ロングテールキーワードでモチベーションの高いユーザーを獲得する

2021年12月23日

ロングテールキーワードはユーザーの解決したい問題が明確

SEOを行う時に、キーワード選定はとても重要ですが、トップページは比較的大きいキーワードで狙うことが多いと思います。大きいキーワードは上位表示出来た時に大きなアクセスが期待出来ますが、ユーザーのニーズも漠然としていて、コンバージョンに繋がりにくいと言う問題もあります。

そこで狙うのがロングテールキーワードです。ロングテールキーワードはユーザーのニーズが明確で、ユーザーは求める回答を探して、何度もキーワードを変えて検索していることもあります。コンバージョンに繋がり易い有効なユーザーを獲得するためにロングテールキーワードで対策を行うことはSEOの基本です。

さんざん探した末に、求めている回答に出会うと「これだ!」と思って、十分にコンテンツを読んでもらえます。そして、その解答を掲載している専門家に対してアクションを起こす可能性も高いのです。

ロングテールキーワードはニッチな市場なので、大手企業は参入しにくいキーワードで競争率も高く無いので、コンテンツを記載すれば、上位に表示される可能性が高くなります。

ロングテールキーワードはサジェストキーワードツールで確認する

キーワードプランナーで月間検索数が数十件以下のキーワードの中に切迫していて、非常にモチベーションの高い検索キーワードがあります。このようなモチベーションの高いキーワードは単独のキーワードでは無く、複数のキーワードを組み合わせた複合キーワードです。

ただ、キーワードプランナーでは、考えられるキーワードを1つ1つ入れて確認しないといけません。そこで、関連しているキーワードを一覧で取得出来るサジェストキーワードツールを利用すると、キーワードの一覧が表示されます。このツールでは検索ボリュームが分からないので、一覧の中からコンテンツを記載出来るキーワードり検索ボリュームをキーワードプランナーで調べると良いでしょう。

明確な悩みに対する回答を掲載する

例えば、歯科医院の場合「地域名 歯科」などがターゲットキーワードになっていますが、「歯 詰め物 取れた 放置 痛い」のようなキーワードの場合、ユーザーの解決したい問題は明確で、歯の詰め物が取れたけど、そのまま放置しているうちに痛みが出てきて、放置していたことを後悔していて、少しでも痛みの少ない治療をしてくれる歯科医を探しています。

このユーザーに対する回答は、詰め物が取れて放置して痛みが出る原因と、痛みを最小限に抑える治療方法を具体的に記載して情報を記事として公開することが必要です。

この検索ボリュームの小さいロングテールキーワードで検索して検索結果に表示された歯科医院が近くにあれば、必ずその医院に治療に訪れるでしょう。

歯科医院のホームページのほとんどは、コマーシャルしか記載されておらず、ロングテールキーワードに対する回答をコンテンツの内容として記載している歯科医院はほとんどありません。

このようなロングテールキーワードの回答を記載したコンテンツをWEBサイトに大量に作成したホームページにすると、検索結果から流入するユーザーのモチベーションが高く、受診するユーザー多くなり、地域の競合の歯科医院を完全に凌駕する集客に効果的なホームページになります。

ロングテールキーワードでもタイトルにしっかりとキーワードを記載して、検索意図にマッチした、ユーザーの疑問に対する明確で、他のページと差別化した解説を公開すれば、ユーザーにとっても役立つコンテンツとなり、信頼を獲得することが出来ます。問題

ロングテールキーワードはペナルティの影響を受けにくい

Googleは外部リンクによってペナルティを受けることがあります。自分自身で積極的に外部リンクを設置していることもありますが、全く心当たりが無く、海外のサイトからリンクを貼られたり、ペナルティを受けているサイトからリンクを貼られることで、Googleからペナルティを受けたり、ランキングの評価が低下したりすることがあります。

Googleからペナルティを受けると、ビッグキーワードでは圏外に飛ばされたり、大きなランキングの低下が見られますが、ロングテールキーワードの場合は、僅かに順位が落ちるだけで、大きな被害を受けないことが多いのです。

これは、競合が少ないので、Googleからの評価が落ちても、そのページに取って代わるページが無いので、大きな順位低下にならないのです。

ビッグキーワードでアクセスを集めていると、Googleのアルゴリズムアップデートなどの大幅な順位変動の影響も受けやすく、Googleのアルゴリズム更新に一喜一憂することになってしまいますが、ロングテールキーワードでヒットするページを大量にもっていて、ロングテールキーワードでアクセスを積み重ねていると、Gooogleのアルゴリズム更新の影響をあまり受けません。

ロングテールキーワードでアクセスを集めていると、検索エンジンからの安定した流入を確保出来、安定したサイト運営をすることが可能になり、ロングテールキーワードのページを増やすごとにアクセスを増やすことが出来ます。

また、ロングテールキーワードはビッグキーワードに比べて検索結果の上位に表示させるのが容易で、比較的短期間で上位表示が可能な上に、コンバージョンに繋がりやすいユーザーを獲得できるので、マーケティングを行う上では絶対に対策したい施策です。

ロングテールキーワードは競合が少ないので上位表示し易く、ユーザーのモチベーションが高いので、コンバージョンに繋がり易いメリットがあります。

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koji shimizu

過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。

Posted by koji shimizu