WEBコンテンツには独自性が必要です
後発のサイトは現在上位のページとは違う内容が必要です
Googleは良質なコンテンツを評価して検索結果の上位に表示しますが、上位に表示されているページと同じような内容を記載しても、ドメインエイジや、獲得している被リンクやサイトボリュームなどから、現在の上位ページに負けてしまい、上位には表示されません。
上位に表示されているページもそれぞれ独自の内容が記載されているページが並んでいます。
これは、あるキーワードで検索して、自身が解決したい問題や質問の回答を求めて、1位のサイトを訪問したけれど、納得できる解決策が記載されていなかった場合に、2位以下のページも同様の内容が記載されているページしか無ければ、どのページを見てもユーザーの疑問や問題は解決しません。
この問題を解決するために、Googleは検索結果の上位に表示するページをそれぞれ独自の解決策を記載しているページを表示するようにしています。

上位のページには無い切り口のコンテンツ
すでに上位に表示されているページは、自然発生リンクもある程度獲得していて、長期間運営されていて、良質なコンテンツもたくさん抱えています。
このようなすでに強いパワーを獲得しているページを上回る検索順位を獲得するのはとても困難なことで、キーワードによっては、すでに上位に割り込むのは不可能と思われるキーワードもあります。
Googleはランキンクを決定する要因として、自然発生リンクの質と量、良質なコンテンツを大きなランキング要素としていますが、自然発生リンクは簡単に出来るものでは無く、リンクを獲得するには、良質なコンテンツの公開を長期間続けていないと獲得は困難です。
この自然発生リンクをすでに大量に獲得しているサイトを上回ることはほぼ困難です。
従って、ビッグキーワードで上位に表示することは、もうほとんど不可能となっていて、可能なのは、ロングテールキーワードで上位を目指して運営を続けて、少しずつリンクを獲得しながら、少しずつ検索ボリュームの大きなキーワードで上位を目指して行くことです。
ここで、少し検索ボリュームの大きいキーワードで上位を目指すためには、上位のサイトには記載されていないユニークなコンテンツの記載が必要になります。
ユニークなコンテンツと言っても、ユーザーの疑問や質問に対する回答として、ある程度合理性のあるものでないと、評価されません。こう言うと、もうすでに上位に表示されているページは上位を独占し続けて、運営期間の短いサイトは上位を獲得するのが無理なように感じてしまうかも知れませんが、大事なことは、いきなりビッグキーワードを狙わないことです。
小さいキーワードで上位を実現しながら、少しずつ力を付けて、上位のページには記載されていないような特別な切り口のコンテンツを掲載して、上位を狙って行くことです。
上位ページの目次を確認してコンテンツの傾向を調べる
上位ページがどのようなコンテンツを記載しているのか、全てのページを読むのは大変です。そこで、短時間で、上位のページのコンテンツの傾向を掴む方法として、ページに記載されている目次を確認することです。
目次が記載されていないページの場合は、Chromeの拡張機能のWeb Developerを使って見出しタグを抽出すれば、見出しの一覧を見ることが出来ます。

Chromeに追加して、見出しタグの一覧を見たいサイトを表示して、右上のWeb Developerをクリックして、infomation→View Document Outlineをクリックすると、そのページの見出しの一覧が表示されます。
目次や見出しを読めば、大体そのページに記載されているコンテンツの内容は予想出来ます。この上位ページの目次や見出しをエクセルやワードなどにコピペして、上位ページの傾向を調べて、どのページにも記載されていないコンテンツをあえて記載することで、上位ページへのチャレンジを行うことが出来ます。
上位のどのページにも無いコンテンツを記載して、そのコンテンツが良質で、説得力のあるページになれば、上位に表示される可能性があります。
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」の故事のように、ます、相手がどんなコンテンツを記載して、Googleから評価されているのかを分析することから、webマーケティングは始まります。
相手がどんなコンテンツで上位に記載されているのかを知った上で、相手とは違う上位表示の戦略を立ててコンテンツを作成するようにしましょう。
企業には独自性があります
これまで、様々な不況を乗り越えて生き残っている企業にはかならず、他の企業と差別化出来る独自性があります。その独自性をホームページでしっかりと打ち出すことです。
すでに上位に記載されているサイトと同じような内容で、上位サイトよりも浅い内容の記載しかしていなければ、上位表示は絶望的です。
他社とは違うユニークな存在だから魅力があるので、他の企業と同じで、規模が小さければサービスやサポートでどうしても劣る部分が出て来るので、存在価値がありません。そんな企業が生き残っているはずは無いので、独自性をしっかりちアピールする記載をしましょう。
キーワードに込められたユーザーが解決したい疑問や質問は百人百様です。すでに上位のサイトは多くの人の疑問に対する回答になっていることが多いですが、ごく少数の人が疑問に感じることに対する回答を記載することで、上位に表示される可能性があります。
清水 康次
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