文字数が多いことが必ずしも良質なコンテンツとは言えない
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長文SEOが主流ではありますが
SEOを行う上で、Googleが評価する良質なコンテンツは長文が重要だとの考えが今でも主流ですが、長文が必要かどうかは、ユーザーの検索意図によって変わって来ます。何でもかんでも長文が良いコンテンツであるとは言えません。
SEOには2000文字以上が必要だとか、長文を推奨する傾向がありますが、これはユーザーの検索意図次第で、文字数が直接SEOには関係しません。
ショッピングサイトの商品ページに長文は必要ありません
商品を買いたいと思っていて、商品カテゴリーなどを検索キーワードで検索しているユーザーは商品を買いたいと思っていて、具体的に買いたい商品のイメージを持っています。このようなユーザーに、長文のコンテンツは必要無く、商品の機能やスペックを簡潔に説明した文章があれば十分です。
説明として必要な場合があるとしても、それは、商品がどのような特徴があってどのよう使用シーンに合っているのかを記載すれば良いので、この情報はコンテンツでは無く、コマーシャルです。
具体的に買いたい商品が明確になっているユーザーにそれぞれの機能に対する長文の説明はむしろ邪魔な文章です。ユーザーファーストでサイト運営するのであれば、商品ページには、ユーザーが知りたい情報を簡潔に伝えれば十分です。
観光施設も長文は必要ありません
神社仏閣やお城など、歴史のある建造物の場合は、その歴史背景などの説明は必要でしょう。でも、基本的に観光施設は目や肌で体感するもので、長文は必要ありません。ある観光地へ行きたいと思っているユーザーは、その観光地がどんなに素晴らしい景色なのかが分かれば十分なのです。
神社仏閣やお城などを検索しているユーザーの中には、その建物の歴史背景を知りたいユーザーと、観光地として訪れてみたいと思っているユーザーがいます。歴史背景を知りたいユーザーには長文のコンテンツが必要でしょう。しかし、観光で訪れるユーザーには長文は必要ありません。Googleは神社仏閣やお城などを検索しているユーザーの検索意図が複数あることを分かっており、複数の検索意図に合わせて最適なページを上位に表示します。
そのため、観光目的で検索しているユーザーに対しては、パソコンの画面で、素晴らしい景色を見て、それを自分の目で実際に見て見たいと思える情報があれば十分なのです。
この観光地のページに長文の説明があっても、ユーザーはその情報を求めていないので、文章はほとんど読まれないでしょう。観光目的で情報を探しているユーザーにとっては、画像が多く、簡潔な説明があるページが質の高いコンテンツなのです。
実際に神社仏閣やお城などで検索結果で高い順位のページで長文のページはWikipedia以外はありません。これは、神社仏閣やお城の歴史が知りたいユーザーもいるからです。
このような歴史の長い観光施設の場合は、歴史についての記載が必要な場合がありますが、最近出来た観光施設の場合は、画像や動画をメインにしてテキストは少しで全く問題はありません。
長文が必要なコンテンツは解決したい問題が具体的な場合
長文SEOが成り立つには、ユーザーが解決したい疑問や質問が明確なキーワードの場合、ユーザーは明確な解決策を探しているので、その解決策や疑問に対価る回答を詳細に解説したコンテンツを作成して掲載することはユーザーにとって有効です。ユーザーが欲する内容であれば、詳細に記載した長文が有効でしょう。しかし、ユーザーが欲していない情報を文字の数だけで判断するのはユーザーファーストではありません。ユーザーの疑問に対して適切な情報を掲載することに徹すれば、文字数はどうでも良いことになるはずです。
検索意図を考えずにひたすら長文を掲載しても上位に表示されない
ユーザーが何を解決したいのかを理解して、ユーザーが解決したい問題の回答を掲載することに徹していれば、長文が必要なキーワードか、短文で良いのか、画像や動画が必要なのか判断出来ます。
商品の機能やどんな所なのかを知りたい場合のコンテンツは長文を書いても上位表示の効果はありません。ユーザーの検索意図に対して最適な情報を提供することが良質なコンテンツです。
やみくもに長文のコンテンツがSEOに有利と考えるのは間違いです。
koji shimizu
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