SEOキーワードの選び方に必要な手順と注意点

2022年11月18日

SEO対策を行う際「キーワード選び」は必須の作業となりますが、皆さんはどのような選び方をされているでしょうか。

検索結果のサイト数や思いつきで決めてしまい、いくらコンテンツを増やしても検索エンジンにおいて上位表示や流入に繋がらないといった悩みを抱えている方も少なくありません。

SEOはキーワードの選び方で決まるといっても過言ではないくらい重要なものですが、初心者の方の場合キーワードをあまり重要視せず、選び方についても分からないままWebサイトの制作を進めてしまうことがあります。

SEOキーワードには正しい選び方があります。

今回の記事では、成果につながるキーワードの選び方について解説します。

キーワード

SEOキーワードの選び方の手順

1.キーワードを洗い出す

1つめは候補となるキーワードを洗い出していきます。

顧客を獲得出来そうなキーワードを思い付きで出してみたり、実際にGoogleで検索してみて自社のサイトや商品、サービスに合いそうな内容のキーワードかを確かめながら出してみます。この時に上位に表示されているサイトは競合となりえるサイトですので、研究対象としてチェックすることもおすすめです。

自分でキーワードを集める場合はSNSなどを分析する方法などがありますが、大量にあり重複してしまうこともあるため、まとめるのが大変です。

無料のツールを活用してキーワードを探すことも可能です。Googleの「キーワードプランナー」はGoogle広告の配信に使用するキーワードについて調査できる無料のツールで、調べたいキーワードを画面に入力するだけで使い方も簡単、Googleアカウントさえあれば誰でも使えるため多くの方に利用されています。他にもラッキーコワード、ahrefs(有料)等のツールが提供されていますので、試してみてはいかがでしょうか。

2.キーワードの検索ボリュームを調査する

次に2つ目のステップです。検索ボリュームとは、1ヶ月の間にそのキーワードが何回検索されているのか=ユーザーの需要を表す数値を意味し、キーワードプランナーではこの月間の平均検索ボリュームのデータを調べる機能があり非常に役立ち便利です。

もちろん、検索ボリュームが少なすぎるキーワードでは例えもし1位に表示されることがあっても集客や売上に繋がることは難しいですし、逆に多すぎるキーワードではそれだけ強い競合が多く、難易度が高くなります。

そのため調べた数値を指標として、目標として設定したサイトのアクセス数や、サイトの目的に応じた検索ボリュームのキーワードを選定してみましょう。

3.キーワードを絞り込む

3つめのステップとして検索ボリュームを踏まえてある程度キーワードを洗い出したら、次にその中から更に絞り込んで抽出していきます。

というのも、リソースやコストのことを考えると、洗いだしたすべてのキーワードでブログや動画などのコンテンツを作ることは現実的ではなく、絞り込むことが必要となってきます。

絞り込み方としては、立ち上げたばかりのサイトであれば最初のうちは難易度が高過ぎる=上位表示が難しいと思われるキーワードを除外していきましょう。

その判断として、先述したように競合サイトの数や規模を見て競合性を調べたり、難易度をチェックできる無料のツールを活用する方法等があります。

また、自社が発信したい内容ととユーザーが何を「知りたい・したい・行きたい・買いたい」と思うニーズとの関連性を考え、どのような情報が求められているのかをイメージし、ユーザーの意図を把握するマーケティングも大切です。

その際、狙いをつけるターゲット層を具体的にし、よりターゲットに向け効果的なキーワードを見つけることも意識しましょう。

4.絞り込んだキーワードに優先順位をつける

4つめはコンテンツを作成する順番を決めるために、上記で絞り込んだいくつかのキーワードの中で優先順位を付けます。

その際に考慮すべき要素は、「検索ボリューム、CVに近い、競合性、自社の価値(専門性)、テーマへの特化」といった点で、それぞれを満たしているか総合的に判断して決めます。

いかに競合以上に役立つ質の高いコンテンツを特化したジャンルで早く出せるか、が結果を大きく分けるので、この要素をより持っている順でコンテンツ作成を進め公開していきましょう。

SEOキーワード選び方のポイント

キーワードの選び方のポイントや注意点を以下、紹介します。すでにサイトを作って公開している人は、改善や施策の参考にしていただければ幸いです。

ロングテールキーワードから始める

SEOを始めたばかりであればロングテールキーワードを狙うことがおすすめです。

ロングテールキーワードは上位表示がされやすくコンバージョン(CV)につながりやすいといったメリットがあり、検索意図に合わせたコンテンツを作りやすいという特徴もあります。

ビッグキーワードは多くの人が検索しますが、ユーザーのモチベーションが低く、解決したい問題が明確では無いことが多く、検索結果の上位に表示されてもコンバージョンには繋がりにくいことが多いです。これに対してロングテールキーワードはユーザーの解決したい問題が明確で、モチベーションも高いので、コンバージョンに繋がり易く、ロングテールキーワードで多くのコンテンツを作成すると、多くのコンバージョンを獲得出来ます。

安定して集客が出来るようになった上で、その後ビッグキーワードやミドルキーワードにチャレンジしていくというように段階を踏んでいくことが、確実に成果を上げていくためのコツです。

キーワードは1ページに1つ

ウェブサイト内の複数のページに対し、同じ検索ワード(検索クエリ)が存在してしまっている場合、自分のサイト内で順位を争うことになるリスクがあります。

するとページの評価が分散してしまい、結果的に検索順位が上がらないといった影響を及ぼす可能性があるため注意しましょう。

”1ページに対して1つの検索意図”を守り、検索キーワードの選定を行いましょう。

内部リンクを設置する

SEOでは内部リンクの設計も非常に重要となってきます。

というのも、Googleでは内部リンクが集まっているページを重要度が高いと判断するため、内部リンクを使って関連するページを繋ぐことでトピックの網羅性が高いということをGoogleに示すことが出来ます。

ロングテールキーワードのページからミドルキーワード、ビッグキーワードのページへとリンクを集める構造にすると効果的です。

キーワードを見直す

キーワードは一度選定したからといって終わりではありません。

SEO対策は常に最適化していくことが大切で、コンテンツを作成していく中でより良いキーワードを発見することもあるでしょう。

より流入数の多いキーワードにリライトすることも検討しながら適宜見直すことが成果を高めることへと繋がります。

Googleのウェブマスターツールである「Google Search Console(グーグルサーチコンソール)」を使うと、実際にどのようなキーワードでユーザーがページに流入しているのかを確認することが出来ます。

まとめ

SEO対策のためのキーワードの選び方は簡単そうで意外と難しいものです。

しっかりと成果を出せるキーワードを選ぶにはWebマーケティングに関係する理解や専門の知識、ノウハウも全般的に必要となってくるからです。

弊社はSEO対策専門の会社として、これまでに多くの実績を重ねてまいりました。

うまくアクセスを増やすことができない理由や現在の状態を調べ、解決するための適切なアドバイスや対処を行ったり、成功するための戦略やSEOに強いライティング等、SEOは結果が出るまでに時間を要する対策ですから、少しでも効率良く運用を進めるために様々な形でプロの目線から支援いたします。

どうぞお気軽にご相談くださいませ。

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koji shimizu

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。