富山県のような地方企業だからこそ出来るSEO対策
目次
富山県の地域限定サービスはMEOで
富山県は1%市場と言われていて、人口も全国の1%で市場規模も1%です。1%の市場で地域限定のサービスを行う業種の場合、例えば飲食店や美容院などの場合、企業のホームページよりも「食べログ」や「ホットペッパービューティー」が上位に表示されます。
これは、企業が公開しているコマーシャルよりもユーザーの口コミをコンテンツとしてGoogleが評価しているためで、このような口コミサイトに掲載されるユーザーの声の方が、企業の売り込みより評価され、ユーザーからも信頼されるので、口コミサイトを上回ることは難しいです。
このような地域限定サービスを展開する企業の場合は、ホームページであまりSEO対策も関連するので重要ですが、口コミで高評価が得られるように常にお客様対応などに意識を向けてお店を営業していることが重要です。

上記の画像のように自然検索よりも地図検索の情報が上位に表示されますので、この情報に確実に表示するようにした方が効果が高いです。このようなGoogle MAPの対策は最近注目されて、MEOを行う業者も増えて来ています。ただし、その業者の多くは、スパム行為を行うものです。店名にキーワードを大量に盛り込むような行為はスパムと判定されて最悪の場合はGoogle MAPの情報から削除されますので、悪質な業者に依頼しないように注意しましょう。
地域限定サービスの場合はSEO対策よりもMEO対策のほうがより効果的です。
MEOはGoogleのローカル検索結果の掲載順位を改善するに従って対策を行うことが重要です。この記載に従わずに、店舗名にキーワードを詰め込むなどのスパム行為を行うと、ガイドライン違反を行ったホームページと同様、ペナルティを受けて、表示されなくなったりしますので、注意しましょう。
MEOはホームページのコンテンツなど、SEOと関係する内容とは無関係です。制作した会社から納品されたホームページへのリンクだけ設置すれば十分です。
MEOではビジネス名にキーワードを詰め込むことはスパム行為と判断されて簡単にペナルティを受けます。さらにユーザーレビューが上位表示に効果があるのですが、ユーザーに投稿に対して特典を与えたりして、ユーザーレビューを獲得することもスパム行為となります。
MEOでは、Googleマイビジネスのツールを最大限利用する
MEOは、ユーザーレビューで高評価でレビューの文字数も多い評価があれば上位に表示されますが、GoogleMAPで表示されるありとあらゆるキーワードをGoogleマイビジネスの様々なツールに記載することです。メインサイトがあってもGoogleマイヒビジネスのウェブサイトを作成して、GoogleMAPで表示される様々なキーワードを盛り込んだコンテンツを記載します。
競合他社が記載していなキーワードを記載すると、ヒットしたキーワードでMAPの検索結果の上位に表示されて、経路やウェブサイトを利用されると評価が高まります。
位置情報を元に近くの良質なコンテンツがあるお店が上位に表示されます
2019年現在では、「食べログ」などの口コミサイトが店名で検索した場合に上位に表示されます。
これは、ユーザーの声を良質なコンテンツとGoogleが判断しているからです。しかし、口コミサイトの意図的な投稿などの問題や、広告掲載店舗のランキングが上昇しているのでは無いかとの疑惑など、様々な問題が指摘されています。
今後、口コミサイトの評価がどうなって行くか分かりません。
地域密着の飲食店などでも、長年の店舗経営の経験から生まれる、良質なコンテンツの掲載を続けていれば、他社を圧倒出来るサイトに成長させることが出来ます。
良質なコンテンツとはユーザーの疑問や質問への回答
良質なコンテンツとは、一般的なホームページで記載しているコマーシャルとは違い、ユーザーの疑問や問題に対する回答です。
ホームページは商品を宣伝するものと思っている企業も多いと思いますが、ユーザーの検索行動は、自分が感じている疑問や問題を検索窓で質問して、その解答が記載されているホームページを訪れるものです。Googleもユーザーの疑問に対する最良の回答を掲載しているホームページを上位に表示しようとしています。
コマーシャル一辺倒のホームページから、ユーザーに寄り添ったホームページにすることがSEOです。
自分でSEOを行う方法
SEOの専門家に頼まなくても、ある程度のSEO対策は可能です。詳しくは、富山でSEO対策でホームページの集客をする方法を参考にして下さい。自分でSEOを行う場合の手順を記載してあります。初心者にも分かり易く記載してありますので、是非ご自分で実施して見て下さい。もしも、自分では手に負えない場合は富山県の企業に対応するSEO対策をご依頼下さい。

富山県のような地方では、マスメディアを集客に利用する
富山県では地域経済の紙面を埋める情報が少ない
富山県のような地方の場合、東京や大阪などの大都市と比べて圧倒的に有利なことがあります。それは、新聞や放送局などのマスメディアがコンテンツとして掲載する企業の情報が圧倒的に少ないことです。
東京や大阪などの大都市の場合、地域経済の紙面を満たす情報はどれだけでもあり、新聞記者は情報に困りません。毎日の紙面を満たす情報はどれだけでもあるので、溢れる情報から、より話題性のある情報を選択して掲載すれば良いのですが、富山県などの地域経済の紙面は東京や大阪の新聞と同じ紙面なのに対して、企業の情報が圧倒的に少ないので情報を探すのが大変なのです。
なので、富山県の新聞記者は紙面を埋めるための情報を血眼になって探しています。この記者たちに新たなサービスを開始したとか、新たな技術を開発したなどの情報を提供すると、思っている以上に、とても高い確率で紙面に掲載してくれます。
一度情報が掲載されると、記者が情報に困ると、電話が掛ってきて「何か良い情報は無いですか?」と聞かれるようになります。こうやって記者と良好な関係が出来ると、どんどん情報を掲載してくれるようになります。
そして、紙面に掲載された情報は新聞社のホームページにも掲載されて、ある程度の期間情報が掲載されます。マスメディアからりリンクは現在はnofollowになっているので、リンクのSEO効果はあまり期待出来ませんが、Googleはnofollowの扱いを命令からヒントに変更して、nofollowであってもfollowとして扱う可能性もあります。特にニュースソースからのリンクはnofollowにする必要は無く、Googleは適正に評価してくれる可能性が高いです。さらに、情報を読んだユーザーがblogなどに記載してくれてリンクをもらえる可能性があります。
同じサービスや技術開発をしても、東京や大阪のマスコミは見向きもしてくれないことでも、富山県のマスコミなら取り上げてくれます。
放送局も地上デジタル放送の開始に伴って一定量の自主制作番組を作らないといけなくなり、地域の目新しい情報を常に探しています。番組に取り上げられると、放送した内容をホームページに掲載してくれるので、情報を知ったユーザーが自分のホームページで情報を記載してリンクを設置してくれる可能性があります。
マスコミのホームページには必ず情報受付のページがありますので、そこから情報を送信すれば、担当者からメールなどで返信があります。電話が掛ってきて、詳しい話しを取材したいと言われることもありますので、その際は丁寧に対応しましょう。
これは、都会と同じ紙面や放送枠を埋めるための情報源が少ない地方ならではのメリットなので、是非活用しましょう。

富山県の経営支援課も活用しましょう
富山県庁の商工労働部・経営支援課では、富山県内の中小企業の支援施策をいろいろと実施しています。
県庁と言うと敷居が高いと感じる方も多いかと思いますが、経営支援課の担当者も、経済産業省や中小企業庁から付いた予算を消化し切れなくて困っていることもあります。
自社が今後取り組もうとしていることに対する支援が無いかを問い合わせてみると、意外なことが支援対象になることもあります。また、今後取り組もうとしていることが、支援内容と合わない場合は、「ここをこんなふうに取り組んでいただければ支援対象になります」といったアドバイスももらえます。
県庁が敷居が高いと感じる方は、富山県新世紀産業機構の中小企業支援センターでは、県の支援や中小企業団体中央会などの組合を対象にしている支援制度などもまとめてワンストップで相談に乗ってくれます。
このような支援制度に認定されると、県庁のホームページからリンクを得られることもあります。県庁のホームページはGoogleからの信頼度も高く、そのサイトからのリンクは一般の企業からのリンクとは比較にならない程高い評価を得られます。
支援制度に認定されるには、計画書の作成や報告書の作成など、それなりの手間がかかりますが、支援制度で得られる助成金は返済しなくても良い純利益です。その純利益を得るために必要な売上げや営業活動を考えれば決して手間では無いと思います。
経営にもプラスになり、SEO対策としても大きなプラスになるので、是非問い合わせしてみましょう。
富山県新世紀産業機構を活用する
専門家派遣を活用する
富山県新世紀産業機構は中小企業に対するいろんな省庁からの支援策について総合的にワンストップでアドバイスしてくれる機関でで、創業・ベンチャー、経営革新、技術開発、販路・流通拡大等、企業経営や事業展開のなかで直面するさまざまな課題に対して、ワンストップで支援する総合支援機関です。
サイトを運営していて、いろんな疑問や問題に直面することがあると思います。問題解決の情報をネットで検索したりしていろいろと試行錯誤している企業も多いかと思いますが、富山県新世紀産業機構では、専門家派遣事業を行っています。
登録されている専門家もいろんな分野にわたっていて、SEO対策やWEBマーケティングの専門家やweb制作の専門家も登録されています。派遣を受ける企業側は費用の1/3の負担なので、企業の負担も低く抑えて専門家から指導をしてもらえます。
もしも、登録されている専門家とは別の人を派遣して欲しい場合は、その人に専門家登録してもらって派遣することも可能です。
SEOやwebマーケティングの専門家からコンサルディングを受けることも出来ますし、デザインの専門家やパソコンの社内ネットワークの専門家も派遣してもらえます。
計画書や報告書の提出が必要にはなりますが、専門家を低いコストで派遣してもらえるので、抱えている問題解決に役立ちます。是非、活用してみて下さい。
また、富山県内企業の検索ページから新規登録して公共機関からのリンクが得られるので、被リンク効果も期待出来ます。

インターネット活用研究会に参加する
富山県新世紀産業機構では、インターネット活用研究会でネットビジネス支援を行っています。サイト運営していて、問題に直面した時に、ネットに掲載されている情報だけでは、掲載されている情報が玉石混交で、何が正しい情報が判断できないこともあります。
また、掲載されている情報が正しくても、受け手側の解釈によって、間違った方向に行ってしまうこともあります。
私も色んなサイトを見てきて、「これまで自分なりにSEO対策を行った」とおっしゃるクライアントもかなり間違ったことをしている場合が多くあります。
このように一人でネットの情報だけを頼りにしていると、いつの間にか間違った方向に進んでしまうことがあります。
このようなことにならないようにするためにも、先端で活躍している講師の生の話しを聞いて、webサイトの改善や修正を行うことはとても有効で、成果に結びつくセミナーが多いのでおすすめです。
インターネット活用研究会で開催されるセミナーに参加して、検索エンジンの上位表示の方法を学ぶことも有効なので、開催されるセミナーをチェックするようにしましょう。
本気でねっとに参加する
新世紀産業機構のインターネット活用研究会のメンバーの中から、さらに詳しく勉強したいメンバーが集まって、本気でねっとと言う会が運営されています。
本気でネットに入会すると、メンバー同士の情報交換や、インターネット活用研究会で開催されるセミナー終了後にメンバーと講師だけの特別セミナーや講師との懇親会が開催されたりします。
特別セミナーや懇親会で、セミナーでは語られなかった濃厚な情報に触れたり、サイト運営で悩んでいるメンバー同士でいろんな情報交換が出来ますので、一人で悶々と悩むことが無くなります。
セミナーに参加することはとても有効です

ネット上には、SEO対策についても色んな情報が公開されています。しかし、ネットの情報だけだと、知らず知らずのうちに間違った方向に進んでしまっていることがあります。このような時の軌道修正にも、セミナーの講師の話しを聞くのはとても有効です。セミナーでは、事例なども紹介しながら分かりやすく説明してもらえます。さらに疑問が残った場合は、勇気を出して質問すれば、気軽に回答してもらえます。
富山にいて、東京や大阪で開催されるセミナーに参加するのは、時間的にも金銭的にも大きな負担ですが、富山で最先端の講師の話しを聞く機会がありますので、是非積極的に参加しましょう。
富山の優位性をコンテンツにする
富山の地域性や資源など、富山から情報発信することの優位性を意識してコンテンツを作ることも重要です。
ユーザーの質問の回答となるコンテンツはウェブマスターや企業のプロとしての高い専門性から生まれるものですが、それが生み出される背景となる富山のことを記載することで、ウェブマスターや企業のプロ意識を育んだ富山のことを記載することで、コンテンツの裏づけとなる場合があります。
富山県の県民性として、勤勉なことが良く言われますが、この勤勉さから生まれるコンテンツは他の都道府県の人たちには、とても説得力があるコンテンツになるはずです。そこそこ納得するまで突き詰める勤勉さを是非コンテンツに生かして下さい。ユーザーにとって価値あるコンテンツを目指し追加を続け、コンテンツを増やすことを継続すれば、SEOにとても効果があります。
富山を意識してSEO対策を行うことで、他の地域よりも優位にサイト運営を行うことが可能になり、検索順位にも良い結果が生まれWEBマーケティングが成り立つようになります。
市町村や商工会議所、商工会からリンクをもらう

市町村や商工会議所、商工会のホームページは権威のあるサイトなので、リンクを設置してもらえるとSEOでは有利に働きます。
ただ、リンクの設置の仕方によっては、ペナルティになることもあります。それぞれの担当者がSEOに対しての理解が無いのは当たり前で、どんなリンクが有効で、どんなリンクがペナルティになるかなど全く考えていません。リンクさえ設置すれば、リンク先の企業のためになると真面目に考えてページを管理し、リンクを設置しています。
しかし、以下のようなリンクはGoogleのガイドライン違反のリンクでブラックハットSEOの手法です。
企業ガイドとして掲載されているリンクですが、 Googleの品質に関するガイドラインのリンクプログラムに記載されている、質の低いディレクトリやブックマーク サイトのリンク。 に該当するリンクで、このリンクが原因でペナルティを受ける可能性があります。
リンク集のようなページからのリンクは危険です。企業別のページからリンクが設置されていれば、問題ありませんので、リンクの設置を依頼する場合は、どのようなページからリンクされるのか確認しましょう。

清水 康次
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