検索流入に大打撃を受けるGoogleのペナルティとSEOのチェックとベストの解除方法を解説

2024年4月23日

過剰SEOがペナルティの元凶です

Googleから一度ペナルティを受けてしまうと、突然の順位低下や、圏外へ飛ばされてアクセスやトラフィックの激減となり、WEB上にホームページが存在しないのと同じことになり、ホームページ経由の売上比率の高い企業にとっては死活問題になるような致命的な事態です。

ペナルティになるのは、Googleのガイドライン違反が原因ですが、ガイドライン違反は過剰SEOです。

SEO

Googleペナルティとは

Googleペナルティとは、Googleのウェブマスター向けガイドラインに反して、Googleなどの検索エンジンを欺いて上位表示しようとする行為に対して行われるもので、Googleからペナルティを受けると、突然の検索順位の大幅な下落やデータベースからの削除などの措置が取られます。

ペナルティが軽い場合は、特定のキーワードでだけ順位が下がったり、スモールキーワードやロングテールキーワードのような検索ボリュームが小さく、競合サイトの少ないキーワードの場合は、ほとんど順位が下がらず、検索結果に表示されたり圏外に飛ばされたりを繰り返すケースもありますが、重大なペナルティの場合はサイト全体が大幅に順位が下がったり、サイトのタイトルで検索しても1位に表示されない現象が起こります。ペナルティは通常、サイト全体に課せられるもので、特定のページだけが順位低下したり圏外になったりと言う現象では無く、サイト全体のGoogleの検索順位が下落します。

Googleからペナルティを受ける原因は過剰SEOです。つまりSEOのやり過ぎなのです。Googleのランキングを操作して、本来の順位よりも検索結果の上位に上げようとする施策は、過剰SEOで、悪質な場合は、スパム行為としてペナルティの判断が下されます。本来正しく行われていたSEOが過度になって、過剰SEOになることでペナルティが発動されます。

ウェブマスター向けガイドラインの内容は

ガイドラインはランキングを不正に操作するものです

上記で記されている項目は、検索順位を不正に操作しようとするものか、検索結果に表示する価値の無いページを大量に公開するか、ページを閲覧したユーザーに悪意のある動作をさせるページで、いずれも検索上位に表示してはいけないものです。ガイドライン違反は悪意を持って行われる場合もありますが、意図せずにガイドライン違反を犯すこともありますので、定期的にガイドライン違反が無いかサイト内を探すことも必要です。下記に記載しているようなガイドライン違反になるような運用をしないように意識するのがSEOの基礎です。それぞれのガイドラインの項目によって対処法は異なります。

ウェブマスター向けガイドラインはサイト運営にとても参考になるものなので、熟読することをお勧めします。もし、ガイドライン違反を犯してしまった場合は、サイト全般を見直して、問題の箇所を修正して、Googleから再評価されるのを待ちましょう。

特に多いペナルティの原因

リンクプログラム

ペナルティを受ける原因として最も多いのは、リンクプログラム違反です。 不自然な外部リンクに対するペナルティはペンギンアップデートの実施以降、かなり精度が高くなり、不自然な被リンクを付けられたサイトは高い確率でペナルティを受けるようになりました。 外部リンクはGoogleのランキングに大きな影響がありますが、Googleが評価するリンクは自然発生リンクです。しかし、ランキングを操作しようと、ブラックハットSEO業者が設置するリンクやYomi-Searchなどの質の低いディレクトリからのリンクなどが要因となってペナルティを受けるサイトがとても多いです。

また、ブラックハットSEO業者に発注しなくても、ウェブマスターが少しでもアクセスアップになればと考えてリンク集などに登録してペナルティを受けることもあります。

さらに、系列企業同士がサイドバーやフッターなどのテンプレートからリンクを設置したのが原因でペナルティになることもかなり多い確率であります。

他にも、広告や求人サイトからのリンクも大手のサイトはnofollowが付与されていて、Googlebotがリンクを辿らないようになっていますが、小規模な企業や個人が広告掲載しているサイトはnofollowになっておらず、ペナルティになる例があります。

外部リンクによるペナルティはとても繊細で、何でもないリンクでもペナルティになったりペナルティにはなりやすく、とても注意が必要です。自然なリンクと思っても、リンク元がペナルティを受けていたり、リンク集のページからのリンクでもペナルティを受けます。

リンクプログラムでペナルティを受けると、ペナルティから回復する対応をしても、Googlebotがリンク元を1本1本辿って、不自然なリンクがほぼ無くならないとペナルティが解除さけないので、ペナルティからの復旧にはとても長期間かかりますので、絶対に避けたい要素で、リンクプログラムに違反する行為をしないことが大切です。

隠しテキスト

隠しテキストはGooglebotとユーザーに違う内容を見せるもので、特にh1タグが隠されていることが多いです。h1タグはそのまま記載するとフォントサイズが大きく、デザイン上邪魔になると考えるデザイナーが隠してしまうことが多いです。ホームページ制作会社のデザイナーがウェブマスター向けガイドラインを知らずに、悪意も無くやってしまうことが問題で、納品された企業には、何が悪くて検索順位が上がらないのか分かりません。

誘導ページ

アクセスを集めたいページよりも簡潔な内容を記載した無料ブログなどを作りリンクを設置すると、誘導ページになります。SNSから同様のリンクを設置しても、リンクにはnofollowが付与されるので、Googlebotはリンクを辿らないので、SNSからのリンクが原因でペナルティを受けることはありませんが、別ドメインのブログから簡潔な内容を記載したページからのリンクは誘導ページです。

サイト内でも、例えば色んな案件に登録している企業がエントリーするサイトを運営していて、新着案件を1つだけ簡潔に記載したページが案件の数だけあって、そのページから案件一覧のページへリンクを設置すると誘導ページになります。

Googleペナルティの種類

ペナルティ

Googleのペナルティは手動ペナルティと自動ペナルティの2種類があります。

手動ペナルティ

手動ペナルティはGoogleの社員が実際のページを確認して、ペナルティを課します。手動ペナルティはインデックス削除など重いペナルティになることが多いです。

手動ペナルティの場合は、Search consoleの「セキュリティと手動による対策」の「手動による対策」に警告のメッセージが届くので、Search consoleに登録していれば直ぐに分かります。

しかし、現在ではGoogleがaiを搭載するようになり、性能が格段に向上したので、手動ペナルティはかなり減っています。

手動ペナルティの場合は、指摘されている問題を修正して、二度と同様のことをしないことを記載して、サーチ・コンソールから再審査リクエストを送信します。

自動ペナルティ

自動ペナルティはGoogleのアルゴリズムで自動的に与えられるペナルティで何の通知も無く突然、順位の低下やアクセスの激減が起こります。Googleのaiの進歩で手動ペナルティは大きく減り、自動ペナルティが非常に多い傾向になっています。

自動ペナルティを確実に確認する方法は無く、これまでの検索順位がある日突然大きく下落したり、アクセスが激減したりした場合には自動ペナルティの疑いが高いです。

Googleペナルティの確認方法

手動ペナルティはSearch consoleに通知が届くので分かり易いですが、自動ペナルティは判別が難しく、ペナルティだと思ってリカバリしていても、途中でペナルティではないことが判明することもあります。自動ペナルティの確認方法は、

1、site:yourdomain.comで検索した時にトップページが1位に表示されない。
2、WEBサイト名で検索しても1位に表示されない。
3、検索順位が極端に不安定で、表示されたり圏外に飛んだりする。

などが一般的な確認方法ですが、確実に自動ペナルティを確認する手段はありません。突然順位が大きく落ちた時などはペナルティを疑ってみるのが良いでしょう。

当サイトでは自動ペナルティを調べる自動ペナルティチェックツールを設置していますので、ご活用下さい。

Googleのアルゴリズムは常に変動していますが、ペナルティを受けている場合は、どんなことをしても順位が回復することはありません。

Googleペナルティの解除方法

不自然な外部リンクを見つける

リンク

最近はGoogleの性能が向上して、手動ペナルティは大幅に減少しているので、自動ペナルティの解除方法について記載します。

不自然なリンクを見つけるには、Search consoleの「リンク」→「外部リンクをエクスポート」→「最新のリンク」→ファイルの形式を選択でGoogleが把握している外部リンクをダウンロード出来ます。このファイルで表示されるリンクを一つ一つ目視で確認して分析します。不自然なリンクの具体的な事例を下記にご紹介します。ダウンロードした最新のリンクから不自然なリンクを探し出すようにして下さい。

外国語のページに日本語のアンカーテキストのみのリンク

アンカーテキスト

英語のページの中に、アンカーテキストのみのリンクが羅列されていて、リンク先に対する説明などが一切無く、リンクを設置する必然性が全くありません。このような、ジャンルが統一されておらず、リンク先のページをユーザーに勧める説明の記載が全く無いリンクはとても不自然です。

英語のページの中に、日本語のリンクが突然出て来るのも不自然です。このページはリンクを設置する目的で作られたページと思われます。ブラックハットSEO業者にSEOを依頼すると、このようなリンクに必然性の無いリンクが大量に設置されます。このリンクは確実にペナルティを誘発するリンクでとても危険です。

ジャンルが統一されておらず、登録にあたって審査が無いリンク

このリンクもジャンルがバラバラで、リンク先の説明もとても短く、ユーザーをリンク先に導く必然性がありません。このリンクは自分自身で登録出来、審査も無く登録される質の低いディレクトリに該当するリンクです。このような手法はGoogleの性能が低かった昔は通用しましたが、現在では危険しかありません。

リンクと言うのは、そのページに記載されているコンテンツを補強する目的のページへリンクを設置するとか、コンテンツに記載している内容の根拠になる情報へリンクするなど、リンクに必然性があり、強い関連があるリンクが自然なリンクです。

昔多くあった、リンク集のページからのリンクもほとんどが低品質な被リンクで、ペナルティの対象になります。

ペナルティを受けるリンクをいくつも見ているとパターンが分かって来ると思います。ユーザーのことを考えずに検索順位の操作を行って検索上位を目指す自分本位のリンクがペナルティになるリンクです。ページの中身が無いリンクのほとんどはペナルティになるリンクです。

昔はSEOの効果があり、WEB担当者が少しでも集客に繋がればとおもって設置したこれらのリンクも現在ではペナルティを受ける原因になっていると認識して下さい。

サイドバーやフッターからのリンク

善意のリンクであっても、サイドバーやフッターなどのテンプレートから大量に配布されるリンクもペナルティの対象です。

系列会社のリンクをサイドバーやフッターに設置することもありますが、このリンクの使用のせいで、系列会社のwebサイト全てがペナルティを受けてしまうこともあります。

系列会社からリンクを設置する際は、本文からリンク先のページを紹介する分を記載してリンクを設定するのが、ユーザーにとっても親切で役立つ自然なリンクですし、リンク先のSEOにも有効なリンクになります。

リンクの削除または否認を行う

最新のリンクを解析して探し出した不自然なリンクは削除依頼が出来るリンクは削除します。しかし、設置した業者と連絡が取れず、削除できない場合は、以下のリンク先からリンク否認を行います。

リンク否認用のファイルはtxt形式で、ファイル名は何でも良いので、自分で分かり易いファイル名を付けます。否認したいページごとにURLを記載することも出来ますが、ドメイン単位で大量のページからリンクがある場合もあり、URL単位で否認すると、後から新しい不自然リンクが発見されて、再びペナルティを受ける可能性があるので、ドメイン単位で否認するのが安全です。

その場合は、domain:hinindomain.comと否認したいドメインを一行ずつ記載して保存します。

リンク否認手順1

リンク否認をしたいサイトのURLを一つ選びます。

リンク否認手順2

リンク否認をクリックします。

リンク否認手順3

否認するドメインを記載したファイルを選択して、送信して、送信結果に不備が無ければ、完了をクリックすれば否認ファイルの送信は終了です。

リンクプログラム違反は、問題を修正したり、リンク否認を行っても、ペナルティの解除には、1件1件のリンク元をGooglebotが辿り、ほぼ全てのリンクの否認が成立しないとペナルティの解除には至りません。リンクプログラム違反の場合は、ペナルティの解除には、とても長い期間を要し、マーケティング上、大ダメージを受けてしまいます。

隠しテキストを発見し修正する

内部対策で多いペナルティは隠しテキストとキーワードの乱用です。隠しテキストはhtmlソースを見て、ソースに記載されているテキストがブラウザ上にあるかどうかを確認します。隠しテキストで多いのはh1タグなので、h1タグを特に注意して確認します。

htmlソースを確認する方法は、Google ChromeやFirefoxの場合は、ブラウザ上で右クリックして、「ページのソースを表示」で確認出来ます。Edgeの場合は右上の・・・をクリックして「その他のツール」→「開発者ツール」で確認出来ます。

ソースを表示したら「Ctrl+F」でページの検索窓を表示して「h1」と入れてページに記載されているh1タグを見つけます。h1タグが画像のalt属性で記載されていて、alt="h1タグのテキスト"となっている場合は問題ありません。h1がaltでは無い場合はテキストとしてブラウザにも表示されているはずです。h1タグで囲われている文字列をコピーして、ブラウザでページを表示して 「Ctrl+F」でページの検索窓を表示して「h1の文字列」を入れてページに記載されているテキストが選択されれば問題ありません。

h1の文字列がブラウザ上に無い場合は、表示するように変更します。 通常、h1タグが隠しテキストとなっている場合は<h1 class="id 〇〇>のような記載があるので、class以降を消去すればh1タグは表示されるはずです。

さらに簡単に隠しテキストを発見する方法とCheomeの拡張機能のCSS無効化くんを使ってCSSを無効にすることです。CSSを無効化すると、CSSで非表示になっていたテキストが表示されます。CSSが有効な状態と比較しながら隠しテキストが発見出来ます。

PCページでは表示されるがスマホページの隠しテキスト

PCのページでは正常に表示されていて隠しテキストでは無いが、スマホサイトでは隠しテキストになっている場合があります。

この隠しテキストを発見するには、PCのブラウザで「最大化」と「縮小」の表示を比較して、スマホで非表示になっているブロックが無いか確認します。

スマホは表示出来る画面が小さいので、ホームページ制作会社が非表示にしていることがあります。

これまで経験したサイトでは、サイドバーとフッターメニューがスマホでは非表示になっていて、長期間Googleからのアクセスが減少し続けていて、隠しテキストを修正して、アクセスが反転した事例がありました。Google検索セントラルコミュニティにも質問してみましたが、エキスパートからの回答も「意図的に隠しテキストを詰め込んだりする行為でなければ、それほど神経質になる必要はないと思います。」とのことでしたが、実際には隠しテキストで評価を落としていました。

誘導ページを発見し修正する

誘導ページはほとんどの場合、ウェブマスターが設置するものです。ページに記載されている情報を簡潔に記載したページからのリンクが設置されている場合は、そのページを削除するかリンクのnofollowにします。

都道府県別、市町村別のページ

例えば、「トイレ詰まり」や「特殊清掃」「パソコン回収」などのサービスを行っているサイトで都道府県や市町村名の複合キーワードで表示させようとして、同じ内容で地域名だけを変えたページを大量に作成している場合です。

これらのページは検索エンジンのために作られるページで、ユーザーにとっては何の価値も無いページです。

Googleペナルティを受けないためにやってはいけないこと

リンクの購入やリンクの登録をしない

ブラックハットSEO業者が外部リンクを設置して検索結果の上位に表示するとの営業電話が掛かって来て、その業者は自分たちが設置するリンクはGoogleからペナルティを受けないとセールストークしても、そのリンクはいつか必ずGoogleにバレてペナルティを受けるので、外部リンクを設置するようなサービスは絶対に購入しないようにしましょう。

また、自分で設置出来るリンクを安易に設置しないことです。リンクプログラムに記載されている質の低いディレクトリの質の低いの定義は、登録にあたって審査が無いこととです。審査も無く、登録申請すれば全てのサイトが登録されれば、必然的に質は低下します。そのようなリンク集には絶対に登録しないようにしましょう。

さらに、系列会社同士をサイドバーやフッターなどのテンプレートからリンクを設置しないことも注意しましょう。サイドバーやフッターからリンクしても良いのは、.comや.jpなどのトップレベルドメインだけが違っていて、その前のドメインが同じ場合のみ大丈夫です。ドメインを選ぶ時の判断も重要です。

WEB制作会社に隠しテキストをしないように依頼する

隠しテキストは通常にホームページを更新している企業側が行うことは稀です。ほとんどの場合がWEB制作会社のデザイナーがガイドラインを知らずに行ってしまうものです。

ホームページの制作を依頼する時に、隠しテキストをしないように依頼することが重要です。

誘導ページになるような安易なリンクを設置しない

誘導ページは本来アクセスを増やしたいページへの導線を確保するために設置されます。少しでもアクセスを増やしたいと思うウェブマスターの思いは理解できますが、安易なリンクの設置はペナルティを誘発するので、安易に無料ブログなどを利用してリンクを設置せずに、コンテンツの充実に力を注ぎましょう。

営業範囲の市町村名の羅列はキーワードの乱用

営業範囲の市町村名を羅列した文字列をサイドバーやフッターなどに記載されている例がありますが、これはキーワードの乱用に当たります。

キーワードの乱用とは、検索エンジンに上位表示したいキーワードを詰め込むことでランキングを上げようとするものです。故意に行うことはあまり無いかも知れませんが、ペナルティが課せられることがあります。

良質なコンテンツがあるとペナルティは軽減されます

Googleのガイドライン違反があって、ペナルティを受けていても、良質なコンテンツの記事が大量にある場合は、本来の検索順位や表示回数には及びませんが、多様なキーワードで検索流入があります。

Googleは良質なコンテンツが掲載されていて、ユーザーにとって価値あるページを上位に表示しようとしていますので、ペナルティを受けていても、良質なコンテンツの発信を続けていて、品質の高いwebサイトの検索流入はある程度確保出来ます。

不自然なリンクで重大なペナルティを受けている場合でも、良質なコンテンツの掲載を続けていればコンテンツの効果は確認できると思います。不自然なリンクで検索流入が激減しても、webマーケティングの一貫として、良質なコンテンツの掲載を継続して続けていくと、アクセスは少しずつ増えて行きます。そして、ペナルティが解除された時には、大きな効果となって表れますので、ユーザーの疑問や質問に対する回答となる良質なコンテンツの提供を続けましょう。

まとめ

今回は、Googleのガイドライン違反によるペナルティを受けやすい事例と対処方法について解説しました。

ペナルティとして最も多く、さらに重篤なペナルティになるのが不自然な外部リンクによるペナルティです。ペナルティを受けると検索順位を下げたり、Googleのデータベースから削除されることがありまのす。また、Googleのジョン・ミューラー氏が「自動アルゴリズムによるリンクペナルティの解除には時間がかかる」と発言しているように、不自然な外部リンクによって自動ペナルティを受けてしまうと、検索順位が下がるので、アクセスは大きく減少します。リンクの削除や否認を行っても、ペナルティの解除には数ヶ月から年単位のとても長い時間を要します。

不自然な外部リンクに対するペナルティが重篤になる理由は、Googleの特許にページランクがあり「ウェブページの場合も論文と同様に、重要なページからのリンクは価値が高いと考えられる」と言うものがあり、Googleのランキングを決定する根幹となる理論であるため、その評価を根底から覆すような不自然なリンクの設置が横行すると、正しいランキングの評価が出来なくなるからです。

ペナルティが解除されるまでの期間の損失を考えると、不自然なリンクを設置することがいかに合わない行為か理解いただけると思います。

意図せずにペナルティを受けてしまうのは、ある程度仕方のないことですが、ペナルティを受ける可能性があると分かっていながらリンクの購入や設置をするのは、自殺行為と言えますので、絶対に行わないことが基本です。

ペナルティはガイドライン違反の程度に応じて重さは変わります。ガイドラインに沿って適切に運営していればペナルティのリスクは低くなりますが、その率が0になることはありません。予期せぬことでペナルティを受けてしまうことがありますので、ガイドラインの違反が無いかは定期的にチェックすることが必要です。Googleウェブマスター向け公式ブログなどでGoogleの最新情報をチェックすることをおすすめします。

SEOの知識が無い初心者の方は、リンクの購入や安易なリンクの設置はせずに、良質なコンテンツを増やすことにポイントを置いて、可能な限りサイトの質を高めるようにして、情報発信を続けることを行いましょう。

ガイドラインには記載がありませんが、サイト内に大量の重複がある場合もペナルティを受けますので、Search consoleのカバレッジ→除外→重複しています・・・・。を確認して、重複を解消するようにしましょう。

Googleはスパムリンクなどは無効化する方向に動いていて、ペナルティになるような不正行為に対しても今後、無効化の方向に向かうかも知れません。Googleの誤認によってペナルティを受けることもありますので、ネガティブSEOなどもペナルティでは無く、無効化されれば被害を受ける企業も減ることが期待されます。

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清水 康次

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。