目先の利益に縛られるとユーザーファーストでは無くなる
目次
売上げを上げたい、契約を取りたいが先にあるとユーザーファーストでは無くなる
企業である以上、売上げや新規の契約を取ることは命題であり、売上げを上げることや新規の契約を取ることがも目的になることは当然です。
しかし、売上げを上げたいと結果を焦ると、ホームページに記載する情報は、自社の商品が良いとひたすら伝えるコマーシャルになってしまいます。
過去にテレビで大反響があったのを再現したい
過去にテレビ便組で取り上げられて、大量の申し込みがあって、それをホームページで再現していと考える経営者がホームページの集客にプレッシャーを掛けることがあります。
これは、根本的にメディアの性格が違っていて、同様の効果を求めるのはそもそも無理なのです。
テレビ番組はその情報に対して強い関心が無い人に対して、情報を提供して、興味を持ってもらうものです。そして、不特定多数に情報を提供するので、反響も大きいプッシュ型の媒体と言えます。
これに対して、ホームページは特定の分野に強い興味があって、その興味や疑問を検索して、自分の興味や疑問に対して良質な回答を記載しているホームページを見つけてアクセスするもので、プル型の媒体と言えます。
アクセスしたユーザーの一部がお問合せなどのアクションを起こすので、元々の分母が大きく違います。
ホームページは不特定多数に情報を閲覧させることは不可能
ホームページはテレビ番組のように商品やサービスに対して強い興味が無いユーザーに情報提供することは不可能で、テレビのような爆発的な効果を生むことは不可能です。
ネット上で可能性があるとすれば、SNSでバズるような情報を提供する位しかありません。
しかし、企業が普通に提供するような情報がバズるような情報になることはほぼ不可能です。
短期的に売上げを求めるとコマーシャルになってしまう
短期的に売上げやお問合せなどを獲得しようとすると、ホームページに記載する情報はどうしても、自社の商品をひたすら良いと言い続けるコマーシャルになってしまいます。
Googleは基本的にコマーシャルを評価しないので、売上げを獲得したいと思って掲載するホームページのコマーシャルは期待した効果を発揮しません。
ホームページは長期的な集客やコンバージョン施策です
ホームページは短期的に爆発的なコンバージョンを得ることは出来ず、良質なコンテンツを継続して掲載することで、長期的にファンを獲得する方法しかありません。
目先の利益を求めるのであれば、ホームページは最適な手段とは言えません。
ユーザーの最後のハードルを越える情報を記載する
ユーザーにとって特に大きい契約となる商材の場合、ユーザーはとても慎重にいろんなサイトの情報を見て比較します。
いろんな情報を集めて、さらに残った疑問に対する回答を丁寧に記載することがとても重要です。
ユーザーにとって最後に残る疑問や課題は最も大きな障害であることが多く、この疑問に対する丁寧で明確な回答が記載されていれば、この情報を掲載した専門家に対して絶大な信頼を感じるでしょう。
自分にとって大きな契約をこの専門家に委ねようと思うような、ユーザー本位の情報を記載することです。
このような情報は、誰にでも共通するとは言えず、ユーザーの置かれている状況を推察して、一つ一つコンテンツを掲載する必要があります。
ユーザーがアクションを起こすための背中を押すような情報を一つ一つ掲載することは、とても手間がかかり、目に見えた効果が感じられないので、ホームページの効果が疑問視されることもあるかも知れません。
しかし、丁寧に記載した情報の一つ一つが資産となって蓄積し、コンテンツの集合体として、Googleから評価されるようになるのです。
koji shimizu
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