SEOで重視すべき「ユーザーファースト」とは?

2024年6月8日

集客を目的としたホームページの運用において必須となるSEO。ですが最初の内はどうすれば検索結果で上位表示されるようになるのか、Googleに評価されるために具体的に何をすれば良いのか分からないという方がほとんどかと思います。

当サイトではSEOについて様々な情報を発信していますが、今回の記事ではSEOとして最も重要な要素である「ユーザーファースト」について解説してまいります。

どうぞ最後までご覧いただき、参考にしていただければ幸いです。

SEO

SEOで最も重要な「ユーザーファースト」とは何か

SEOにおける「ユーザーファースト」とは、簡単にまとめると”ユーザーのことを第一に考え、ユーザーが満足できるサイトやコンテンツを作ること”です。

確かに私たちはインターネットで知りたい情報を検索した時に、自分にとって分かりやすく、内容に価値があるサイトであればある程、そのサイトに対して信頼性が増し何度も訪れたくなるでしょう。ユーザーファーストのサイトはユーザーに選ばれるサイトである、ということは大いに納得できます。

それではなぜ、検索結果を上位表示させるためのSEOとしても、ユーザーファーストが重要だと言われているのでしょうか。

「ユーザーファースト」はGoogleが掲げている理念である

検索エンジンを代表するGoogleは、会社の経営方針として公表している複数の項目の中にユーザーファーストを掲げています。その一部を以下に抜粋します。

「Google はいつでも、有益で関連性の高い情報をユーザーに提供することを目指しています。

Google が検索に変更を加えるのは、検索結果の利便性を高めるためです。

したがって、検索結果への掲載に対する報酬をお受け取りすることは決してありません。

引用:ユーザーを最優先する – Google」

つまり、ユーザーを一番に考え、ユーザーにとって有益な情報と高い利便性を提供する=ユーザーファーストを意識した経営を行っているということです。

Googleの理念というのはそのままGoogleのアルゴリズムにも反映され、評価基準となり検索結果にも影響します。

Googleは検索エンジンの中で世界的にシェアNo.1であり、2位のYahoo!もGoogleと同じシステムを採用しています。つまり、SEOとはGoogle対策とも言えるため、Googleが重要視している「ユーザーファースト」をサイトの制作においても当然意識する必要があるのです。

Googleはなぜユーザーファーストを重視しているのか

それではGoogleがなぜユーザーファーストを最優先させているのか、その理由を考えていきましょう。

Googleは収益の80%以上を広告から得ており、その中でもリスティング広告が大きな割合を占めています。

リスティング広告とは検索クエリに関連した広告を検索結果の最上位に出すもので、これをユーザーがクリックする度にGoogleに広告収入が入っていく仕組みとなっています。

つまり、ユーザーの検索回数が多いほどこの収入は増えていくわけですから、Googleとしてはたくさん検索してもらうためユーザーのニーズに合った、ユーザーが求める検索結果を表示させる必要があります。これが、Googleの掲げる「ユーザーファースト」の元となっています。

SEOにおけるユーザーファーストは実質ユーザーではなくGoogleのための施策

SEO、つまりGoogle対策としてのユーザーファーストは、あくまで自社のWebサイトやページの検索順位を上げるための対策です。そのため、Googleの評価基準やアルゴリズムのアップデートを常にチェックし、それに合わせて対応していかなくてはなりません。

ユーザーのためというよりも、実際はGoogleに向け一番に考えた対策ですね。

本来のユーザーファーストなサイト作りというのは、Googleの評価とは関係なくユーザーのことを優先して導線やコンテンツを作り込むことでしょう。ユーザーからの信頼を得るために高品質で専門性の高い情報を発信していきます。

しかし、現在のところGoogleのための施策を行うことは結果としてユーザーの満足度を上げることに繋がっていますから、どちらの気持ちであっても間違いではありません。

いずれにせよ、ユーザーファーストを意識した設計やコンテンツ作成はSEOにおいても非常に重要なのです。

ユーザーファーストなSEOの具体的な方法

それでは具体的にGoogleに評価される「ユーザーファーストなSEO」の方法を紹介していきます。

ユーザーが求めているものを把握し提供していく

ユーザーファーストなサイト、コンテンツを作るためにまず重要なことは、ユーザーが何を求めているのかを正確に把握することです。

ユーザーがそのキーワードを検索した目的は何かを理解し、それを満たし解決するための情報をサイト内で提供していきます。

独自性のある有益なサイトにする

せっかく興味を持ってクリックしてもらっても、他のサイトと内容が同じで既に知っていることだけが書かれていてはユーザーにとって何の価値もありません。

有益なサイトとはユーザーが知らなかった情報や気付きを与えられるサイトです。

医療や法律などの専門性の高い分野では、一般のライターがただ自分の意見やネットで拾った情報を書いても専門性が低いため、その言葉にあまり価値はありません。そのような記事の際は、専門家を探し執筆や監修をお願いし、記事の内容に権威を持たせることがおすすめです。

広告は極力無くし利便性を損なわないように

最近は多くのユーザーがWebの知識を持ち、広告とそうでないものを見分けられやすくなっています。そのため、上記で挙げたリスティング広告やサイト内での広告は嫌がられる傾向にあり、ユーザーファーストという点では可能な限り広告は無くした方が良いでしょう。

広告があることが悪いという訳ではありませんが、コンテンツの中に広告があることで読みにくかったり操作性が悪くなることは事実です。

とはいえ広告収入を目的としてサイトを運営している企業もありますから、実際にサイトを見て動かし確認をして、利便性を損なわないよう設定や改善を実施していきましょう。

読みやすいコンテンツ作り

SEOとして人気のツールであるブログは、企業だけでなく個人でも活用している人が多いかと思います。その中で、ブログの文章は長ければ長いほど良いと思っている方がいらっしゃいますが、実は誤解です。

長い過ぎる文章は要点が伝わりにくくユーザーが読む気をなくす場合もあるのです。

また、一般の人を対象としている場合に専門用語ばかりで理解が難しい文章も敬遠されます。

コンテンツの量はテーマに合わせて適切なものにし、サイト全体との関連性が高いと判断される内容にすることを心がけましょう。

リンクに注意

SEOにおいてリンクの存在も重要です。しかしリンクは気を付けないとGoogleのガイドラインに引っかかる可能性もあります。

被リンクと呼ばれる外部から自社サイトへ貼られるリンクの数は、基本はそれだけ紹介したい良いサイトだと高く評価されている訳ですからSEOにおいても重要視されますし、Googleのクローラビリティが向上し見つけてもらいやすくなるというメリットも期待できます。

しかし自社サイトとの関連性が低かったり、リンク元のサイトの品質が低かったり、リンク収集のために業者からリンクを購入したりするとペナルティを受ける場合があるのです。

被リンクがランキングに効果があるからと、自作自演リンクや有料リンクを設置することは、ユーザーのためでは無く、自分のためにランキングを操作しようとするものです。

不自然なリンクでランキングに下駄を履かせるような行為は、自己中心的でユーザーファーストとは絶対に言えない行為です。

自社サイトから発するリンクに関しても同様です。

健全性を保ち、正しく適切なリンクを行いましょう。

最適なSEOを行うならSEO専門会社をご利用ください

SEOを行う上で重要とされるユーザーファーストについていくつかポイントとなるものを紹介してまいりましたが、初心者の方にとってはこれらを実践し、実際に成果を出すことは意外と難しいのです。

SEOは一見簡単に思われますが、成功するためにはマーケティングに関する知識やノウハウが必要です。

Find contentはSEO専門会社として、これまで積み重ねた経験と実績を元に徹底したデータ分析や調査を行い、お客様のサイトのアクセス数を伸ばすために最適な対策の提案、実践を行っております。

SEOにお困りの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後うつ病と自己破産により縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。 自己破産を経験していることから、売上げや利益が伸びない経営者の気持ちは痛い程分かりますので、出来る限り低価格で企業経営の改善のため最大限の貢献をさせて頂きます。