Googleの検索結果で自社HPを上位表示する方法は?
「Google検索をした時に自社のサイトが上位に表示されないのはなぜ?」「検索結果を上位にする方法はあるの?」
今回の記事では、企業のWeb担当者や個人でサイトを運営されている方に向け、ホームページをGoogleで検索上位にする方法を解説します。
皆様の参考になれば幸いです。
目次
検索エンジンはどのように順位を決めているのか
日本で多くの人が利用している主な検索エンジンと言えば、PCでもスマホ等のモバイルでもGoogleとYahoo!が圧倒的なシェアを占めています。そのため、検索上位を狙うにはこの2つの順位を決定する仕組みを理解することが必要です。
ちなみにGoogleとYahooは両方ともほぼ同じシステム採用しているため、検索結果の順位にあまり違いはありません。そこでここではGoogleのシステムについて紹介していきましょう。
Googleには「Googlebot」という自動巡回プログラムがあり、一般的に「クローラー」と呼ばれています。
クローラーはインターネットの中にある世界中の膨大な量のWebサイトを巡回(クロール)して新しく公開、更新されたページを発見して情報を収集し、データベースに登録(インデックス)していきます。そしてそこからGoogleが持っている独自のアルゴリズムによって評価し、検索結果で表示される順位付け(ランキング)を行うのです。
検索順位を決める重要な5つの要因
Googleは順位を決めるアルゴリズムの仕組みにおいて、上位に表示するための重要な要因に以下の5つを挙げています。
・検索意図の把握
・ウェブページの関連性
・コンテンツの品質
・ユーザビリティ
・文脈の考慮
実際は200以上の要因から構成されているアルゴリズムですが、検索結果を上位にする方法として、この5つを特に意識してWebサイトのデザインやコンテンツ作成を行うことが必要です。
サイトがいつまでも上位表示されないと悩まれている場合、これらの部分に原因がある可能性が高く、改善する必要があるかも知れません。
なお、この5つ以外に順位に関係がある要因としては、検索結果におけるクリック数や直帰率、サイトに滞在する時間、更新頻度、アクセス数の多さ等が考えられます。
ちなみに2022年現在、TwitterやFacebook等のSNSを活用してWebページに誘導する方法が人気で多くの方に取り入れられていますが、これは集客や顧客の獲得において間接的な効果を高める要素になりますが、検索順位という意味では直接的に影響することはありません。
検索上位にするための最適な方法は「SEO対策」
「検索で上位表示させるならリスティング広告を出せば良い」という声もあります。確かにリスティング広告は上位に表示されますが、「広告」と表記されますしユーザーの多くは既にそれを認識しクリックしない傾向にあります。
また、Googleで広告を掲載しても検索結果での表示状況には影響しないとGoogleが公式で言及しており、高い料金を払っても期待する程の効果はないと考えて良いかも知れません。
そこで検索順位を上位に上げる適切な方法として、マーケティングの手法の1つであるSEO対策を行うことが必須になります。
SEOは日本語で検索エンジン最適化と呼ばれ、まさに検索エンジンで上位表示するための方法です。正しく対策を行うことで上位表示されると、自然にユーザーの流入につながり、アクセス数は大幅に増えます。
具体的なSEO対策を簡潔に説明すると、サイトの目的を考え訪問してほしい、読んでほしいターゲットを決め、それに合わせてサイトのテーマを明確に設定し、その軸となる検索キーワードをいくつか選定してブログや画像、動画などのコンテンツを作っていきます。特にタイトルや見出し、冒頭の文などに選定したキーワードが含まれた文章を書いていきましょう。そうすることで検索クエリと関連性の高いページを作ることが可能となり、Googleから評価されやすくなるポイントとなります。
選んだワードで検索してみて実際に上位に表示される競合サイトの内容を調査、分析するのもおすすめです。ただしそれらをコピーするのではなく、傾向を把握した上で独自性を盛り込み、自分のコンテンツを作成することが大切です。
検索上位にする前に必要なこと
検索順位を上位にする前に、検索結果に表示されているかどうか(=Googleにインデックスされているかどうか)を確認しなければなりません。
サイトやコンテンツを公開したら、まずはGoogleに見つけてもらい登録してもらうことが何より大事です。
その使い方は簡単で、Googleが無料で提供しているツール「Google Search Console(サーチコンソール)」を使用し、窓に自社のサイトや調べたい該当のページのURLを入力すれば分かります。
クローラビリティの高いサイトにするには、XMLサイトマップを設置したり、リンクの構築(被リンクと内部リンクの最適化)を行ったり、質の高い(ユーザーに役立つ)価値のあるコンテンツを作る等の対策を行います。
サーチコンソールでインデックスされていないことが分かった場合は、これらの対策をしてからインデックスのリクエストを送信しましょう。
検索上位にするためにやってはいけないこと
検索結果を上位に表示するために”やってはいけないこと”についてのルールも把握しておくことも大切です。
Googleはガイドラインとして具体的に提示をしています。
・自動生成されたコンテンツ
・引用が多くオリジナリティのないコンテンツ
・不正なリダイレクト
・リンクプログラムへの参加
・クローキング
・隠しテキスト、隠しリンクの設置
・コピーコンテンツ
・十分な付加価値のないアフィリエイトサイト
・誘導ページ
・フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
・構造化データのマークアップの悪用
・Google への自動化されたクエリの送信
初心者の方にとって分かりにくいものもあるかと思いますが、Web制作やコンテンツを作る際にはこれらの知識を頭に入れ、注意して取り組みましょう。
以上のルールに違反すると、ペナルティとして検索順位を下げられたり、コンテンツ自体を削除されるケースもあります。
もしペナルティを受けている場合は、手動ペナルティであればサーチコンソールでチェックできますので、その理由を知り修正を行いましょう。
検索上位になるメリット
SEO対策が成功し検索で上位になることが出来ると、アクセスが増える、ブランディング効果(信頼性の向上)、サイトやコンテンツ自体が資産になる、広告費を削減できる等、さまざまな効果が得られます。
しかし、1度上位表示をしたからといって放置してしまうとその状態を維持することは出来ません。Googleのアルゴリズムは日々アップデートされ、順位の変動も起こります。サイトの状況をしっかりチェックし、定期的な更新とユーザーの課題を特定し解決できる、ユーザーの求めに応じた高品質なコンテンツを作り続けることが重要です。
効率的に検索上位にする一番の方法はSEOのプロに相談すること
SEOは費用対効果が大きくWebを運用するなら必ず取り入れたい対策ですが、デメリットとして成果が出るまでにある程度の期間がかかるという特徴があります。すぐに効果が表れないからと尚早に判断して見切りをつけてしまう会社も少なくありません。
適切な対応をしていれば少なくとも数か月で効果が表れる傾向にありますが、対策に失敗し何年たっても上位に表示されないと悩んでいる方も多いのです。
そこでより効率的に成果を出すには、やはりSEO対策において外部の専門の会社に依頼をすることです。SEOは独学することも可能ではありますが、効果の出せる施策を実施するにはWebマーケティング、デジタルマーケティングの全体の知識や経験、ノウハウが必要になります。意外と専門性の高い分野にもなりますので、一から始めるには非常に大変かと思います。
弊社はSEO対策専門会社として、これまでに全国の企業様のサイトのアクセス数を増やすことに成功しており、実績を重ねております。
今なら無料でWebサイト診断も行っておりますので、お気軽にお申込み下さい。
詳しくはお問合せフォームよりご連絡いただければ幸いです。
清水 康次
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