誰でもやってしまいがちなリンクによるペナルティ
関連会社をテンプレートでリンクし合う
複数の企業を運営していたり、多店舗展開しているサイトをそれぞれ別ドメインで運営している場合に、何の疑問も無く、サイドバーやフッターからリンクを設置していることがよくあります。
企業側からすれば、経営母体が同じであれば、リンクを設置して、ユーザーに知ってもらいたいと思う気持ちは当然で、リンク設置にランキングを操作する目的はほとんど無く、悪意の無いリンクであることがほとんどです。
しかし、このリンクはGoogleのリンクプログラムに抵触するリンクで、ペナルティを受ける可能性が高いリンクです。
ユーザー視点では関連会社のリンクは不要です
企業側からすれば、当然と思っているリンクですが、リンクには必然性が重要で、自然発生リンクの場合は、そのお店や企業を利用したユーザーがそのサイトを推薦する意味で、お店や企業の良かった部分を詳しく説明してリンクを設置するものであれば、そのリンクは評価されます。
しかし、テンプレートからのリンクはページの本文に記載されているコンテンツとは全く関係なくリンクが設置されます。
例えば、結婚相談所のサイドバーやフッターに薬局のリンクがあっても、誰もクリックしません。また、大阪府吹田市にある歯科医院のサイドバーやフッターに千葉県美浜区の歯科医院のリンクがあってもやはり、誰もクリックしません。
結婚相談所を検索で探してホームページを訪れたユーザーが突然薬局に興味を持ってリンクをクリックすることは有り得ないことですし、吹田市の歯科医院を探しているユーザーが美浜区の歯科医院の情報を知りたいとは思わないのです。
ユーザー視点に徹してリンクを設置することが重要です
ユーザー目線の運営を行っていれば、上記のようなリンクを設置することはありません。
ユーザーにこのリンクをクリックするメリットがあるかどうかで判断すれば、ユーザーにより良い情報を提供するリンクのみになります。
Googleがリンクをランキングの評価に含めているのは、ユーザーに良質なコンテンツを上位に表示するために外部リンクを多く獲得しているサイトを多くのユーザーからの支持票と考えているからで、これは、サイトを評価するための手段でしかありません。つまり、Google自身がコンテンツの評価を十分に出来なかったから外部リンクを頼りにしているのです。
Googleが目指す、ユーザーの疑問へのベストな回答を記載しているコンテンツを上位に表示するのにaiの能力が高まり、コンテンツの理解力が高くなれば、リンクが無くても良いコンテンツは良いと評価できるはずです。
Googleのaiが進化して、コンテンツそのものの評価を十分な行えるようになれば、リンクの評価は必然的に低下して行くものと考えます。
リンクによってランキングを操作することは考えずに、ユーザーにとって価値あるコンテンツの掲載に徹してサイト運営することが自然発生リンクの獲得に繋がり、将来的には、Googleのaiが文章を完全に理解するまで進化すれば、リンクに頼らず、コンテンツそのものでランキングが決まり、リンクの評価のウエイトは小さくなって行くはずです。
koji shimizu
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