サイト運営が長くなる程問題の特定が難しくなる
アクセスが増えないと相談を受けるサイトの運営期間が長い程問題は複雑
コンテンツの追加を続けて、長期間運営しているけれど、全くアクセスが増えないと相談を受けるサイトは、公開直後に依頼されるサイトよりも複雑な問題が絡んでいることが多く、解決はとても難しくなります。
公開直後でページ数も少ないサイトの場合、外部リンクの問題はほとんど無く、また、低品質なコンテンツの問題もほとんど無いので、チェックするのは、隠しテキストと類似コンテンツやキーワードの乱用などを調べれば、ほとんど問題が特定できますが、長期間運営しているサイトは、長い歴史の中でいろんなことがあって、過去にサイトがハッキングされていたり、有料リンクを何度も依頼していたり、低品質なコンテンツが大量にあったり、何が最も大きな原因なのか分からず、どれにも対応しても、回復までには長期間を要するので、とても大変です。
特に、ミスも含めて大量の不自然リンクがあったサイトはリンクを削除して、そのリンクが最新のリンクから消えてもランキングが改善しない問題があったりして、手動ペナルティではないけれど、Googleから塩漬けにされているのでは無いかと思うような事例もあったりします。
大量に低品質なコンテンツがある
2000ページ程度Googleにインデックスされているけれど、そのページのほとんどが、200文字程度の明らかに低品質なコンテンツのサイトもなかなかランキングが改善しないことが多いです。
そもそも、大量にある低品質なコンテンツをどうやって改善するのかが大きな問題です。1つ1つのコンテンツをリライトして良質なコンテンツに書き換えるには、非常に長い時間を要するので、現実的には無理です。一旦、低品質なコンテンツのほとんどを削除して、良質なコンテンツをもう一度作り直してもらいますが、再度作り直したコンテンツがGoogleから評価されるのにも時間がかかり、良質なコンテンツが大量にある状態になるのにも長い時間を要するので、行っている対策が本当に正しいのか迷いながらの対策になってしまいます。
検索エンジンのために作ったページ
検索エンジンから評価されるために作ったページが大量にあるのも、低品質なページが大量にあるのと同じで、全く無意味なページでGoogleから低評価を受ける原因です。この場合もページを削除して、ユーザーのためのページを作り直してもらいますが、やはり、Googleから評価されるまでには長い時間を要します。
そもそも、極端に短文のページやキーワードを羅列したページは、ユーザーのことを全く考えていないページで、検索結果の上位に表示してもユーザーにとって何も価値を提供しないので、検索結果の上位に表示されるはずがありません。
このようなページを大量に作ってしまうと、サイト全体が低品質とGoogleから烙印を押されてしまって、サイトの内容を修正してもなかなか高評価にならないのでは無いかと思います。
出来るだけ早い時点で適切な運営を身に着ける
サイト運営を長期間行ってアクセスがほとんど無いサイトになってしまうと、修正がとても大変で、修正しても、すぐにGoogleから高評価を得ることは難しく、被害は長期間に及びます。このような問題を防ぐためにも、サイトの制作段階か、公開直後からSEOの専門家にサイト運営についてのアドバイスを受けて、ガイドライン違反の早期修正と、良質なコンテンツを公開するための考え方と運営方法を身に着けることが重要です。
ガイドライン違反をせずに、良質なコンテンツの公開を続けることが身に付けば、よっぽどの事が無い限りGoogleから低評価を受けることはありません。
SEOを依頼するのであれば、長期間運営してどうにもならなくなってから依頼するのでは無く、出来るだけ早いうちに依頼することをお勧めします。スポーツや楽器などを習うのも出来るだけ早いうちに優秀な指導者に付いた方が成長が早く、自己流で練習を続けて、変な癖を付けてしまってから指導者に指導を仰いでも癖を治すのに長い時間を要してしまって、結果的に成長のスピードを遅らせることになります。
是非、早いうちにSEOの専門家に依頼するようにして下さい。
清水 康次
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