コアアルゴリズムアップデートでGoogleが考える検索意図が全く変わったキーワード
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Googleのコアアルゴリズムアップデートは検索意図の見直し
Googleが年に数回行い、大規模な順位変動が起こるコアアルゴリズムアップデートは、Googleがユーザーの検索意図を再度見直して、見直した検索意図に合ったコンテンツを検索結果の上位に表示するものと考えられます。
このことを如実に示す結果に遭遇したので、記載します。
ロボットアームカバーをロボットウェアで対策していた企業
ホームページのtitleや本文に「ロボットウェア」と記載して、検索結果の上位に表示されてはいたが、十分な発注が得られていない企業のサイトがありました。サイトに記載されている情報から、最適なキーワードを調べて見ると「ロボットアームカバー」や「ロボットカバー」が最適なキーワードと考えられました。
2021年6月のコアアアルゴリズムアップデート前に「ロボットウェア」で検索すると人型ロボットやaiboのようなペットのロボットに着せる服が検索結果の上位に表示されていました。この企業が提供している商品と、キーワードがミスマッチになっていたので、「ロボットアームカバー」で集客を行うことを提案しました。
コアアルゴリズムアップデート後に全く違うページが検索結果に表示された
2021年6月以前に「ロボットウエア」で検索した時の検索結果に表示された人型ロボットやaiboのようなペットのロボットに着せる服の検索結果には、自分なりに納得していました。「ロボットウェア」で検索する人は、ロボットに着せるウェアを探しているんだなと思っていました。
2021年7月のコアアルゴリズムアップデート後に「ロボットウェア」で検索すると検索結果が全く違っていました。検索結果はとても多様化していて、人がマウスやキーボードを使って行う作業をロボットが行って、業務効率を改善するものや、作業支援をしてくれる着るロボットやaibo用の服、そして、ロボットアームカバーと多様なホームページが混在して上位に表示されていました。
新しいキーワードの場合、ユーザーの検索意図も多用で変化する
古くから使われているキーワードの場合は、ユーザーの検索意図はある程度固まっていて、Googleが返す検索結果もある程度安定していると思いますが、「ロボットウェア」のような新しいキーワードの場合、様々な新商品が開発されて、ユーザーの検索意図も多様になるのでしょう。
この検索意図をGoogleがどのように把握しているのかは、多分、ユーザーの行動によって把握しているものと思います。
あるキーワードで検索したユーザーが、titleやスニベットを読んで、ページを訪れて、内容を読んでブラウザを閉じたり、全く違ったキーワードで検索したりした場合は、検索キーワードとそのページがマッチしていて、ユーザーが満足したと考えられます。
また、特定のページを訪れて、ページを読んだ後に、ブラウザの「戻る」ボタンをおして、検索結果に戻って、さらに別のページを見に行った場合には、ユーザーはそのページの情報で満足しなかったと考えられ、検索意図と合っていなかったと判断出来ます。
このようなことを繰り返し学習して、ユーザーの検索意図を推し量っていると考えられます。
過去に上位にあったページがダラダラと順位を落としている場合は検索意図と合っていないことを疑うべき
過去に検索結果の上位にあったのに、ダラダラと順位を下げて、圏外に落ちたりしているページは、Googleが考えるキーワードの検索意図とページに記載してある内容が合っていない可能性が高いです。
過去にGoogleが考えていた検索意図には合っていたけれど、Googleの機械学習が進んで検索意図が少しずつ変化して、ページの評価もそれに伴って落ちてしまったと考えるのが適切です。
このようにページの場合は、検索結果の上位に表示されているページに何が記載されていて、ユーザーの検索意図は何なのかをもう一度考え直す必要があります。
koji shimizu
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