ブラックハットSEOとは?その効果と顛末(有料リンク編)

2023年7月26日

ブラックハットSEOで不自然な外部リンクを大量に設置されたサイトのアクセス数の推移

ブラックハットSEO

検索エンジンを欺いて、検索順位を操作しようとするブラックハットSEO。具体的な手法としては、隠しテキストや隠しリンク、大量の外部リンクの設置など様々です。実際に大量の外部リンクを設置したサイトの情報がありますので、紹介して記事として共有しますので、参考にして下さい。マーケティングにどのような影響があるのか徹底して検証したいと思います。ブラックハットSEOとは対極にあるホワイトハットSEOはとても多く労力と時間を要するので、短期間の効果を得るのは難しいので、短期間に効果を発揮するブラックハットSEOのサービスを利用する人もいるのです。

ペンギンアップデートでGoogleのスパム判定の技術も向上しブラックハットSEOの業界はかなりダメージを受けて業者も減少しているとの情報でしたが、今でも積極的にリンクの設置をする業者がいると言うことです。

企業の担当者も上司から上位表示を強く迫られて、ウェブマスターとしてやむなくブラックハットSEO業者に依頼してしまうこともあるでしょう。ブラックハットSEO業者は検索エンジン最適化の手法として、有益なリンクを設置するので、自社の施策は安全だと説明するかも知れません。

しかし、ブラックハットSEOはとても安易に大量の外部リンクを設置するもので、とてもリスクの高い危険な方法です。SEOの施策を検討する場合は、短期的な効果よりも長期的な安定を判断材料にして下さい。今後の推移も含め解説します。

低品質なリンクでランキングを操作しようとするサイトに対してペナルティを課すペンギンアップデートの実施以降、不自然なリンクを大量に設置するブラックハットSEOはかなり淘汰されましたが、それでも実際の効果もあるようで、リンクを設置する業者が存在しています。

低品質なリンクが大量に設置され、Googleが悪質と判断した場合には、インデックス削除など、強いペナルティを受ける場合もあります。

Googleが禁止しているリンクはリンクプログラムとして公開されています。

SEOの基本はユーザーファーストに徹して、ユーザーの疑問や質問に対する専門性の高いコンテンツを記載することで最適化するもので、良質なコンテンツも記載せずに、不自然なリンクを大量に設置して検索順位を上げることは、Googleに対する不正行為ではありますが、ユーザーに対しても本来見せるページでは無いページを見せることになるので、ユーザーに対する背信行為でもあります。

このページでは、実際に低品質なリンクを大量に設置したサイトのアクセス数の推移を事例としてご紹介します。

Googleのガイドラインに違反する不自然な外部リンクの設置が始まったのが2020年4月13日。それからどんどんリンクを増やして行きました。

リンク元のページは英語で記載されているページに突然日本語のアンカーテキストのリンクが表示されるスパム的なページがほとんどです。

このwebサイトは元々、全く内容の関係の無い友人のサイトのサイドバーからのリンクがあり、Googleからペナルティを受けていました。リンク否認はしていましたが、リンク数が3,700本もあり、なかなかペナルティが解除されず、待ち切れなくなったのでしょう。

このような明らかに不自然で価値の無い外部リンクを設置する手法をすることをSEO業者は説明しなかったのでしょうか。このリンクを見れば、SEOの知識が無くとも不自然なリンクであることは理解できると思います。

ほとんどはブログからのリンクですが、このリンクを見れば、普通なら初心者でも不自然な被リンクだと分かると思いますが・・・・。外部リンクを強化することはSEOには有効ですが、それは、サイトを知っているユーザーがサイトを紹介するたるに設置する自然発生リンクです。

実際に設置された不自然なリンクの具体的な例

不自然なリンク

不自然なリンク

具体的なリンク設置の事例は、このような英語の文章の中に日本語のリンクが大量に記載されているページや英語のページの中に1ページだけに向けたリンクが表示されるページで、ユーザーをページへ誘導するためのリンクでは無く、クリックされる可能性はほぼ無いと思われ、Googleからの評価を上げる目的だけに設置されたリンクであることは明らかで、どのリンクも低品質なものです。1ページに複数の、しかもかなり多くのリンクが設置されており、ページの発リンクが多いのも評価を下げるリンクの要素です。リンク先のページを説明する文字数も少なく、どう考えても自然なリンクには見えません。むしろ悪意のあるリンクと言えるでしょう。

言葉も日本語以外に英語やハングルなどのページもありました。これらのページはどもユーザーにとっては何の価値も無いページです。

ページに記載されている情報に一貫性が無く、いろんな業種へのリンクが混在していたり、本文とは全く関連の無いリンクがあるのが特徴です。ワードサラダのような不自然な文章からのリンクはありませんでしたが、どのリンクも全く必然性の無いリンクでユーザーが求める情報は全く記載されていないページでユーザーの疑問や質問の解決にはならず、全く役立ちません。

ただ、アンカーテキストはSEO対象キーワードで最適化されており、検索ランキングを操作する目的で作ったリンクであることは明白です。このような施策は検索エンジンに対して最適化しているとは言えません。

不正なリンクでランキングを操作して、本来上位に表示されるべきでは無いページを上位に表示させることはユーザーの利便性を損ねるだけです。

設置されたリンクはSearch consoleの最新のリンクをダウンロードで確認しただけで133本です。実際にはもっと多いはずです。

不自然なリンクが設置されて2ヶ月が経過しても順調にアクセスが伸びています

いずれはGoogleにバレてペナルティを受けると思いますが、リンクの設置が始まってから約2ヶ月が経過しましたが、アクセス数は順調に上昇しています。検索順位も上がるなど、ブラックハットSEOの効果は今のところ十分に確認出来ます。

ターゲットキーワードの順位上昇はそんなに大きくは無いので、多様なキーワードでヒットするようになったものと思います。

Googleがリンクの評価をどんなプロセスで行うのか分かりませんが、現在のところブラックハットSEOは上手く機能しています。

Googleのリンクの評価にかかる時間が長いことがブラックハットSEOが無くならない理由でもあります。

このアクセスの推移を見ていると、やはりリンクのSEO効果が大きいことが分かります。このリンクが良質なリンクであれば、将来に渡って、安定したアクセスが約束されるので、とても良いことなのですが、質が悪いことは明らかなので、今後どのように推移して行くのか見て行きたいと思います。

これだけのSEO効果があるのであれば、やはり良質な外部リンクの獲得はとても大きなことだと言うことが良く分かります。自然発生リンクを獲得するのはかなり難しいことなので、このようなブラックハットSEOが横行するのですが、一時の効果のためにサイトを危険に晒して、将来に渡ってのアクセスを犠牲にすることは避けるべきだと思います。

問題の根源は、Googleが短期間でも、不自然なリンクによって検索順位を上げ、アクセスを増やしてしまうことです。リンクの評価をリンクを検出した当初から出来れば、このようなブラックハットSEOは根絶されると思うのですが、ある程度の期間、検索順位やアクセスが改善されることがブラックハットSEOが無くならない理由だと思います。

最終的にどんな結果になるのか、継続してアクセスの推移を見て行きたいと思います。不自然なリンクを大量に設置する施策が招く結果を継続してレポートしたいと思います。最終的にアクセスが激減すれば、ブラックハットSEOを依頼する意味は無いことになります。

不自然なリンク設置から3ヶ月が経過

不自然なリンクを設置して3ヶ月経過

不自然なリンクが設置され始めてから約3ヶ月が経過しましたが、まだアクセス数は伸びています。Googleはまだ不自然なリンクとは認識していないようです。アクセス数の増加が始まった時期と、Googleのコアアルゴリズムのアップデートの時期と一致するので、コンテンツの評価も変わったのかも知れませんが、まだアクセスが伸びているのは、今でもGoogleが認識する外部リンクが増加し続けているからです。

実際に設置されたリンクがどれだけあるのか分かりませんが、Googleが発見するまでタイムラグがあるので、2ヶ月前に設置されたリンクが最近Googleが認識したりしているので、増加しているリンクをGoogleが評価しているものと思います。

短期決戦のキーワードならブラックハットSEOもありかも

とにかく短期間で効果を出して、その後ドメインを捨てても良いのであれば、この結果を見ると、ブラックハットSEOも一定のメリットがあり活用するのもありだと思います。

短期間にアクセスを増やす効果は確実にあります。不自然なリンクを大量に設置しても短期間であれば、検索結果の上位に表示することは可能で、アクセスも増やすことが出来るので、ドメインを育てて長期間運営する意図が無いのであれば、不自然なリンクを大量に設置する行為はガイドライン違反で、不正なスパム行為でも、効果があるのは確かです。

不自然なリンクが設置されて3ヶ月経過してもまだアクセス数が増えていると言うことは、最低3ヶ月はリンクの本数だけでランキングの評価をしていると言うことです。リンクの質を評価するのはリンクを設置してからどれだけ経過すれば始まるのでしょうか。

不自然なリンク設置から4ヶ月半が経過、少しアクセスに陰りが

ブラックハットSEO、アクセスが減少しはじめる

不自然なリンクが設置されてから4ヶ月半が経過して、少しアクセスが減少傾向に転じ始めました。この後大きな下落に繋がるのか、それとも盛り返すのか、注目したいと思います。アクセスが減少に転じ始めたと言うことは、リンクの評価が始まって、Googleが不正なリンクだと判断し始めたものと思います。

再びアクセスは増加に転じています

一時減少傾向になっていたアクセス数ですが、再び増加に転じていて、まだペナルティを受けるような気配はありません。

ブラックハットSEOの効果

ただ、キーワードによっては、検索順位が上昇して表示回数が減少するなど評価が下がり始めているキーワードも出てきています。今後さらに評価が進めば大きくアクセスが減少するかも知れません。ブラックハットSEOを実施してから7ヶ月が経過してもまだ大きなアクセスを維持していると言うのは、ある意味驚きでもあります。

同じようなリンクの設置でも本数が少ない場合は、すぐに悪影響が出ることもありますが、大量にリンクの設置を行った場合は、かなり長期間リンクを高く評価し、webマーケティングにも大きな貢献をすると言うことなのでしょうか。

WEB制作会社がSEOの契約を行う場合に、不自然なリンクを設置することもありますが、このような効果があるからリンク構築をするのでしょう。このままどこまで検索結果の上位に掲載され続けるかは分かりませんが、この結果を見るとブラックハットSEOもサイトの運用を行う上での考え方の一つだとも言えます。短期間のアクセスアップだけが目的であれば、大量のリンクを設置して検索順位を操作することは有効だと言わざるを得ません。

変なリンクを設置すると、すぐに悪影響が出ることもありますが、ブラックハットSEO業者にもノウハウがあるのか、これだけ長期間アクセスを維持しているのは、正直驚きです。

正しいSEOで良質なコンテンツを継続して公開する地道なSEOは基本的に、このような爆発的なアクセスの改善にはなりません。

Googleのコアアルゴリズムアップデートで補足されアクセス減少

有料リンクを設置後のアクセス数の推移

2020年12月4日のGoogleのコアアルゴリズムアップデートで有料リンクが補足され、ついにアクセスが減少に転じました。リンクの設置開始から約8ヶ月です。

今後、本格的にペナルティが発動して、アクセスが減少すると思われます。リンク設置前の水準まで落ちるのか、それ以上にアクセスが減るのか注目したいと思います。現在のデータでは、有料リンク設置前の水準まではアクセスが減少していません。まだ評価が変わった程度のアクセスの減少で、ペナルティを受けたとは言えないかも知れません。

SEOには外部対策と内部対策がありますが、ランキングの操作を目的としたリンクの設置はやはり危険と隣り合わせで、強烈なペナルティを受けてしまうと、サイトを閉鎖してしまわないといけないほどの重大なダメージを受けることもあります。

ビジネスとしてWEBサイトを運営している場合は、ペナルティの発動はウェブマーケティングに重大なダメージを与えます。

自然発生リンクの獲得はとても難しく、WEB上のアクセスを獲得するために外部リンクの購入が手段として必要と考える人もいるとは思いますが、外部対策は行わず、良質なコンテンツの作成に徹することが重要だと思います。

積極的な外部対策はおすすめ出来ません。大量に外部リンクを設置するのは、短期的には大きな効果がありますが、ペナルティを受ける可能性が非常に高く、サイトそのものが大きなダメージを受けます。外部リンクの設置を行うサービスを提供するSEO業者を利用することは、とてもリスクの高いものと認識することが重要です。

今後、自動ペナルティを受ける可能性が高いと思いますが、推移を見守りたいと思います。

Googleからペナルティを受けてしまうと、せっかく制作したホームページが全く営業ツールとして機能しなくなります。

SEOの基礎はユーザーの疑問や問題に対する回答となる品質の高いコンテンツの作成などの内部対策の実践です。

まだ、この先のアクセス数の推移を調べて、まとめを記載します。

不自然なリンクが設置されて1年が経過

不自然なリンク

不自然なリンクが大量に設置されてから約1年が経過しました。ピークから大きくアクセスが減少したので、このままアクセスの減少が続くかと思いましたが、再び上昇に転じています。

これだけ大量の低品質なリンクを設置していても、リンク設置前のアクセスを大きく上回っている状態が続くのは驚きです。この状態だと、ブラックハットSEOもまだまだ効果があると言わざるを得ない状態です。

このような不正てでアクセスを増やすことが可能であれば、真面目に良質なコンテテンツの掲載を続けているのがバカバカしくなる人も出て来るのでは無いかと思います。

ホワイトハットSEOとブラックハットSEOの違いは、Googleのガイドラインを遵守して、真面目にコツコツと良質なコンテンツの掲載を続けるのと、Googleのアルゴリズムの隙を突いて、不自然な外部リンクを大量に生成するような不正に代表されるような手法との違いです。

コアアルゴリズムアップデートの度にアクセスが減少

不自然なリンクによるアクセスの変動

Googleのコアアルゴリズムアップデードがある度にアクセスは減少しています。アルゴリズムアップデートの度にリンクの評価が下がって来ているのは間違いありませんが、まだ、不自然なリンク設置前よりもアクセスが多い状態です。被リンクはどう見ても低品質なリンクですが、ペナルティを受ける程の悪影響にはなっておらず、まだ被リンクの効果が発揮されています。この状況を見ているとGoogleの検索の精度も高くは無く、抜け道はまだ多く、対応の仕方によっては上位表示も可能と言わざるを得ません。

ブラックハットSEOを導入する場合は、手間を掛けずに検索順位を上げることは可能ですが、アクセスをアップ出来る期間には必ず限界があり、いつかサイトの価値が0になることを自覚した上で導入する必要があります。

ブラックハットSEOの効果

アクセス数は長期低落傾向ではありますが、明らかにペナルティを受けている状況ではありませんが、明らかにアクセスが落ちて行きそうな推移になって来ました。ただ、この落ち込みは年末年始のアクセス減の可能性もあります。これだけ低品質なリンクを大量に設置しても、まだリンク設置前よりもアクセスが多い状況が続いていることは驚きで、これだけ低品質なリンクを大量に付けても、なぜこれだけのアクセスを維持しているのかが不思議です。

順位チェックツールを使って毎日順位を見ていますが、明らかに順位が低下したりするような大きな変化はありません。不自然なリンクを設置してから、1年8ヶ月が経過していますが、最も増加したアクセス数からはかなり落ちてはいますが、リンク設置前よりもまだ高いアクセスを維持しています。

ペンギンアップデートでスパム的な手法には厳しく対処するようになっているはずですが、それでもスパムリンクが未だに効果を発揮しています。

大量にリンクを設置すれば、全てのリンクが発見されるまでにもかなりのタイムラグがあり、それぞれのリンクの評価にも時間がかかるので、全てのリンクが悪影響のあるリンクとして低い評価になるのにはかなりの時間を要すると考えられます。

かなり以前に設置されたリンクですが、完全に低品質と判断されてはいないようで、簡単にはペナルティを受けないこともこの事例で良く分かります。ただ、いつかはペナルティを受けてドメインの価値が無くなると思いますので、ブラックハットな施策を行うSEO業者からリンクの購入して検索結果の上位を狙うようなことをしてはいけません。

有料リンクを購入するのが効果があるのは、短期間なので、短期的に検索順位を上げて、アクセスを獲得してて、その後はサイトもドメインも捨てても良いサイトの場合は、ブラックハットSEOを使うのは良い方法だと思いますが、ほとんどのサイトは一度取得したドメインを長期的に活用して、ドメインを育てて企業としての認知度も高めたいと考えているはずなので、ブラックハットSEO業者を利用することは十分に慎重に判断すべきで、ドメインを育てて行きたいのであれば、利用しないことをおすすめします。

上記のアクセス数の推移からすると、ブラックハットSEOで大量の低品質なリンクを設置して効果があるのは長くても2~3年で、効果が無くなればペナルティも発動すると思われるので、ドメインの価値も無くなります。

長期低落傾向は明らかになって来ました

ブラックハットSEO

年末年始の落ち込みの後、再度アクセスが戻りましたが、長期低落傾向は明らかになって来ました。ただ、最初にリンクを設置して、約2年が経過しても、まだリンク設置前よりも多いアクセスを獲得しています。

ついにアクセスのピークから16ヶ月以上経過しました。さらにアクセスの低下傾向が顕著になって来ましたが、以前のアクセスを下回り、明らかにペナルティを受けている状態になるのはいつなのでしょうか?

もう時間の問題

かなり落ち方が急激になって来ました。ブラックハットSEOを行う以前のアクセスまで落ちるのは、もう時間の問題です。有料リンクを設置する前は1日50件程度の検索流入でしたので、ほぼその水準まで低下しています。それにしても長い間効果を維持しました。2年余りです。しかし、正味美味しいところはせいぜい半年です。この後、ドメインの価値が無くなると思いますので、ドメインを捨てても良い場合を除いて、有料リンクは絶対に設置するべきではありません。

2023年3月15のコアアルゴリズムアップデートで被弾

被弾

2023年3月15日のGoogleのコアアルゴリズムアップデートでついに被弾しました。ピークの1/10までアクセスが減少。有料リンクの設置から約3年後の被弾でした。

有料リンクなど、Googleを欺くスパム行為をしても、一時的には効果があっても、必ずバレて被弾する実例でした。

Googleの仕組みでは、有料リンクを発見しても評価にはとても長い時間を要するので、被弾するのでには長い時間を要しましたが、アクセスは漸減していて、被リンクの効果は徐々に薄れていました。ホームページ運営で成功したいのなら、Googleを欺くようなブラックな手法には絶対に手を出さないようにしましょう。

もう、ピークの1/10程度までGoogleからの流入が減少してしまいました。恐らく再起することは出来ないでしょう。

明らかに低品質なリンクを削除したり否認すると一時的に順位が下がる

明らかに低品質なリンクを削除したり否認したりすると、一時的に順位やアクセス数が下がることがあります。これは、人間の目で見て明らかに低品質でランキングに悪影響があると思われるリンクでも、Googleは評価しているリンクが含まれていると言うことです。

Googleはリンクを発見すると、全てランキングのプラス要因にしているようで、その評価を長い時間を掛けて行うので、人間が見て不自然と判断したリンクの中にもGoogleがまだ低品質なリンクと判断していないリンクも含まれるのだと思われます。

リンクの評価はGoogleのアルゴリズムで、一定の基準で、評価されているはずですが、まだまだ正確な判定は出来ていないと思われることがとても多くあります。

Googleはスパムリンクに対してペナルティでは無く、無効化するように対策を変更したと発表しているので、ペナルティを受けるリスクが無くなったので、運良くランキングが上昇すれば良しと、リンクの設置が再び横行するのではないかと思います。

スパムリンクと不自然なリンクは違う

Googleはスパムリンクを無効化すると発表していて、これによって、ブラックハットSEOを行ってもペナルティを受けないと考えている人も多くいます。

しかし、Googleはスパムリンクと不自然なリンクは違うとも言っています。スパムリンクとは、自身が関与していないのに一方的に貼られるリンクで、不自然なリンクとは、自身が関与してランキングを操作する目的のリンクです。

GoogleはネガティブSEOへの対抗措置として、スパムリンクは無効化したのだと思いますが、不自然なリンクに対しては依然としてペナルティを課していると思います。

実際に、有料リンクを購入していたサイトが2023年3月15日のコアアルゴリズムアップデートでペナルティを受けたと思われるような動きを幾つも確認しています。

ペナルティが無く無効化されるのなら、ランキングを操作する目的のリンクを貼り放題と考えるのはとても危険だと思います。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。