コンテンツを掲載したがらない制作会社とWEBマスター

2020年2月1日

ユーザーからの質問の回答が掲載されていないホームページはゴミでしかない

ユーザーは長文を読まないと決め付ける制作会社やWEBマスター。上司から調査を指示されてイヤイヤ調べものをさせられている部下にとっては長文は苦痛でしか無く、長文を最後まで読むことは無いでしょう。それでも見出しだけは読むのではないかと思います。

しかし、本当に解決したい問題があってその解決策を探しているユーザーは長文であっても納得できる内容であれば最後まで読みます。ネットを活用してユーザーの獲得を本気で考えている企業にとっては、上司からの指示でイヤイヤ情報を探しているユーザーよりも、本当に問題を解決したいコアなユーザーの獲得を目指しているはずです。そのようなコアなユーザーが納得できる濃厚なコンテンツを掲載することは、とても重要なことです。

濃厚なコンテンツが無ければコアなユーザーがファンになってくれることはありません。

本当に問題を解決したいユーザーにとって、キャッチコピーと画像しか掲載されていない中身の無いページに出会うと、がっかりすると共に怒りさえ感じることがあります。

Googleも中身の無いホームページを検索順位を上位にしないようになっています。

ウェブデザイン

スタイリッシュなデザインでユーザーに何を伝えたいのか?

スタイリッシュなデザインのホームページにこだわっていて、コンテンツを掲載するとデザインが崩れると言う制作会社やWEBマスターもいます。スタイリッシュなデザインでユーザーに何を伝えたいのでしょうか?

本当に問題を解決したいと思ってサイトを訪れるユーザーにスタイリッシュなデザインのページを見せることに何の意味があるのでしょうか?

勿論、ユーザーにとって不快なデザインであってはいけませんが、ユーザーが求めているのは問題の解決であって、スタイリッシュなデザインを見たい訳ではありません。

スタイリッシュなホームページを見たければデザイナーやフォトグラファーのホームページを見に行けば良いのであって、企業がスタイリッシュなデザインを優先して、ユーザーに伝えるべき質問への回答を掲載しないのは、本来の目的を見誤っているとしか思えません。

スタイリッシュなホームページをユーザーに見せたいと思っているのは、企業側の自己満足でしかありません。疑問や問題を解決したいと思っているユーザーがスタイリッシュなホームページを見て満足することなど有り得ないのです。

スタイリッシュなホームページで企業イメージだけ伝えればホームページの目的が達成出来るのは、ブランドイメージが確立している大企業だけです。中小企業が泥臭く濃厚なコンテンツを掲載しなければ、企業としての存在価値もユーザーに伝えないことになってしまいます。

スタイリッシュなホームページによって情報を発信する側が満足しているからと言って受け手側であるユーザーが満足しているとは限らないことを理解するべきです。

失望

スタイリッシュなデザインで良い企業イメージをユーザーに伝えたいと思っているのだと思いますが、スタイリッシュなデザインを優先してしまい、ユーザーが求める情報を掲載していないホームページに対してユーザーが持つ感情は、失望でしかありません。

ユーザーを失望させるためのホームページであれば公開しない方が良い!

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koji shimizu

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。

Posted by koji shimizu