旅館や過疎化対策には「ブラタモリ」のような情報
その地域の歴史や文化の背景を掘り下げる
観光地としての認知度が低い地域の旅館や、過疎化に苦しむ限界集落などに、都会から人を呼び寄せるには、地域の歴史や文化について、徹底的に詳しい情報を記載する必要があります。
NHKで放送される「ブラタモリ」は地域の歴史や建造物に対する背景などを専門家の解説を含めて、とても分かりやすく放送していて、その地域を知らない人にも興味が湧く番組です。この番組は、その地域に絞って、徹底的に情報を掘り下げて放送されていて、地元の人も知らない情報が分かるものです。
徹底的に掘り下げた観光案内が旅館のコンテンツです
このような「ブラタモリ」のような情報は、あまり認知度の高くない旅館の周辺の観光案内などにも活用出来ます。
旅館に宿泊する目的は、周辺の観光地を訪れるための宿泊場所として利用することが多くあります。なので、周辺の観光地の情報はとても重要なコンテンツなのですが、実際に旅館のホームページには周辺の観光資源に対する説明はとても簡潔なもので、この観光案内を読んで宿泊を決定する人はいません。
この情報を「ブラタモリ」のように専門家の詳しい解説を含めた情報を記載すると、その解説を読んだユーザーが宿泊予約する可能性があり、その解説が詳しければ、テレビ番組で取り上げられる可能性もあります。
過疎地に若者を引き寄せるのもコンテンツです
過疎地や限界集落に若者の移住やリモートオフィスを開設してもらって、集落に活気を取り戻したいと考えている自治体は多いと思いますが、そもそも、その地域の魅力について詳しい情報を掲載していません。
地域の歴史的な背景や、豊かな自然環境などの魅力や暖かい人と人とのつながりなどの情報をもっと公開する必要があります。
情報を出さずに、人口が減って行くのを嘆かずに、自分たちで出せる情報を出来る限り詳しく公開しましょう。
「ブラタモリ」のような情報を公開するには、郷土史研究家など、地域の歴史や風土に対して研究をしている専門家からの助言が重要です。
地元に住んでいる人も知らないような情報の中に、都会に住んでいる人には魅力的な情報がある可能性があります。その地域がどのような歴史を経て現在に至っているのか、その歴史を物語る史跡や、遺構など、その地域の歴史に思いをはせるようなものにスボットを当てた情報など、まずは、地域に住んでいる人が、「そんな歴史があったんだ!」と思って、自分でも行ってみたいと思うような情報を掲載することです。
地元の人が興味を持たないような情報を掲載しても、都会の人が興味を持つことはありません。
清水 康次
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