Googleの自動翻訳を使うのはSEO的にはマイナスです

2022年10月9日

Googleの自動翻訳はとても便利なツールですが・・・・

ホームページを多言語対応させる場合に、Googleの自動翻訳を使うと言うのはとても良いアイデアです。ページを更新する場合でも、日本語のページだけ更新すれば、アクセスするユーザーの言語によって自動的に翻訳してくれるので、更新の手間も一気に軽減出来ます。

自動翻訳はGoogleのウェブマスター向けガイドラインで禁止されている自動生成されたページに該当します

Googleが提供しているツールを使うことに何も抵抗を感じない人も多いかも知れませんが、自動翻訳機能はGoogleのウェブマスター向けガイドラインの自動生成されたページに該当し、ガイドライン違反になりますので、スパムページと判定されます。

Googleが提供しているツールだから、SEOには問題ないと考えるのは普通の考えですが、Chromeで翻訳する場合も、ユーザーが翻訳を選択するリンクをクリックして翻訳を実行します。日本からアクセスしているから、自動的に日本語に翻訳される訳では無いのです。自動で翻訳されたら、Google自身がガイドライン違反を犯すことになるので、翻訳の選択をユーザーにさせているのです。

ガイドライン違反にならないようにするためには、ウィジエットなどを利用して、ユーザー自身が言語を選んで翻訳を実行するようにすることで、スパムページとして判断されることは回避出来ます。

自動翻訳であっても、翻訳を実行するのが、ユーザーの選択で行われればガイドライン違反にはならないと言うことです。

多言語

さらに大きな問題は自動翻訳されたページは検索結果に表示されないということです

自動翻訳を利用すると、ユーザーのブラウザ上で翻訳されたページが表示されるだけで、htmlソースとして翻訳されたページは存在しません。

htmlソースが存在しないページにGooglebotが巡回してデータベースにインデックスすることはありません。

なので、自動翻訳を利用してサイトは日本語以外の言語では検索結果には表示されませんので、外国語でのSEO効果を期待したい人には自動翻訳を利用することはお勧めしません。

さらに、自動翻訳の結果をページに貼り付けて、外国語のページを作ってアップロードするのも問題があります。aiの利用により翻訳の精度は年々上がってはいますが、ネイティブな言語には遠く及ばないことが度々発生し、文法的にもおかしな文章になることがあります。

このような、正確では無い翻訳ページを公開すると、低品質なコンテンツと評価されて、順位を上げられないことにもなります。

多言語対応はネイティブな言葉で翻訳したページをアップロードすることです

多言語で検索結果に表示させるためには、ネイティブな言語で正しく作成されたページを日本語のページと別のディレクトリでアップロードすることが重要です。

多言語のページをアップロードする場合は、サブディレクトリにアップロードするのが良いでしょう。

外国語を選んでも、プログラムで同じURLでいろんな言語を表示するようなことはしないようにしましょう。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。