ホームページを制作する目的

2022年10月9日

ホームページを作成する目的を明確にする

誰にどんなベネフィットを与えるのか

知り合いの企業がホームページを開設しているから。などと言う理由でホームページを開設する人はほとんどいないと思いますが、ホームページを作成するにあたって、目的が明確で無い場合があります。

単に、企業を紹介するだけの目的でホームページを作成しても、企業の詳細まで掲載するホームページにはなかなかならないので、誰にも見てもらえないホームページになってしまいます。そのホームページはユーザーの疑問や問題解決に役立たないからです。

自分の会社のホームページの具体的なお客様はどんな人で、その人にどんなベネフィット(メリット)を与えるホームページを作成するのかがブレていると、最適なユーザーも集まりませんので、当然成果も上がりません。

自社のホームページを検索するユーザーがどんなキーワードで検索するのか考えてみましょう。そのキーワードは、表面的なキーワードの裏に、ユーザーが解決したい問題が含まれているはずです。ホームページには、そのユーザーが抱えている問題の解決策が記載されていないとGoogleからもユーザーからも評価されません。

もしも、御社の商品がユーザーの問題を解決できるのであれば、どの機能が、あるいは、どのスペックが他社の商品より優れていて、それがどのように作用して、問題が解決できるのか、詳細に記載する必要があります。

ホームページを作ったけれど、全く効果が無いと言うのは、狙う的がぼやけているのです。狙う的がピンポイントに見えていないと、的の中心には当たりません。狙うはずの的の中心を外したホームページは、本来狙うユーザーを集めることが出来ませんし、集めたユーザーに対して、情報を十分に伝えることが出来ません。

ホームページ制作会社に発注する場合も、どんなターゲットに対してホームページを見てもらいたいのか、を明確に伝え、そのターゲットに対して適切なキーワードで上位に表示出来るホームページ制作会社に依頼しないと、ホームページへの投資は無駄に終わってしまいます。

コマーシャルはユーザーが求めていませんが、コンテンツはユーザーが積極的に求めるものです

ホームページを漠然とした企業イメージのために作成する企業もありますが、それは、ホームページをコマーシャルツールと考えているからです。コマーシャルはコンテンツの間に挿入される形で、ユーザーに強制的に見せるもので、商品やサービスに全く興味の無い人に印象付けて、実際に商品の購入を検討する時に心の片隅に残っていれば、商品購入の候補となりうるのです。なので、印象に残るキャッチーなコピーで印象付けるようにしています。

ホームページは見たくも無いユーザーに強制的に見せるものではありません。ユーザーは明確に知りたい情報があって、能動的に情報を求めて検索するのです。そのユーザーは、知りたいと思う情報については、出来る限り詳しい情報を見たいと思っています。そのユーザーに対して、漠然とした企業イメージのホホームページを見せても、ユーザーは全く満足しません。

むしろ、全く自分の問題解決に役立たないサイトに対して不満を感じてしまうでしょう。このような不満をユーザーに感じさせてしまうと、企業イメージを高めたいと思う企業の意図とは逆に、ユーザーに対して不親切な企業だとイメージを低下させてしまう可能性さえあります。

インターネットのユーザーの検索行動と言うのは、ユーザー自ら情報を積極的に求める行動なので、検索結果にホームページを表示させたければ、ユーザーの疑問や質問に対する具体的で詳細な回答を記載する必要があります。

ユーザーは長文を読まないと思っていらっしゃる経営者もありますが、それは掲載する情報がコマーシャルだからです。ユーザーが求めている回答は、ユーザーが探し求めている情報なので、長文でもユーザーが求めている情報であれば最後まで読まれます。

目的

企業としては、売上げアップ、認知度向上だと思いますが、

ホームページを作成する企業の立場とすれば、売上げ向上、認知度向上だと思いますが、それを実現するには、ユーザーとの間にGoogleが存在しています。Googleが検索エンジンの90%以上を占めていますので、Googleと言って良いでしょう。

お客様に認知してもらうにも、売上げを上げるにも、まずは、ユーザーの間にいるGoogleに正しく認識してもらって、ユーザーにとって価値あるホームページであることを理解してもらうようにしないといけません。

Googleに正しく認識してもらうために特にすることは無く、あくまでもユーザーに対して、検索窓に入れるキーワードに含まれるユーザーの疑問や問題点の解決策を徹底して掲載することです。

Googleはユーザーファーストです

Googleは常にユーザーファーストです。検索結果には検索キーワードの回答として、ユーザーにとって最も良いと思われる検索結果から順番に表示します。

Googleと同様にホームページもユーザーファーストにするべきです。ユーザーにとって価値ある情報を提供する。そしてホームページの情報やお客様に購入いただく商品を通してベネフィットを提供することです。

ユーザーにとって価値の無いものは、淘汰されて市場から消えて行きます。ホームページも同様で、ユーザーにとって価値の無いホームページは誰からも見向いてもらえなくなるのです。

自社のホームページがユーザーに提供できる価値は何なのかを十分に考えてホームページの作成に取り掛かるようにして下さい。

物理的な目標も明確にする

ホームページは、商品やサービスを販売する。資料請求、サンプル請求してもらう。問い合わせを受ける。などの物理的な目標も設定できます。ホームページ開設後、半年、1年後などにどの程度の数値を達成するのかを目標として設定することも重要です。

実店舗では、データを取ることはとても難しいことですが、ホームページはGoogle analyticsやSearch consoleからいろんなデータを取ることがてきます。データが簡単に取れると言うことは、何を改善すればアクセスや問い合わせが増えるのか簡単に分かると言うことです。

データを元に改善を続ければ必ず良いサイトになって行きます。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。