ、ユーザーはお店に対して「不親切な店だ!」と不満を感じるでしょう。
WEBサイトでも同様に、ナビゲーションに記載されている言葉からユーザーが予想できる情報にリンクしていないと、ユーザーは「不親切なホームページだ!」と感じることになります。
ナビゲーションは、ユーザーが欲しい情報に簡単にアクセスできるようにすることが重要です。
離脱率を低下させるためにも、ユーザーの視線の動きを考慮し、リンク先の情報が予想できるようなナビゲーションを設置することが大切です。
カテゴリが英語表記
見た目のスマートさやスタイリッシュさのために、ナビゲーションを英語表記にしている企業もあります。
しかしこれは、ユーザーにとってリンクの先にある情報をとても曖昧にしてしまいます。
ナビゲーションが英語表記だと、一部のユーザーにとってはわかりにくく、特に英語が母国語でないユーザーや英語に不慣れなユーザーにとっては、理解が難しくなる恐れがあります。
英語表記のナビゲーションは作り手の自己満足でしか無く、ユーザーフレンドリーではありません。
サイトのターゲット層に合わせて、適切な言語でナビゲーションを提供することで、ユーザーをスムーズに誘導しましょう。
また、内部対策は重要なSEO施策なので、内部リンクは日本語でターゲットキーワードを含むものにしないといけません。
画像リンク
ナビゲーションリンクが画像で作成されていると、リンクを踏んでも色が変わらないので、ユーザーは未訪問か既訪問なのか分からなくなり、同じページをぐるぐる回ることになってしまいます。
サイトを訪れるユーザーはユーザーが解決したい問題への回答を求めているので、解決したい問題の回答が記載されていると思うページを探していますので、未訪問なのか既訪問か分からないと、同じページを何度も訪れてしまう可能性が非常に高くなってしまいます。
そのため、画像によるナビゲーションもユーザーに対して不親切なものとなります。ユーザーが不親切なサイトと感じてしまっては、どんなにユーザーにとって価値のあるコンテンツを掲載していても、ユーザーがそのサイトのファンになってくれることはありません。
ユーザーを迷子にしてしまうナビゲーションは、ナビゲーションとしての役割を果たしていないとも言えます。
ユーザーを正確に案内できるナビゲーションがとても重要なのです。
まとめ
以上、ナビゲーションに関する3つのNG行為をご説明しました。
サイトの利便性を向上させるナビゲーション機能をうまく活用することで、離脱率の低下が期待できます。
SEO対策に課題を抱えている方は、ナビゲーションについて見直してみてはいかがでしょうか。
サイトの新規制作やリニューアルをご検討の方も、WEBサイトがより高い効果を発揮できるよう、今一度ご検討ください。
当社はSEOの専門家として、全国の企業のサイトアクセスを大幅に改善してきました。
ユーザーの視点に立った情報掲載のサポートを行っています。
SEO対策についてお困りでしたら、お気軽にご連絡ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
清水 康次
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