SEOは難易度の低いロングテールキーワードから
目次
いきなりビッグキーワードを狙うと全く効果が期待出来ない
ホームページを運営している企業とすれば、ビッグキーワードで上位に表示させたいと考えるのは当然のこととで、長期的にビッグキーワードを狙っていくのは良いことなのですが、ある程度運営されているホームページが、そのビッグキーワードでサイト全体が最適化されている訳ではありません。
ビッグキーワードは多くの企業がSEOを行っており、とても激しい競争が行われています。SEOを初めて行う時に、いきなりビッグキーワードを狙ってしまうと、どれだけ対策を行っても全く効果が表れず、モチベーションが維持出来なくなってしまいます。
人間は、全く届かない目標を追いつ続けることは出来ず、その目標を達成するのが無理と感じると途端にモチベーションが低下してしまいます。
小さいキーワードで確実に成果を上げてモチベーションを維持する
初めてSEOを行う場合は、ロングテールキーワードで対策を行い、早いうちに成果を確認出来るようにすることが重要です。ロングテールキーワードは検索ボリュームが小さいので、本格的に対策をしているサイトも少ないので、SEOの効果が出やすく、モチベーションの維持が容易です。
小さなキーワードで小さな成功体験を積み上げることで、次々と新たなキーワードで対策しようと思えるようになり、やる気に満ちた状態になるので、担当者が意欲に満ちている好循環を形成することが出来ます。
ロングテーネキーワードはコンバージョンに繋がりやすい
ロングテールキーワードはSEOの効果が出易いメリットがあるのと、ユーザーの解決したい問題が明確なので、コンバージョンに繋がり易いメリットもあります。ビッグキーワードは上位表示の難易度がとても高いのですが、運良く上位に表示されたとしても、ユーザーの解決したい問題が漠然としていて、強い問題解決のモチベーションがありません。
このようなキーワードに対する良質なコンテンツの幅がとても広く、Googleもユーザーも評価するコンテンツが何かを見つけ出すのも困難です。なので、上位に表示されてもユーザーが求めているコンテンツでは無いと判断して、直帰する可能性も高いのです。
これに対して、ロングテールキーワードは、ユーザーが様々な複合キーワードで検索して、なかなか望んでいる回答に辿り着けていない可能性が高いので、ユーザーの疑問や質問に対する明確な回答を記載出来ると、コンバージョンなどの行動に繋がる可能性が高いです。
直接、コンバージョンに繋がらなくても、自分の疑問や問題を解決してくれたサイトとしてユーザーの記憶に残り、他の関連するロングテールキーワードで検索した時にも同じサイトのコンテンツで納得する情報に出会うことが出来ると、そのサイトのファンになってくれる可能性も高くなり、ネット上のブランドとして確立して行くことも可能になります。
ブランドが確立して指名検索してもらえるようになるのが一番強い
SEOを行う究極の目的は、ブランドを確立して、サイト名で検索されるようになることです。指名検索されるようになると、そのサイトで商品やサービスを買いたいと思ってアクセスしてくれるようになるので、コンバージョン率も高くなります。
ブランドとして確立するためには、様々なロングテールキーワードで上位に表示されて、多くのキーワードでユーザーの目に触れるようにして、様々な疑問や問題の解決が出来るようにすることです。ロングテールキーワードで検索しているユーザーは自分自身の問題を解決したい強いニーズを持っているので、その解決策を提示してくれるサイトに強い印象を受けます。
ロングテールキーワードはコンテンツを記載しても獲得出来るユーザー数は少ないですが、ファンになってくれる可能性が高いので、難易度も低いことからとてもお勧めの施策です。
清水 康次
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