無料ブログを運営している場合はGoogleからのペナルティに要注意

2021年10月5日

無料ブログが原因でペナルティになることも

メインサイトへのトラフィックを期待して、無料ブログを活用する方も多いと思いますが、運営方法を間違えると、無料ブログが原因でGoogleから自動ペナルティを受けてしまうことがあります。リンクを設置することは、Googleのランキングに大きな影響がありますので、上手く運営すれば、アクセスも検索順位にも大きく貢献しますが、運営を間違えると、意図せずリンク先のサイトに大きな悪影響が及ぶ可能性があります。

一番注意が必要なのはリンクです

メインサイトへのトラフィックを目的として運営する無料ブログなので、メインサイトへ向けてリンクを設置するのは当然なのですが、グローバルナビやサイドバー、フッターなどのテンプレートからリンクを設置して公開するとペナルティを受けることがあります。無料ブログから正しくリンクを設置するとSEO効果があり、メインサイトの検索順位を上位に押し上げる効果がありますが、設置方法や運用を間違えるとメインサイトがペナルティを受けてしまいます。

これは、GoogleのSearch consoleヘルプのリンクプログラムに記載されている。さまざまなサイトのフッターやテンプレートに埋め込まれて広く配布されるリンク。に該当し、検索結果においてサイトのランキングに悪影響を与える可能性があるとGoogleが言及している内容にあたります。

メインサイトのトラフィックを獲得するために開設したブログによって、メインサイトがペナルティを受けてしまっては、ブログの運営が逆効果になってしまうので、注意しましょう。

リンクにはユーザーをそのページへ誘導する必然性が無いといけません。本文を読んでいるユーザーにページ内のキーワードについて、さらに詳しい情報を記載しているページへ誘導するのが、本来のリンクの目的です。そして、このようなリンクは、ユーザーにとって価値のあるページへ誘導するもので、ユーザーのためになるリンクです。

しかし、テンプレートからのリンクは全てのページはら設置されるリンクで、ユーザーは何の価値も提供しません。ユーザーに価値を提供しないリンクは低品質なリンクなので、リンク先のページの検索順位を大きく下げる可能性があります。また、テンプレートからのリンクはページを作成すればする程、Googleにインデックスされるページも増え、それに伴って設定されたリンクの本数も増えるので、Googleの評価は低下します。

ペンギンアップデートでリンクプログラムへの取り締まりが強化され、アルゴリズムによる自動ペナルティが多くなっています。テンプレートからのリンクの設置を行っている場合は、完全に削除するようにしましょう。

極めて短い文章からリンクを設置するとドアウェイページになります

メインサイトの新規投稿の冒頭部分だけを無料ブログに記載して、「続きはこちら」などのアンカーテキストでメインサイトへリンクを設置すると、誘導ページ(Doorwey Page)となりガイドライン違反になります。

ドアウェイページかどうかの判断は、そのページが十分に価値のあるコンテンツかどうかで判断すれば、おのずと特定できると思います。

ウェブマスターが開設する無料ブログに限らず、ドアウェイページに該当するリンクはとても多く存在し、Googleから評価を落としているのをよく見かけます。

良質なコンテンツの本文からリンクを設置する

無料ブログを開設する場合は、メインサイトと関連の高い良質なコンテンツの掲載に心がけることが大切です。ユーザーが知りたいと思う情報を丁寧な説明で掲載し、その本文からリンクを設置することで、ペナルティを回避出来ます。

しかし、このようなブログはメインサイトの中に設置すれば、事足りることで、無理に外部の無料ブログを開設する必要は無いと私は考えます。

メインサイトの中のブログであれば、リンクによってペナルティを受ける可能性は低いですし、テンプレートからのリンクも当然設置されているので、ユーザーの回遊も期待できます。

無料ブログを開設する場合は、安易なリンクを設置しないように気をつけて運営して下さい。本文が設置するリンク以上に設置するリンクは自然なリンクでは無く、ランキングを操作する目的のリンクと判断される可能性がありますので、設置を行う場合は、本当にユーザーのためになるリンクかどうかで判断しましょう。

本来、リンクはページのキーワードのより詳しいページをユーザーに紹介するもの

本来、リンクを設置する行為は、ページ内のキーワードのより詳しく具体的な解説を記載しているページをユーザーに紹介するもので、リンクの設置には明確な理由が必要です。サイドバーやフッターなどの全ページから設置するのは、ユーザーのためのリンクでは無く、検索エンジンのランキングを操作する目的と判断されます。

サイドバーやフッターに設置されたリンクはほとんどクリックされないので、有効なリンクでもありません。

サイドバーやフッターからのリンクによって、ペナルティを受けるサイトは意外と多く、また、サイドバーやフッターからリンクするることに何の疑問も感じない人も多いので、ランキングが低下した原因が全く分からない場合も多いです。テンプレートからのリンクのほとんどは、自社サイトのことが多いので、修正も簡単に出来ます。

リンクを設置する場合は、そのリンクがユーザーのためのリンクがどうかを一度考えてから設置するようにして下さい。

また、すでに設置済みのリンクにフッターやサイドバーなどのテンプレートからのリンクや、あまり関連の無いリンクや短い本文からのリンクが無いか確認しましょう。テンプレートからのリンクがある場合は問題があることがありますので、削除しましょう。

設置されているリンクに必然性があって、ユーザーにとって良いリンクなのかどうかが判断基準です。

被リンクによるペナルティの解除には時間がかかる

被リンクによってペナルティを受けると、解除には時間がかかります。Googlebotはページのクロールは頻繁に行いますが、リンクのクロールはなかなか行いません。無料ブログのサイドバーやフッターからリンクを設置して、ランキングに悪影響があることを確認して、リンクを削除しても、Googleが全てのページのリンク削除を認識するまでにはかなりの時間を要します。

実際に、クライアントのサイトの中には、2016年のリンクがまだクロールされずに残っているものがあります。

悪影響のあるリンクが一度設置されてしまうと、評価を覆すためには、かなりの長期間を要するので、インターネットのビジネスに大きなダメージが非常に長期間に及ぶことがあるので、意図せず設置される低品質なリンクは避けることが出来ませんが、自分で設置するリンクで被害を受けることは出来る限り避けることが重要です。

まとめ

無料ブログに限らず、企業として複数のドメインを運営している場合も同じなのですが、サイドバーやフッターからリンクを設置すると、そのリンクが原因でGoogleからペナルティを受ける可能性があり、上位表示が出来なくなります。

サイドバーやフッターからリンクを設置すれば必ずペナルティを受けると言うものではありませんが、かなりリスクがあります。サイドバーやフッターのようなテンプレートにリンクを設置すると、1つのサイトから非常に多い数のリンクが設置されてしまうので、少なくともGoogleはそのままリンクの本数として評価はしません。

Googleは共通部分のリンクは無視すると発表しているので、テンプレートからのリンクは無視されるかペナルティを受けるかのどちらかなので、リンクのSEO効果はほとんど無いので、設置しないようにしましょう。

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koji shimizu

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。

Posted by koji shimizu