検索結果に出てこない(表示されない)原因を解説

2024年9月1日

ホームページの更新をしているのに検索結果に出てこない

ホームページの更新を真面目に継続しているのに検索結果に全く表示されないのはとても残念で、更新のモチベーションも消え失せてしまう問題です。

そもそも、なぜ検索結果に出てこないのかの理由を解説いたします。

Googleにインデックスされているか確認する

検索結果に表示されない場合に、まず確認することは、Googleにインデックスされているのかを確認する必要があります。そもそも、Googleにインデックスされていなければ、検索結果にも表示されません。

検索窓に「site:yuordomain.com」と自分のサイトのURLがGoogleのデータベースにインデックスされているのかを確認します。

ここで、ある程度のページが表示されれば、Googleにインデックスされているので、検索結果の上位に表示されない原因を確認する必要があります。

Googleにインデックスされていない場合は、Googleがサイトの存在を知らない可能性がありますので、サイトの存在を知らせる施策を行う必要があります。

Googleにサイトの存在を知らせる

Googleはリンクを辿ってページの情報を収集しますが、新規で作成したサイトなど、どこからもリンクが無いサイトの場合、リンクを辿ってサイトを発見することが出来ません。

その場合は、Search consoleに登録することで、Googleがサイトを見つけることが出来ますので、しばらくすると、検索結果に表示されるようになります。

登録済みページを確認する

Search consoleに登録してしばらく経過すると、「ページ」→「登録済み」に登録されたページが表示されます。

登録済みが順調に増えて行けば問題ありません。

登録済みが増えず「クロール済み-インデックス未登録」や「検出-インデックス未登録」が増えて行く場合は、サイト全体が低品質と判断されている可能性があります。

そもそもインデックスを拒否している

Google

ページの更新を継続しているのに検索結果に表示されない原因として、検索エンジンがインデックスするのを拒否していることがあります。

会社名やサイトタイトルで検索しても検索結果に表示されない時には、まず、Googleにインデックスされているのか確認しましょう。

Googleの検索窓に「site:yourdomain.com」で構文検索すると、Gooogleにインデックスされているページが表示されます。「yourdomain.com」にはあなたが管理しているサイトのドメインを入れて検索します。

すると、Googleにインデックスされているページが表示されます。

通常、適切にサイトを運営していれば、サーバーにアップロードしているページの90%程度のページが検索結果に表示されるはずです。

この構文検索で、全くページが表示されない場合は、全てのページのインデックスを拒否している可能性があります。

サイトのどのページでも良いので、ページ上で右クリックして「ページのソースを表示」をクリックしてソースを表示します。表示したソースの中に<meta name="robots" content="noindex"/>の記載が無いか確認して下さい。noindexは検索エンジンのデータベースに格納することを拒否する記載です。まれにホームページ制作会社が新規のサイトの公開時のミスでnoindexのまま納品されているケースがあります。

noindexが記載されていると、検索結果に出てこないので、ホームページはweb上に存在しないことと同様の状態になってしまい、ホームページを公開する目的は達成されません。

headタグ内にnoindexの記載が無いか必ず確認しましょう。noindexの記載を見つけたらnoindexをindexに変更するように対処しましょう。

noindexになっているwebサイトをどれだけ更新してもGoogle、Yahoo!、bingが提供する全ての検索結果に出て来ません。

このようなホームページ制作会社が納品したホームページがnoindexになっていた例は実際にあります。単純なミスなのですが、制作会社は検索結果に表示されない原因が分からず、相談があり発覚しました。

noindexをindexに変更する

このような検索エンジンのデータベースへの登録を拒否する設定になっている場合は、noindexをindexに変更する対処法を行えば、時間が経過すれば検索結果に出て来るようになります。

noindex、indexの設定はWoprdPressの場合は、「設定」→「表示設定」で「検索エンジンでの表示」のチェックを外せばインデックスされます。

noindex

検索エンジンがクロールしていない

新たなホームページを公開しても検索エンジンにサイトの存在を知らせなければGooglebotなどのクローラーがサイトの情報を収集しに来ません。

サイトの情報を収集されなければ検索エンジンに表示されないのは当然です。

検索エンジンのクローラーはリンクを辿ってページを収集するので、新たに公開されたサイトがどこからもリンクが無ければインデックスしてくれません。

リンクの無いサイトをGoogleに知らせるためにはsitemap.xmlを送信するか、Google Search consoleに登録する必要があります。Search consoleはGoogleが無料で提供しているツールでSEOに関する様々なデータを提供してくれますので、内容を見るスキルが身に付けば検索結果に表示されない要因も見つけ出すことが出来ますので、是非登録して定期的に内容を見てデータを活用するようにしましょう。

sitemap.xmlは記載が正確でないと、ランキングに悪影響が出る場合がありますので、Search consoleに登録することをお勧めします。

URLプレフィックスで登録すれば、不自然なリンクの否認もできますので良いと思います。

ルートドメインにファイルをアップロードするか、headセクションに指定のコードを記載すれば、登録可能です。

Search consoleに登録したらURL検査にインデックスして欲しいURLを記載してインデックスリクエストの送信をしましょう。送信は全てのページを送信しなくても、数ページを送信すればりリンクを辿って他のページも収集してくれます。ただ待っているよりもインデックスリクエストの送信をした方が早くインデックスされます。

サーチコンソールに登録すれば、サイトが存在することをGoogleに知らせることが出来、内部リンクを辿ってサイトを巡回するので、正しくページが作成されていれば、検索結果に表示されるようになります。

Search consoleに登録すれば、サイトがGoogleからどのように評価されているのかが分かります。「検索パフォーマンス」では、どのページがどんなキーワードで何位に表示されているのかが分かりますし、カバレッジでは、エラーと判断したページやインデックス未登録のページが分かりますので、サイトの改善のヒントとなる情報を得ることが出来ますので是非使ってみましょう。

Googleにインデックスされているが検索結果に表示されない

「site:yourdomain.com」で検索するとある程度のページが表示されるのに、狙っているキーワードで検索しても表示されない場合は、何かGoogleのガイドライン違反を犯している可能性があります。

重大なガイドライン違反を犯しているとGoogleからペナルティを受け、検索結果にはほとんど表示されなくなる可能性がありホームページを活用したマーケティングが全く出来なくなります。

Googleのウェブマスータ向けガイドラインに違反している

Googleは検索結果にホームページが適切に表示させるための情報をウェブマスータ向けガイドラインとして公開しています。

このガイドラインに違反するようなサイト制作や運営がなされているとGoogleから自動ペナルティを受けて検索結果に出て来なくなる可能性があり、webマーケティングに大きな支障が出ます。

特定のキーワードの検索順位が極端に変動して、検索結果に表示されたり圏外に飛んだりを繰り返している場合は自動ペナルティが疑われます。

ガイドラインを熟読して自分のサイトに違反が無いか確認して、問題があれば修正しましょう。

リンクプログラムの該当するリンクがある

Googleはページランクアルゴリズムでそのサイトへ向けて貼られたリンクを人気投票のように評価して検索順位を上げる仕組みがあります。

この仕組みを悪用して、有料リンクや自作自演リンクを設置すると、Googleからペナルティを受けて、ほとんどのキーワードで検索結果に表示されなくなります。

「site:yourdomain.com」で検索した時にトップページが1位に表示されないとか、トップページのタイトルで検索しても1位に他のサイトが表示される場合は、Googleからペナルティを受けている可能性があります。

ランキングに害のある不自然なリンクは目で確かめるしか無いので、リンクの精査とリンクの否認などの対処は専門家に依頼した方が良いでしょう。

titleや本文にキーワードが記載されていない

Googleはページに記載されているテキストを元に検索結果に表示します。ページがほとんど画像だけで作成されたページはGoogleがページの内容を理解出来ないので、検索結果には表示されません。

また、ページの最も重要なtitleタグにユーザーが検索するキーワードを記載していないと検索結果に表示される可能性はかなり低くなります。

タイトルタグに企業名しか記載されていないと、ユーザーが検索するキーワードで検索結果に表示されません。titleは常にユーザーが検索するキーワードを意識して、キーワードを記載することがポイントです。

同様に見出しタグのhタグにもキーワードを記載することも重要ですし、ページの本文にもキーワードを含んだ情報を記載することが検索結果に表示する上で重要なことです。

極端な短文でユーザーの検索意図の解決策になっていない

ユーザーは検索する目的があります。それが検索意図と言われるものです。ページに記載されている情報が極端な短文で、ユーザーの検索意図を満たす内容になっていないと、Googleは検索結果の上位に表示する価値が無いと判断します。

ユーザーの検索意図を満たすように丁寧な説明を記載したコンテンツを掲載しましょう。

ユーザーのことを第一に考えてコンテンツを記載することが、検索結果の順位を上げることに繋がります。

ホームページの文字数を出来るだけ少なくしようとするのは間違いです

ホームページ制作会社やwebデザイナーさんは、ホームページの文字数は出来るだけ少なくしようとするケースが多く、シンプルでスタイリッシュなホームページにしようとすることが多いですが、Googleは「検索エンジン用に最適化する(初心者向け)」の中で、

完全な情報を提供する: 必要事項をすべて記載してください。Google がページ内容を推測することはありません。

と記載しています。人間は、記載されている内容から推測することはありますが、ロボットは書かれていることが全てです。

また、ホームページは営業マンです。実際の営業マンがお客様と対面して、商品やサービスについて説明する時に、ホームページに記載されている程度の内容しか話さないでしょうか?お客様に説明することは全て記載するようにしましょう。

ページに記載されている内容が直接検索順位に影響しますので、ユーザーが求める回答は何なのかは常に考えるようにして高い品質を保つようにしましょう。

コピーコンテンツや類似コンテンツを大量に掲載している

本は同じ内容のものを大量に印刷して販売する必要があります。これは本1冊で一人しか読めないからです。しかし、インターネットに掲載される情報は、1つのページに大量のアクセスがあってもサーバーの処理能力の範囲内であればどれだけでも表示することが可能です。

なので、インターネット上にコピーコンテンツを掲載する必要はありません。

すでに他のサイトに公開されている情報のコピーコンテンツを掲載していると、先に公開されている情報をオリジナルとGoogleが判断して、後から公開されたコピーコンテンツは検索結果に表示されなくなります。

キーワードに込められたユーザーが解決したい問題を考える

解決

ユーザーが検索窓に入れるキーワードは検索している人が解決したい問題や質問です。その問題や質問に対する回答を記載することが検索結果にホームページを表示させる上で重要なことです。

ユーザーは疑問や問題に直面し、どう対応するのが最善なのかを検索して情報を探しています。困っているユーザーに対して問題を解決する有効な方法をコンテンツとして作って公開している親切なページは検索結果に表示されます。

Googleはユーザーが検索するキーワードに込められた解決したい課題や疑問に対する良質な回答を返すことで、利用者を増やし、検索結果と同時に表示される広告をクリックしてもらって、広告収入を得ることや世界中のユーザーの詳細な動きを収集してビッグデータとして販売することがGoogleの一つのビジネスモデルです。

ユーザーがまた利用したいと思うような検索結果を返したいと考えるGoogleが評価するページは、ユーザーの疑問や質問に対する明確な回答をしっかり記載することで上位表示が可能になります。

ユーザーの検索意図に合った専門性の高い情報を常に掲載するように徹底した運用をしているサイトはGoogleから評価されて検索結果の上位に表示されるようになり、関連性が低いページは上位に表示されません。

関連が高く良質で詳しい情報を掲載するようにしましょう。

Search consoleのクロール済み-インデックス未登録は低品質なページ

Search consoleの「ページ」→「未登録」→「Search consoleのクロール済み-インデックス未登録」に掲載されているページで、atomやfeedは表示されても問題ありませんが、登録すべきページがインデックス未登録になっている場合は、そのページをGoogleが低品質なページと判断している可能性があります。

Googlebotがクロールしてページは見たけれど、インデックスする程の価値は無いと判断したページなので、このページに情報を追加して、競合とは差別化したページにする必要があります。

情報を追加したらSearch consoleのURL検査でインデックスリクエストを送信しましょう。

まとめ

ホームページが検索結果に出てこない原因と対策を解説いたしました。

サイト全体がnoindexになっていて、検索結果に表示するのを拒否していることは、とても基本的なミスで、簡単に対応が可能です。

また、Googleがサイトの存在を認識していない問題は、google search consoleに登録したり、sitemap.xmlを送信したり、他のサイトからリンクを設置してもらうことで解決します。

Googleのガイドラインに違反したサイト制作や運営をしている状態を放置していると検索結果には表示されなくなります。Googleのウェブマスター向けガイドラインを良く読んで違反が無いか注意して問題があれば修正しましょう。

さらに、titleにユーザーが検索しているキーワードを適切に記載して、このページが何のキーワードについて書かれているのかを知らせることも重要です。

Googleはユーザーが検索するキーワードに対する最善の回答を掲載したページを検索結果の上位に表示したいと考えています。ユーザーが検索キーワードでどんな疑問を解決したいのかを考えて、ユーザーのためになるコンテンツを記載することが検索結果に出てこないことへの対応策です。

ユーザーが求めているコンテンツの掲載を行って成果の出るホームページにしましょう。Googleから評価されることを考えるとテクニックに走ってしまい、本当にGoogleが評価するユーザーにとって良いコンテンツを掲載すると言う観点が抜け落ちてしまいます。このようなテクニックに走らずユーザーのことを優先にした施策を行うことをおすすめします。

検索結果に出てこなくて集客に悩んでいらっしゃる場合はご相談も受け付けております。問題点を分析して分かりやすく問題点を把握できるレポートにしてご提出いたしますので、気軽にお問合せ下さい。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。