内部リンクでペナルティになる原因は不自然な外部リンクです

2024年6月23日

普通であれば内部リンクでペナルティは無い

サイトが健全に運営されていれば、内部リンクの設置によるペナルティは発生しません。むしろ、適切なページへユーザーを誘導するリンクの設置はSEOの効果があり、多様なキーワードでサイト内にリンクを張り巡らすことはとても有効です。

適切に内部リンクを設置することで、Googleに対して重要なページを知らせることが出来ますし、クローラビリティを改善することが出来、さらにユーザーを適切に誘導することが可能になり、サイトの回遊を高めることが出来ます。

内部リンクを設置すればするほど順位が下がる

普通であれば有効に働く内部リンクによって順位が低下するのは、Googleがそのサイトに対して何か不健全と判断する材料があるからです。

この順位の低下は、特定のページへの内部リンクの件数が増えれば増えるほど順位が低下して、最悪の場合、圏外になることもあります。このような現象が起こる場合に、真っ先に疑うのは、不自然な外部リンクです。

不自然な外部リンクは過剰SEOで、内部リンクの強化は過剰SEOの強化です

不自然な外部リンクはSEO目的で設置されるもので、Googleは過剰SEOと判断します。外部リンクの件数が少なければ、それなりの順位で検索結果に表示されています。

例えばターゲットキーワードで20位台にあるページに内部リンクを設置すると普通は、10位台や上手く行けば、10位以内を獲得することも可能です。これが不自然リンクを持っていた場合、20位台は微妙なバランスで保っている順位で、もしかしたら、不自然リンクを削除すれば、10位台や10位以内が可能なのかも知れません。

ところが、不自然な外部リンクを持ちながら20位台をキープしているページに内部リンクを設置すると順位の低下が始まります。順位の低下を受けて、さらに内部リンクを強化しようとリンクの本数を増やすと、さらに順位が下がります。

過剰SEOである不自然な外部リンクを持っているサイトに内部リンクを設置することは、過剰SEOをさらに強化することになり、順位が落ちることになるのです。

極端な例では、内部リンクを1本設置しただけで圏外に飛んだサイトもありました。

過剰SEOはSEOのやり過ぎによもので、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」なのです。適切なSEOはサイト本来の順位を獲得するものですが、サイト本来の順位を不正な手段で嵩上げしようとすれば、それは過剰SEOです。このような不正を行っているサイトでは、どんなSEOを行っても過剰SEOをさらに強める結果になるので、検索順位が下がってしまうのです。

SEOを行う時に最初に不自然リンクが無いか確認しましょう

正しいSEOを行っていても、不自然リンクがあると全てが逆効果になることがありますので、一番最初に外部リンクの精査をしましょう。

外部リンクを調べる方法は、Search consoleのリンク→外部リンクをエクスポート→最新のリンクの順で、ファイルを取得します。
取得したファイルから1つ1つ不自然なリンクが無いか調べます。

Yomi-Searchのようなディレクトリ型の検索エンジンや、ページの内容と全く関係の無いリンクや雑多なリンク集は不自然リンクに該当します。

リンクの否認はtxtファイルでにファイル名は何でも良いので、否認したいURLはそのまま記載し、ドメイン毎否認したい場合は、domain:tweez.netのように記載します。
リンク否認のURLはこちらです。

自分では不自然な外部リンクを設置していなくても、不自然リンクがあることがあります。また、関連企業のサイドバーやフッターから相互リンクしている場合も内部リンクの設置で順位が落ちることがありますので、注意しましょう。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。

Posted by 清水 康次