サイトで上位表示されない原因とは?対策もあわせて解説
「自社のホームページを制作したけれどGoogleで検索しても表示されない」
というお悩みを抱えていらっしゃいませんか?
今回の記事では、Webサイトが検索エンジンで上位表示されない原因とその対策についてWebサイトの運営やマーケティング担当の方に向け解説してまいります。
どうぞ最後までご覧いただき、参考にしていただければと思います。
目次
検索順位が決まる仕組み
自分の、自社のサイトが上位表示されない原因を知るために、まずは検索順位というのはどのように決められるのか、その仕組みを理解すると良いかと思います。
世界で最も利用されている検索エンジンであるGoogleを例に説明してまいります。
まずはじめに、クローラーと呼ばれるロボットがWebページを巡回して情報を収集し、Googleインデックスに管理します。
その集めた情報とGoogleのアルゴリズムを照らし合わせ、検索クエリと関連性の高い順にランキングが決められていきます。
そもそもこのGoogleインデックスに登録されないと、ホームページを公開しても上位表示はおろか検索結果に表示されることはありません。
また、実は「こうすれば上位表示されます」という決まりは公表されていないのですが、Googleが重視している項目がガイドラインとして公表されていますので、上位に表示させるためにはそれに沿ったサイト作りが必要になるのです。
ちなみに上位表示への施策や対策を実施してもすぐに結果が反映されるわけではなく、おおよそ3ヶ月~6ヶ月程度の時間がかかるため、長期戦で取り組まなくてはならないことを頭に入れておきましょう。
サイトの上位表示に必要な「Googleの理念」
上記でもお伝えしましたが、Googleが重視している理念を理解し、それに沿ったサイト作りをすることが、上位表示させるためには必要です。
「Googleが掲げる10の事実」という中にある「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」という項目があるのですが、この一文が全てを物語っています。
SEOで内部・外部の対策を行っても、ユーザーを第一に考えることが基本なのです。
ユーザーにとって利便性の良いコンテンツは被リンクを集めることにもつながり、結果としてGoogleに評価される効果もあります。
安定して上位表示をさせるためには、この理念を忘れないことです。
サイトが上位表示されない主な原因
検索エンジン、主にGoogleで自社のサイトやサービスに関連のあるキーワードを入力しGoogle検索してみても、上位表示されず見つけられないという場合、いくつかの理由が考えられます。
以下、主な原因を紹介します。
ユーザーにとって有益な情報を提供できていない
ユーザーはなぜそのキーワードを検索したのか。そこに応えられるサイトでなければ、上位表示されることはありません。
ページに訪れたユーザーの意図やニーズを理解し、抱えている疑問、不安を解決し、そして望んでいる答えを提供できるコンテンツを作る必要があります。
情報量が足りない
情報量やテキストの量が競合よりも少ないことで上位表示されないケースもあります。
内容が薄い、最新の情報に更新されていないといった状態ではありませんか?
情報量を増やすためには、ブログやコラムを設置することが有効です。
ユーザーにとって価値が高く役立つ正確な情報を分かりやすく伝えることを意識し、定期的に更新していきましょう。
その際はカテゴリーに分けて投稿するとユーザーも必要な記事を探しやすくなりおすすめです。
キーワード選定の誤り
サイトの順位を上げるには、キーワードの選定も重要になってきます。
誰も検索しないようなキーワードをタイトルや見出し、内容に盛り込んでも、検索に引っかかることがないので意味がありません。
逆に競合の数が多かったり、強い競合がいるキーワードを狙っても、後に追いやられて上位表示の可能性が低くなります。
そのため、ターゲットとしているユーザーがどのようなキーワードで検索することが多いのか、他社の競合はどれくらいいるのか等を調べた上で、キーワードを選定し上位を狙うことが大切です。
ユーザビリティが低い
ユーザーが使いにくい、分かりにくい、欲しい情報を探しにくい、記事が読みにくいといったユーザビリティの低いサイトのデザインや構成になっていませんか?
せっかく有用で信頼性のある情報を掲載していても、使い勝手の悪いサイトではユーザーは離脱してしまい満足度も上げられず、再訪することもないでしょう。
ユーザーの視点に立ったサイト作りは、SEO(検索エンジン最適化)に強いWebページの制作においてとても重要です。
スマホに対応していない
Googleは2018年3月に「モバイルファーストインデックス」を導入し、ホームページの評価を従来のPCからモバイルへと変更しました。
つまり、スマートフォンに対応していないホームページは評価されず自ずと検索順位が下がってしまうのです。
実際に多くのホームページのアクセス解析を見るとモバイルが大半を占めているため、Webからの集客を成功させたいのであればスマホ対応は必須なのです。
ページ表示が遅い
検索して表示されたページにアクセスしたら、ページが表示される速度が遅くてイライラしたり、諦めて他のサイトに移動したという経験はありませんか?
サイトのデザイン等を重視して、アニメーションや大きい画像、動画等重いデータを多用してしまうと、ページの表示速度が遅くなり、離脱されやすくなりますし、ユーザーが快適に閲覧できないサイトはGoogleからも高評価をもらうことが出来ません。
Googleの調査では、ページの読み込みに3秒以上かかるページは半数の人が閲覧をやめるという結果が出ていますので、この点も意識したサイト作成を行いましょう。
意図しない低品質なページを大量にGoogleに認識させている
Search consoleのページの「未登録」の中の「重複」は確実にGoogleからの評価を落とします。
また、未登録の中にGoogleがインデックスするはずの無いページが大量にある場合があります。例えば、画像だけのページや真っ白なページですが、サーバーステータスは200(成功)を返しているページなどが大量にあるとサイト全体がGoogleから低評価を受けます。
さらに、検索結果のページで該当する情報が0のページやお問合せフォームなどもインデックスさせるべきでは無いでしょう。
重複はcanonicalか301リダイレクトを、低品質なページはnoindexかrobots.txtでdisallowにしましょう。
Googleからペナルティを受けている
Googleのガイドラインに違反しペナルティを受けると検索順位は大幅に下がります。
例えば、コンテンツの質が悪い、外部のサイトのコピーサイトやコピーコンテンツで構成されている、不自然な被リンクを集めている、スパム行為をしている等の行為がペナルティの原因となります。
受けているか確認する方法を紹介しますと、まず手動ペナルティの場合は「Googleサーチコンソール」というツールを使って確認が可能です。
メッセージ、あるいは「手動による対策」をクリックすると、ペナルティを受けている場合、具体的な理由が書かれていますので、内容をチェックして修正、改善し再審査のリクエストを送信しましょう。
Googleサーチコンソールは他にも便利な機能がたくさんありSEO対策でさまざまな使い方が出来ますし、使い方も簡単で無料で使用でが可能なので活用していきましょう。
自動ペナルティはアルゴリズムの変動により課されることがあり、この場合は何が原因か教えてもらえる方法はないため自分たちで判断するしかありません。
上記で紹介したような行為をしていないかを確認し、改善すべきところがあれば適切な対処をしていくしかありません。
意図していないページが上位表示されるのはなぜ?
上位表示を狙ったページではなく、意図していないページが表示されてしまうという問題がある場合、まず、上位表示したいページが検索エンジンにインデックスされているかどうかをGoogleサーチコンソールを使って確認します。
「URL検査」に調べたいページのURLを送信して、クロールを促しましょう。
次に、サイト内に重複するコンテンツがある場合、片方しか表示されないという可能性もあります。
このケースでは、タイトルや内容を変更する等の策を講じるか、コンテンツを統合してどちらかを削除するといった方法がありますので、どうするか社内で検討しましょう。
対策や改善をしてもサイトが上位表示されない時は
以上のことを踏まえ、必要な対策や改善を行ってみてもやっぱりサイトが上位表示されないという場合、やはりSEO対策専門会社に依頼することがおすすめです。
SEOは一見簡単で初心者でも行うことが出来ると思われがちですが、原因を正しく判断し適切な対処をしてしっかりと短期間で成果を出すには、やはり広告やWebマーケティングも含めた専門的な知識や技術が必要だからです。
当社はこれまで、全国の企業様のホームページのアクセス数を伸ばすお手伝いをさせていただき、実績とノウハウを積み重ねてまいりました。
徹底した分析と解析により、適切な施策を提案し質の高いコンテンツを作成しますので、Webサイトに関することでお悩みの場合はぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
サイトが上位表示されない原因を知るには、まず検索エンジンで表示順位が決まる仕組みを理解することが大切です。
その上で考えられる主な原因に自社のサイトが当てはまっていないかを確認し、必要な修正や改善を行うことで上位表示を狙える可能性が高まります。
しかしSEO対策の成果を得るには時間がかかること、Webに関係する幅広い知識やノウハウが必要となるため、SEO対策専門会社に依頼をすることも検討していただければと思います。
清水 康次
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