WEB担当者がどんどんコンテンツを追加できる環境を作って下さい

2021年5月25日

WEBサイトは成長してこそ真価を発揮するものです

ホームページを納品後更新されなければ真価を発揮出来ません

企業は常に変化しています。世の中は常に変化しているので、企業が変化していなければ、時代に取り残されて倒産するのが結末となります。

ホームページが企業にとっての重要な営業ツールであれば、変化している企業を常にユーザーに発信していなければいけません。最新更新日が数年前のままになっているホームページを見かけることがありますが、そのようなホームページはホームページが納品されてから、しばらくの間更新作業を続けたけれど、ユーザーからの反応が無いので、更新を止めてしまったのでしょう。

通常、新規事業が軌道に乗るまで3年かかると言われます。ところがホームページはもっと速い期間で成果を求められるのか、諦めるのもとても早いのです。

リアルの営業であれば、実際に商品が売れなくても、営業先のお客様の反応だったり、商談の進捗状況などの報告を聞けば、もう少し待てば売上げが発生することが予想できます。

ところがホームページの場合、表向きには何も変化が無いので、更新作業がどのような効果があるのか経営者には分からないので、早いうちに諦めることになるのです。

ホームページ自体の反応が無くても、Google・Analyticsなどで、日々のアクセス数の変化を見ることが出来ます。更新作業を続けていることでアクセスが伸びているのかどうかを判断出来ます。また、GoogleのSearch Consoleで「検索トラフィック」→「検索アナリティクス」でキーワード毎のクリック数、表示回数、CTR、掲載順位が分かります。さらに検索順位チェックツール「GRC」でキーワードの検索順位を調べると日ごとの検索順位を調べることが出来るので、検索順位が上がって来ているのか、下がっているのか判断出来ます。

このようなツールを利用して、日々行っている更新作業が有効化どうかを判断していれば、更新作業を続けて行くことができるはずです。

更新

カテゴリの追加が出来ないホームページにしてはいけません

また、ホームページ制作会社から納品された状態で完成度が高すぎて、更新がしにくい状態になっている場合があります。

WEB担当者が更新作業を続けて行くと、コンテンツがどんどん増えて、新しいカテゴリを追加したいようになります。しかし、ヘッダーのグローバルナビが画像で固定されたデザインになっていると、簡単にカテゴリの追加が出来なくなってしまいます。

せっかく情報を更新しても、適切なカテゴリが設置できず、しっくり来ないカテゴリに無理やり情報を掲載し続けることはWEB担当者のモチベーションを著しく低下させるものです。

ホームページを更新し続けてコンテンツがどれだけ増えても対応できるフレキシブルなホームページにしておくことはとても重要なことです。デザイナーが強すぎると納品時に完成した状態を求めてしまうので、納品時の状態から発展させて行くことがとても難しいホームページになってしまいます。

ホームページは企業が時代の変化に対応するために変化するのに合わせて更新を続けて行くものでないといけません。企業が変化していることをユーザーにも発信しないといけないのです。

WEB担当者がどんどんコンテンツを公開できる企業の体制を作ることと、コンテンツを公開していることがどのように検索順位やアクセスにつながっているのか、日々確認出来るようにして、モチベーションを維持出来るようにして下さい。

受注には繋がらなくても、検索順位が上がって来ていたり、滞在時間やページビューが増えていたり、WEB担当者が、自らの改善を感じられるようにいろんなフィードバックを確認できるようにしておくことも重要です。

今後、コンテンツの公開を継続して行う企業と、更新を停止してしまっている企業の差はとても大きくなると思います。そして、その差に気付いた企業が後からコンテンツの公開を開始しても、コンテンツを積み上げるには、時間と労力を要しますので、一度離された差を簡単に縮めることは出来ません。

逆に言うと、今は成果が出なくてもコンテンツの公開を続ける企業は長い時間をかけて競合他社に大きな差を付けてリードすることになります。

ホームページを公開してGoogleから正しく評価されるまて3ヶ月はかかります

新たなドメインでホームページを公開しても、Googleがページの情報を収集して、コンテンツやリンクの評価を正しく行うのに最低3ヶ月は必要です。

ホームページが納品されたら、すぐに成果を求めたくなるのは分かりますが、3ヶ月は全く反応が無いと思って下さい。その反応が無い期間もWEB担当者にはどんどんコンテンツを公開するような社内体制を作って下さい。WEB担当者は兼任でかまいませんが、一日最低1~2時間はホームページの更新のための作業や情報収集ができるようにして下さい。

成果が出ない間の更新作業は大変ですが、先ほど書いたツールでアクセス数の推移や検索順位の推移などを毎日確認できるようにして、モチベーションを維持できるようにして、コンテンツの公開を継続するようにして下さい。

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koji shimizu

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。